①Joint MBA / MPCS Programの概要

Joint MBA/MPCS programに参加するBooth学生は、MBAの授業に加えて、Computer Science(以下、CS)分野の授業をMPCS(Masters Program in CS)の学生に混じって履修します。

CSプログラムとしては珍しく理系バックグラウンドの有無は不問で、数学とプログラミングに関してはそれぞれimmersionクラスが用意されています。なお、これらの科目はplacement examに合格すれば履修が免除されます。

選考はMBAとMPCSとで別々に行われ、MPCSには年1回5月頃が締め切りなのでBoothのRound1または2で出願しBooth MBAに合格後にMPCSに出願することになります 。MPCSの選考には推薦状3通とエッセイが必要ですが、筆者 (Class of 2023 I)の場合、推薦状に関してはBooth出願に提出した推薦状2通に加えて、別の上司に1通を依頼、エッセイについてはBoothでdual degreeについて書いていたため、ほぼBoothと同じエッセイを使いました。

②カリキュラム

卒業要件は、MBA14単位+ MPCS7単位(+上述のimmersionクラス2単位)=計21or23単位です。Booth MBAの卒業要件は20単位なので、卒業時に修士号を2つ取得できることになります。Class of 2023のDual Degreeの同級生を見る限り、多くはImmersionクラスを2つ履修しています。なので理系バックグラウンドがない場合は、Immersionクラスを履修する前提で考えていた方がよいかもしれません。

MPCSのカリキュラムは、コアクラスと選択科目に分かれています。コアクラスは、プログラミングから1科目、アルゴリズムから1科目、システムから2科目の計4科目。選択科目は3科目履修でき、ビッグデータ、データ分析、機械学習、ハイパフォーマンスコンピューティング、ソフトウェアエンジニアリング、モバイルアプリケーション開発、Web開発、クラウドコンピューティング、ブロックチェーン等のコースが含まれます。

各授業を履修するにあたっての制限は特段なく、MBA、MPCSのどの科目でも履修できますが、prerequisiteの要件が厳しい選択科目を履修したい場合等には (例えばMachine Learning の履修にはFoundations of Computational Data Analysisをpassすることが条件) 入学当初からの計画的なコースプランニングが求められます。

プログラムの内容は変更されることがありますので、最新の情報はこちらをご確認ください。