キャリア・トレックに行ってきました

Kです。期末試験・春休みで投稿がおそくなってしまいました。

日本人アプリカントの方の多くは、MBAの二年間で、オン・キャンパスの学習のみならず、オフ・キャンパスの情報収集・ネットワーキングを行いたいと考えているのではないかと思います。他のトップスクールの例にもれず、シカゴでもキャリア・トレックは非常に盛んで、各業界に関心を持つ学生達が企画して、冬休みや春休みの期間に西海岸やニューヨーク、国外ではロンドンや香港といったところに行っています。こういったトレックでは、直接就職活動につながるネットワーク作りに加えて、業界の最前線で働いている先輩からトレンドや仕事内容などを詳しく聞くことが出来るのが良いところです。加えて、同じようなキャリア志向を持っている学生と仲良くなれるチャンスでもあります。

と、いうことで、私は春休みの期間を使って「インフラ・トレック」で上海・香港・シンガポールに行き、インフラ投資関係の企業20数社を回ってきました。現地では、主に途上国を対象とするインフラ投資関連のプレーヤー(投資銀行・ファンド・オペレーター・国際機関)等に会い、中国や東南アジアの経済状況から、各国のPPP事例、各ファンドの投資アプローチなどを学んできました。私自身は前職で関連する仕事をやっていたのですが、こんなビジネスモデルもあるのか、と目からウロコが落ちることが多々ありました。もちろん、フォーマルなミーティングのみならず、夜は夜でカラオケやクラブに行って騒ぎまくり、休日にはマカオやシンガポールを観光してと、まさにwork hard, play hardの10日間でした。

こういったトレックに参加して「やっぱりシカゴだよね」と感じるのは、全て学生が企画して、実現してしまうところ。このトレックも去年から始まったものなのですが、企業へのコンタクトから日程作りまで、学生がイニシアティブを取ります。もちろん、学校側のサポートも万全で、全ての日程に香港に常駐するキャリア・アドバイザーが付いてきてくれて、アルムナイとのイベントをセッティングしてくれたりしたのですが、やはりスタンスは「何でもチャレンジしてください。学校はサポートします」というもの。と、いうことで、今年は二年生がイニシアティブを取ってくれたのですが、来年は南米に行こうと考えており、仲の良い数人と旅行中から企画を練っていました。

若干専門的に偏ってしまいましたが、他にもVC trekやRetail trekなど色々なトレックがあり、しかも年々新たな企画が立ち上がっているので、恐らくは多くの方が自分にあったトレックを見つけることが出来るのではないかと思います。もちろん、フィリピンで学校を作ったりといったよりhands-onな経験をつめるものもあります。