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各Class の情報を公開しています。
Class of 2022以降の情報については、公開していません。予めご了承ください。
Class of 2022
Class of 2022のプロフィールです。
name | 入学時年齢 | 職歴 | 私費/社費 | TOEFL IELTS |
GMAT GRE |
専攻 | 海外経験 | 合格 ラウンド |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Aさん | 34 | 証券会社 | 社費 | TOEFL 112 | 710 | 工学 | 幼少期米国3年、 英国駐在1年 |
1 |
Bさん | 29 | 戦略コンサル | 社費 | N/A | GRE 318 (換算670) |
経済 | 留学4年(アメリカ大卒) | 2 |
Cさん | 35 | 商社 | 社費 | TOEFL 106 | 720 | 経済 | 旅行・出張程度 | 2 (Waitlist) |
Dさん | 30 | 商社 | 私費 | IELTS 7.5 | GRE 321 (換算690) |
経済 | 長期出張 (米国6ヶ月) |
2 (Waitlist) |
Eさん | 29 | 保険会社 | 社費 | N/A | 710 | 経済 | 旅行・出張程度 | 3 |
Class of 2022 日本人5人
Class of 2021
Class of 2021のプロフィールです。
name | 入学時年齢 | 職歴 | 私費 社費 | TOEFL IELTS |
GMAT GRE |
専攻 | GPA | 海外経験 | 合格 ラウンド |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Aさん | 33 | 保険 | 社費 | TOEFL 104 | GRE326 (換算720) |
法学部 政治学科 |
2.7 | カナダ (幼少期、4年) |
2 (Waitlist) |
Bさん | 34 | 監査法人 (会計士) |
私費 | IELTS 8.0 | 720 | 商学部 | 3.1 | 米国 (勤務、2年) |
1 |
Cさん | 31 | 都市銀行 | 私費 | TOEFL 107 | 740 | 経済 | 3.1 | 英国 (勤務、1年) |
1 |
Dさん | 31 | 監査法人 (会計士) |
私費 | TOEFL 106 IELTS 7.5 |
710 | 法学部 法律学科 |
3.7 | なし (旅行・出張程度) |
2 |
Eさん | 32 | 都市銀行 | 社費 | TOEFL 107 | 710 | 工学系研究科 | 3.4(学部) 3.8(大学院) |
なし (旅行・出張程度) |
2 |
Fさん | 32 | 保険 | 社費 | IELTS 7.5 | 730 | 教育 | 3 | 英国 (小学校、2年 勤務、1年) |
2 |
Gさん | 32 | 証券会社 | 私費 | TOEFL 107 | 720 | 法学部 政治学科 |
2.8 | なし (旅行・出張程度) |
3 |
Hさん | 27 | 政府系金融 | 社費 | TOEFL 113 | 720 | 経済 | 3.5 | 米国 (小学校、5年) |
1 |
Iさん | 30 | 病院勤務 (内科医師) |
私費 | IELTS 7.5 | 710 | 医学 | 3.3 | なし (旅行・出張程度) |
2 |
Jさん | 28 | 投資銀行 | 社費 | TOEFL 107 | GRE323 (換算700) |
経済 | 3.6 | カナダ (大学、7か月) |
2 |
Class of 2021 日本人11人(うち情報提供10人)
合格体験記
Class of 2021 日本人合格者の有志が、「海外MBAドットコム」に合格体験記を寄稿しております。
ぜひ、ご覧ください。
合格体験記:シカゴ大学ブーススクールオブビジネス/ University of Chicago Booth School of Business (2019)
Class of 2020
Class of 2020のプロフィールです。
項目 | Aさん | Bさん | Cさん | Dさん | Eさん | Fさん | Gさん |
---|---|---|---|---|---|---|---|
入学時年齢 | 26歳 | 27歳 | 29歳 | 29歳 | 32歳 | 30歳 | 30歳 |
職歴 | 投資銀行 | 総合商社 | 資産運用会社 | メーカー | 金融機関 | 石油会社 | アドバイザリー |
私費/社費 | 社費 | 社費 | 私費 | 私費 | 社費 | 私費 | 私費 |
TOEFL | 110 | - | 110 | IELTS7.5 | 105 | IELTS7.5 | - |
GMAT | 700 | 730 | 740 | 710 | 730 | 750 | 680 |
専攻 | 工学部 | 歴史学部 | 法学部 | 商学部 | 教育学部 | 工学部 | 経済学部 |
GPA | 3.2 | - | 3.8 | 3.8 | 3.2 | 学部 3.1 大学院 3.8 |
学部 3.5 大学院 3.5 |
海外経験 | 研修、短期留学 | タイ17年、英国3年 | アメリカ1年留学 | 短期留学 | 米国5.5年 | シンガポール3年半 | 米国22年 |
項目 | Hさん | Iさん | Jさん | Kさん | Lさん | Mさん | Nさん |
---|---|---|---|---|---|---|---|
入学時年齢 | 32歳 | 28歳 | 30歳 | 34歳 | 31歳 | 28歳 | 30歳 |
職歴 | 監査法人・証券会社 | 公的機関 | 地方銀行 | 金融機関 | 公的機関 | 総合商社・コンサル | 総合商社 |
私費/社費 | 社費 | 社費 | 社費 | 社費 | 社費 | 社費 | 社費 |
TOEFL | 108 | 109 | IELTS7.5 | 110 | 105 | 106 | 109 |
GMAT | 750 | 710 | 750 | 740 | 740 | 740 | 680 |
専攻 | 学部:工学部 大学院:社会理工学研究科 | 法学部 | 文学部 | 学部:工学部、大学院:情報学研究科 | 法学部 | 法学部 | 経済学部 |
GPA | 学部3.7 大学院3.7 |
3.4 | 3.5 | 学部 3.4、大学院 3.9 |
3.6 | 3.4 | 2.9 |
海外経験 | なし | なし | なし | 米国6年 | なし | アメリカ1年留学 | 海外出張、旅行 |
職務経験
日系投資銀行でM&Aアドバイザリー及び資金調達業務に4年。直近はTMTセクターを担当
Why MBA?
サプライチェーンや企業の戦略、IT関連のビジネスモデルの理解等、コーポレートファイナンス以外の分野を学ぶ機会が社内では得られないと考えたからです。
また海外の顧客含めたクロスボーダー案件を引っ張るリーダーシップは業務の延長線上では中々身につかないと考えたことも大きな要因でした。
Preparation for MBA application
2017年3月:社費派遣決定し、MBA目指すことを決意
2017年4月:TOEFL101点取得して以降は継続して受験はしつつもGMAT・情報収集に注力
2017年7月:GMAT初受験も600点台前半で落ち込む。1stラウンドを諦めないために、エッセイを書き始め、TOEFL・GMAT・エッセイの3重苦へと突入。また仕事も忙しくなり、自身の結婚式も挙げ、キャパシティの限界を迎える。
2017年8月:GMAT700点。目標に届かずまたも落ち込むが、カウンセラーと相談して1st出すために一旦はエッセイに注力することに決める。結果GMATにはその後戻ってこれず…
2017年10月~11月:3校出願し、インタビュートレーニングをひたすら繰り返す。在校生とスカイプインタビューを2校行う。インタビュー後にアメリカの2nd受験校をビジットし、ここでBoothの印象が大きく上がる
2017年12月:1校合格。TOEFLも110点が出て一安心
2018年1月~3月:2ndにて6校出願し、ひたすらインタビュートレーニング
2018年3月:Booth合格
大学院や受験方法についての情報収集
Info sessionやアラムナイ訪問、ビジット等できることは全て行いましたが、在校生と話すのが最新かつ内部の情報が聞けて有効でした。個別に話を聞く際はざっくばらんに聞くのではなく、ある程度調べて仮説を持った上で聞くと有意義です。
キャンパスビジットの実施時期や内容
2017年11月(1stラウンドのインタビュー後)に2ndラウンドで受験する予定の学校を1週間半かけて訪問。授業・Info session・日本人在校生とアポの流れで訪問しました。ここでBoothの印象は大きく上がったので、ぜひシカゴ来て頂くことをおススメします。また、興味があるクラブの学生とのアポや授業以外のイベントへの参加等もできるとより有意義であると思います。
志望校の選択
自らのバックグランドとのフィット(エッセイのストーリーが作れるか)を意識しました。
準備方法、苦労した点、工夫した点など
TOEFL・GMAT対策法は世に溢れ、かつ正解は無い気がしますので、エッセイ・インタビューについて述べさせて頂きます。
エッセイ
まずは自らのコアバリューを考えて、それをどの質問であってもinferさせられることが大事であると思います。また学校が大事にしている理念への理解を示すことも意識しました。
カウンセラーだけでなく、他のアプリカントや妻にも意見を貰い、ブラッシュアップに努めました。
またエッセイでは各校数問の回答しか用意しない一方で、インタビューでは数多くの質問への回答を用意する必要があります。そのため1stラウンドのインタビュートレーニングを行う中であらゆる角度から自分自身を見つめなおすことでき、2ndラウンドでのエッセイのクオリティが飛躍的に上がりました。(1stラウンド出願の大きなメリットです)
インタビュー
インタビューは会話なので、あらゆるシチュエーションの経験が必要であると考え、10月~11月及び1月~3月にあらゆる人とMock Interviewを行い、それを復習することを繰り返しました。結果として、本番で想定していない展開になることがほぼ無くなり、余裕をもって臨むことができました。
正直これまでのプロセスに比べてインタビューは手を抜くアプリカントが多いと思います。それ故に差が出るプロセスだと思いますし、何より自分のことを深く見つめ直して在校生やアラムナイと話すという経験はとてもExciting(受験プロセスで唯一楽しかった!笑)なので、ぜひ軽視せず取り組んで頂くことをおススメします。
進学校の決め手
第一志望であったため迷いなしでした。
失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど
「こういう経歴ではここには受からない、自分の実力ではこんな学校には行けるはずがない」という思い込みを捨てることであると思います。私は一時期自信を無くして目線を下げてしまったことがあったのですが、後悔しました。色々な話を聞く機会があると思いますが、噂に流されずに志望校に向けて建設的な努力をすべきであると思います。
一言メッセージ
在校生やアラムナイ、他の受験生を見て優秀そうだなと不安になることがあるかもしれませんが、実は皆等しく苦労をしています。自信を持って諦めずに取り組むことが最も大切なことではないかと思います。
職務経験
監査法人の金融監査部門(2年)→ 証券会社の財務部門(6年)
Why MBA?
一言でいうと「危機感」です。
FinTech等を受けて金融機関のビジネスモデルの転換が求められる中、自らも環境変化に応じて変化させていかなければならない、また日本の金融機関も変わらなくてはならない、危機感があります。自らが金融の未来を変え、リードする人間になりたいと考え、そのためのステップとしてMBAを志望しました。
Preparation for MBA application
2014年~2015年前半:MBA受験を考える。英語の勉強とTOEFLの対策を開始
2015年5月:TOEFL 105点獲得、GMAT対策開始
2015年8月: GMAT 2度目で750点獲得
2016年末:社費留学の権利を獲得
2017年3月:カウンセラーをEdに決定。TOEFL 108点獲得
2017年4月:キャンパスビジット(Booth含む4校)
2017年9月:Booth(BoothはMBAとComputer Scienceの2通)のEssay提出
2017年12月:Booth (MBA)合格
2018年4月:Booth (Computer Science)の合格通知を受領(面接は無し、書類選考のみ)。同時にJoint degreeの入学が承認される
大学院や受験方法についての情報収集
まずウェブサイト上にある合格者のブログや各校の公式サイト等を見ました。特に受験に際して大学のウェブサイトについては、興味がある学校に関しては隅々まで見て、自分自身と重ね合わせ、意見を醸成することが必要だと思います。
次にAlumniや受験生等ととことん話し尽くしました。個人的な印象ですが、何となく会うだけよりも、上記にあるような下調べを自分が納得いくまでしたうえで疑問点をぶつける、という方が、クリティカルなアドバイスや体験談等を得られやすいと感じます。
最終的には、受験校の事については飲み会等で何時間でも話せるようにする、というのを個人的な目標に上げ、実際にそこまで調べ上げました。
キャンパスビジットの実施時期や内容
私は2017年4月に東海岸2校と中西部2校(含Booth)にビジットしました。これも個人的な意見となりますが、ただ授業を見学する、というよりは、興味のあるイベントを事前に調べて参加して参加者の話を聞いてみる、あるいは現地の学生を捕まえてみて話してみる、といった能動的なアプローチをお勧めいたします。私の場合は、とある学校のFinTechのイベントに参加することで、その後のMBA志望動機の強化に繋がる有用なインプットを多く得られました。
よく「キャンパスビジットは行く必要がありますか」という質問がありますが、私個人の回答としては、「自分なりの課題意識と目的を持って行けば大いに意味がある。なんとなく行くのでは意味はあまりないかもしれない」というものです。
志望校の選択
Chicago BoothのMBA/MPCS Joint degree (MBAとComputer ScienceのJoint degree)が第一志望でした。志望理由は主に以下3点です : ① テクノロジーにDeep diveできる ② Boothの校風・カリキュラム ③ 2年で卒業可能なJoint degreeである
スクール、カウンセラーなどの活用主に江戸義塾を使いましたが、Edでよかったと考えております。彼はClientが多いにもかかわらず、レスポンスが非常に早く、真摯かつ親身なアドバイスをくれます。
準備方法、苦労した点、工夫した点など
スコアメイクにつきましてはWeb上に膨大なデータがありますので、ここでは主にエッセイ・インタビューについて言及します。
Boothのエッセイにおいては、よく言われているように学校とのFitが求められると考えます。Boothの特徴として、ファイナンスの強みやFlexibleなカリキュラムがあり、それらを抑えることは重要ですが、そのような一般的な特徴を並べるだけでは、何千ものアプリケーションの中で目立つことは難しいと考えました。私の場合その代わりとして、Boothの‘人’とのFitを訴えることに努めました。多くのBoothの関係者と会い、自分はこの人々のどのような面に触れ、どのように感じたか、自分はこのコミュニティにどのような貢献ができるのか、という点について、熟考に熟考を重ね、自分なりのエッセイを仕上げました。自分にとっては、Boothのインタビューはその見解を踏まえ、インタビュアーとの会話を楽しむ場にすぎませんでした(むろんInterviewのPresentationの練習は大いに必要ですが)。
進学校の決め手
第一志望でしたので、迷うことはありませんでした。
失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど
英語の対策(含むTOEFL)には本当に苦労したので、早めに自分を追い込み本気で取り組めばよかったと思っています。
一言メッセージ
MBA受験を終えて、数えきれない程の受験生・現役学生・Alumniの方々とお会いしましたが、率直な感想として’みんな本当に良い方‘だと感じます。皆面白いバックグラウンドがあり、フレンドリーで、挑戦する姿勢に対してウエルカムな方ばかりでした。MBA受験で悩んでいる方は、是非周りのMBA関係者と話をし、率直な懸念をぶつけてみる事をお勧めいたします。
皆様の健闘を祈ります!
職務経験
パブリックセクター5年(リサーチ2年、企画3年)。
Why MBA?
① 尊敬する上司がMBAホルダーだった
② 性格的にMBAが向いていた
③ 英語力を伸ばしたかった
④ パブリックセクターの意思決定にも、ビジネスのフレームワークが必要
⑤ 民間セクターのリーダーとのネットワーキング
Preparation for MBA application
2016年12月 社費選考合格
2017年1~3月* TOEFL(*8月まで細々と継続。6月・8月に出願スコア取得)
2017年4~7月 GMAT(7月中旬に出願スコア取得)
2017年8~9月 エッセイ
2017年10~11月 インタビュー
2017年12月 合格
大学院や受験方法についての情報収集
まずは職場の先輩方に話を聞いたほか、AGOSで面談し、受験のイメージを掴みました。
その後はネットでの情報収集(学校のOfficial Site、日本人ブログ、塾やカウンセラーのHP等)を継続的に行い、気になったイベントには出席し、卒業生や在校生にも連絡して情報収集しました。
キャンパスビジットの実施時期や内容
合格後(1~2月)に行いました。在校生とコンタクトを取り、クラスの聴講や在校生・Admissionとのコーヒーチャットをセットしたほか、アパートの下見もしました。
進学校を決めるという明確な目的があったため、周辺環境も含めてチェックするなど、意義あるビジットになったと思います。
実際にビジットしてみて気づくことは多かったため、時間に余裕があれば受験前に(も)ビジットされるのが良いかもしれません。
志望校の選択
ファイナンスを強みとしたいと考えていたほか、経歴上の受かりやすさも考慮し、ファイナンス校と言われている学校を中心に選びました。
Boothは情報収集するまで志望度は高くなかった(というよりよく知らなかった)ものの、カリキュラムの自由度が高いことが魅力的で、在校生や卒業生の方々も優秀ながら親しみやすい方が多く、とても好きになりました。
スクール、カウンセラーなどの活用
TOEFL: Web TOEFL(Listening、Writing)、Official Guide
GMAT: AGOSのビデオ講座(Verbal)、CR bible、マスアカ、Official Guide
カウンセラー: Ed、Vince
エッセイについては、Edとまず過去の経験を洗い出してブレストし、メインストーリーが固まったところで、メールベースで添削のやりとり。最後にVinceから2nd Opinionをもらいました。
また、受験プロセス全般について在校生の方にサポートしていただきました(特にエッセイ添削、インタビュー練習など)。
準備方法、苦労した点、工夫した点など
最も苦労した点:
英語。スコアメイクのしんどさ、エッセイに時間がかかること、インタビューで上手く伝えられないこと…全ての苦労の根源が英語だと思います。
最も工夫した点:
タイムマネジメント。各準備プロセスの所要時間、自分の余暇時間について常にベストとワーストのケースを考えて予定を立てていました。
進学校の決め手
いろいろ考慮しましたが、最後はビジット時の感触で決めました。
在校生・卒業生の皆さん、また学校側からもお誘いいただき、嬉しかったです。
失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど
知っておきたかったこと(失敗談含む)としては以下の通りです。
・ノートパソコン、Wi-Fi環境、プリンタ等の初期投資をしておくと効率的。
・思い通りにいかないこともあるので、期待しすぎず適度に気楽にやるのがよいと思います。
・古い受験情報、学校情報に注意。
― テストやインタビューの形式、エッセイの設問など変わっています(BoothはClass of 2021からエッセイの形式が変わったはずです)。またカリキュラムもよく変わります。
・睡眠は大事。
一言メッセージ
Boothに来てください!
職務経験
日系金融機関(貸出部門3年・投資部門7年)
Why MBA?
10年間同じ組織で勤務してきた中で、組織内の固定観念に縛られてきたような感覚を覚えたため、MBA留学することで、外の世界を体感し、組織体系やその中にいる人達のマインドセットを変革できる人間に成長したいと思った。加えて、年齢的に自分の役割が「自分自身が活躍する(プレーヤー)」ステージから「チームとしての組織力を活かして目的を達成する(マネージャー)」ステージに移行する中、MBAを通じて多様なリーダーシップ経験をすることで、周りの人間をMotivateできる人材になりたいと思った。
留学の目的や活動予定
Agtech(Agriculture+Technology)に興味があり、それに関連した製品を開発・販売するスタートアップを支援するために必要なスキルを身に付けたい。例えば、ファンナンスであればVC投資、マーケッティングやマネジメントの分野でもアントレにフォーカスした授業や課外活動を経験したい。
留学後のビジョン
農業の復興による地域経済の活性化に貢献したい。具体的には、現在所属している組織に戻り、Agtech関連のVC投資に従事したい。近年のIoT技術の発展に伴い、農業分野においても効率化や生産性向上に寄与する様々な製品が開発されている。一方、農業者の多くが高齢ということもあり、新技術の導入に抵抗がある方も少なくない。自分が所属している組織は第一次産業との関係が深いため、組織のリソース(資金力、支店網、農業者とのリレーション)を活用して、Agtech製品の販路拡大などの面でスタートアップ企業をサポートをすることができると考えており、農業ビジネスの進化や農業者の所得向上に大きなインパクトを及ぼしたい。
Preparation for MBA application
2016年7月 ~2016年12月 TOEFL対策
2016年10月~2017年 5月 GMAT対策
2017年 5月~2017年 9月 エッセイ対策
2017年 9月~2017年11月 インタビュー対策
2017年12月 合格
大学院や受験方法についての情報収集
2017年の春頃から出願する可能性のある学校のメーリングリストやTwitterなどに登録し、情報収集を開始。アドミが来日する各校の公式なInfo sessionや卒業生や予備校などが開催する説明会に可能な限り出席し、Why MBA、Why ○○ Schoolなどのエッセイに盛り込めそうなネタを探した。2017年10月初旬に9日間のキャンパスビジットを実施し、Booth含む5校を訪問。授業や現地生活のイメージを掴むのに非常に有意義だった。
キャンパスビジットの実施時期や内容
2017年10月上旬にBooth含む5校を訪問。理想的には1st Round出願前の4月頃までにビジットして、その内容をエッセイに盛り込みたかったが、スコアメイクの最中だったため、出願後・インタビュー実施前の時期を狙って訪問。各校のインタビューではビジットを通じて志望度が高まったという話を差し込むことができたので、この時期に行く意味は十分にあった。現地で日本人在校生とコーヒーチャットをすることも有意義だったし、学校が用意している公式ビジットプログラムに参加することで、授業の様子や日本人以外の在校生とも交流できたことで、学校の雰囲気を理解する貴重な機会になった。
志望校の選択
社費での留学を決めていた中、社内の制度で2年制プログラムにアプライできる学校は米国のトップ10に限定されていたため、そのクライテリアからランキング上位校を優先して網羅的に受験した。
カウンセラーの選択・活用
エッセイのメインカウンセラーとして、VinceかEdのどちらにしようか相当悩んだ。Edは温厚な人柄やクライアントを選別しない事から、多くのクライアントを抱えており、情報量の豊富さが魅力的だったが、繁忙期にEdの時間が柔軟に取れるかに不安を感じた。一方、VinceはAGOSのカウンセリングチームを管理する立場にあり、本人がエッセイのカウンセリングをするのは毎年数人程度だったため、自分のエッセイに深くコミットしてもらえるという期待からVinceにお願いした。ただし、EdにはセミナーやMock Interviewなどを通じて大変お世話になり、自分にとっては二人とも合格に必要不可欠なカウンセラーだった。
Vinceとは週1回のカウンセリングでエッセイを進めていったが、毎回、膨大な宿題が課せられたため、大変ではあったが、ペースを掴むには良かった。スコアメイクが終わった状況でエッセイに取り組んでいたため、何とか宿題をこなすことができたが、スコアメイク中にVinceの指導を受けるのは相当厳しいと感じた。
準備方法、苦労した点、工夫した点など
TOEFL・IELTS
TOEFLを4回受験。初回(2016年9月)は95点(R:27 / L:25 / S:22 / W:21)からスタートし、4回目(2016年12月)で110点(R:30 / L:30 / S:24 / W:26)となり、目標スコアに到達して終了。準備方法は以下のとおり。
【全体】 最初は試験の全体像を把握するため、市販の対策本(旺文社の大戦略シリーズなど)やオフィシャルガイドで自己学習した。ReadingとListeningで安定して28点以上がとれるようになるまでは、それらの単元を中心に学習時間を配布。ReadingとListeningが安定得点源になってきてからは、Web上の学習サービスなどを利用(後述)して、SpeakingやWritingを中心に学習。
【Reading】 オフィシャルガイド(青本、赤本)の計8回分の模試を各2回解くことで問題形式に慣れつつ、「TOEFLテスト英単語3800」のRank1~3を繰り返して覚え、語彙力を身に付けた。加えて、「改訂新版 TOEFL TEST 必須英単語5600」に記載されている様々なトピックの文章を読み返して内容を理解し、背景知識などをwikipediaで補強。環境問題、米国公民権運動、生物学など、実際の試験にも頻出するテーマについては、基礎知識を身に付けることが速読力の向上に寄与した。
【Listening】 通勤時間にPodcastでWall Street Journalなどを聞きし、本番試験よりも速い英語に耳を慣らすようにした。加えて、Shadowing(聞いた内容をその場で復唱する)することで、Speaking力の底上げも図った。試験本番では集中力を高めるため、聞いた内容を書き起こすようにした。
【Speaking】 最もスコアアップに苦慮した単元であり、23~24点を安定してとれるように取り組んだ。オフィシャルガイドや旺文社の参考書で質問形式に慣れたあとは、「My Tutor」というオンライン英会話サービスで練習。TOEFL対策コースがあり、講師によっては細かいフィードバックがもらえるため、スコアアップに有効だった。
【Writing】 Integratedは参考書やネット上にあったテンプレートを活用して問題集を解く練習を積んだことでスコアが安定。一方、Independentは伸び悩んだため、「Web TOEFL」の「Independent 4DAY」コースを受講し、ネタ出しの方法や表現方法のバラエティを広げた。
GMAT・GRE
GMATを4回受験。初回(2017年2月)は680点(Q:51 / V:29 / AWA:4.0 / IR:5)からスタートし、4回目(2017年5月)で740点(Q:51 / V:39 / AWA:5.0 / IR:7)で目標スコアに到達して終了。準備方法は以下のとおり。
【全体】 TOEFLの勉強は英語力の向上につながる一方、GMAT対策は他の受験プロセスにほぼ貢献しないため、可能な限り短期集中で終わらすべき。私の場合、4ヶ月の準備期間と2ヶ月の受験期間で終了。GMATは1年間で5回受験できるが、当日の体調や運の要素もあるため、可能であれば2ヶ月間で全5回を受験して弾を打ち尽くすべき。試験対策への時間配布はV 80%、Q 25%、IR・AWA 5%というイメージ。TOEFLでは予備校をほぼ使っていなかったが、GMATは時間短縮のため、AGOS、濱口塾、Y.E.Sを活用。少なくても週に1回はPrepを全科目通して解くことで、長時間の実試験に体を慣らし、試験中の時間管理の訓練を積んだ。
【Verbal】最初はAGOSの対策講座を受講して、試験の全体像を理解。基本的な知識を修得するにはよくまとまった講座ではあったが、解法がテクニック重視という印象。解法のレパートリーを増やすため、問題量が多く、テクニックと正攻法とのバランスが良いと噂のあった濱口塾の教材をオンラインで使える「GMAT MBA JP」というサービスを活用。4ヶ月程度の準備期間ののち、初回の受験に臨んだが不満足な結果(Vは29点)。Enhance Score Reportを取り寄せた結果、SCが芳しくなかったため、Y.E.Sの文法コースとSCコースを受講。文法知識を一から積み直したことで、それまでテクニックのみで解いていた問題や何となく正解していた問題が多かったことを実感。Y.E.S受講後に受けた2回目試験でVは38点に改善。成長のコツは不正解の選択肢が何故不正解なのかをロジカルに人に説明できるように訓練すること。人に説明できない場合は理解が不十分だと認識し、解説を読んだり、自己分析したり、講師に聞いたりすることで、積み残しがないようにした。
【Quant】 理系だったこともあり、満点をとるのに比較的苦労はしなかった。最初はマスアカで問題形式に慣れ、オフィシャルガイドの中で難易度の高い問題を解き、間違った問題は時間をおいて何度も解き直した。Prepでも不正解だった問題はスクリーンショットを取り、何回も解くことで全問正解を目指した。
エッセイ
幼少期から今に至るまでの間、高校、大学、就職、部署異動、結婚といった人生の節目において、何故そのように決断したかを振り返りつつ、それらの決断と自分が将来やりたいこととの一貫性を探し、自分のコアとなる価値観を模索。このエッセイが他校のPersonalエッセイの土台となったことから、時間をかけるだけの価値はあった。
「Why MBA?」や「Why ○○ School?」については、『今の自分』 + 『MBA』 = 『Long / Short term goalの達成』という図式が他人からも理解できるように書いた。また、他のエッセイ課題やアプリケーションフォームで聞かれていない場合、どのようにプログラムに貢献(Contribution)するかもアピールした。
エッセイ執筆を進める際、Vinceに口酸っぱく言われたのが、書き直すときは既存のエッセイを部分修正するのではなく、白紙から書き直すということ。相当時間のかかるプロセスではあるが、白紙から書き直すことで、全く新しいアイデアや文章構成がひらめき、同じエッセイ課題でも最初と最後ではメッセージの伝わりやすさが全く異った。また、類似したエッセイ課題であっても、他校のエッセイを使いまわすなとも言われた。その学校を意識しながらゼロから執筆することで、問われている設問に正確に答えることができると実感した。
推薦状
各校で時期はまちまちだが、推薦状の設問は6月~7月頃に発表される。出願する可能性のある学校の設問をエクセル等の一覧表にまとめることで、どのような内容を書く必要があるかを推薦者が包括的に理解できるようにし、後になって新しい設問の回答を用意してもらうことがないようにした。多くの学校は共通した設問(①出願者の強み、②建設的フィードバック)について問われるが、独自の質問を設定している学校もあるので注意が必要。
また、状況によっては推薦者同士で書く内容が重複しすぎる可能性があるため、事前の交通整理が必要。私の場合、現在の職場での在籍が長かったため、同部署の上席二人に推薦状をお願いしたため、推薦者の二人に書いてもらうアピールポイントやエピソードなどが丸被りしないよう、事前ミーティングで交通整理をした。
インタビュー
インタビューで聞かれる内容はエッセイ課題やアプリケーションフォームで聞かれる内容とかぶるため、出願書類の作成でネタ出しした内容を整理することから開始。典型的なインタビュー問題に対して、大きめのフラッシュカードで回答のポイントのみを書き出した。回答を全文丸暗記すると本番で不自然に聞こえてしまうため、ポイントのみを暗記し、細部の表現は毎回変えるように試みた。また、自分で練習するときは、鏡の前で行うことで、表情や姿勢なども確認した。
自主錬である程度仕上がってきたらMock Interviewで何度も練習することが必要。その際、エッセイを見てもらったカウンセラーだけではなく、別のカウンセラーや他の留学候補生との練習も有効。エッセイカウンセラーの場合、自分のネタやバックグラウンドをある程度知っているため、自分の受け答えが少し不鮮明でも内容を理解してもらえるが、初対面となる本番の面接官では、それが通用しないリスクがある。加えて、他の留学候補生と練習することで、他の受験生がどのような回答をしているのかを参考にすることができ、自分の回答のブラッシュアップにもつながった。
インタビューでは会話のキャッチボールが成立するように、回答内容は短い方が良いと思う(最大で2分程度)。その回答の中では、ディテールを削ぎ落とし、必ず伝えないといけないコアな情報にフォーカスしておく。そして、相手がフォローアップクエスチョンをしてきたら、ディテールを話せるように準備しておくことで、会話形式で自然と回答することができる。
MBA受験にかかった費用
約250万円(キャンパスビジット含む)
進学校の決め手
キャンパスビジットが大きな決め手だった。ビジット前、Chicago Boothは第3~4志望の位置付けだったが、授業の雰囲気や在校生の親切さなどから好感度が大きく上昇し、合格をもらったと同時に進学を決めた。ビジット中に多くの在校生がPay it forwardの精神を大事にしていることが印象的だった。また、多くの在校生が居住するシカゴのDown Townを散策した際、治安が良さそうな雰囲気を感じ、娯楽施設も充実していることから家族帯同にも良い環境だと実感した。Chicago BoothはLEADというコア科目一つを除いて残りはすべて選択科目になるが、どの学期で何コマ受講するかを自由に調整できる。自分の興味のある分野にフォーカスすることができることに加え、子育ての状況や家族のケアにも臨機応変に対応できることを魅力的に感じた。
失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど
エッセイ対策に想定していた以上に時間がかかった。また、エッセイ以外にもアプリケーションフォームで埋めないといけない項目が多数あるため、1校あたり1ヶ月程度の時間が必要になった。エッセイ課題は毎年変わる学校もあるが、大体どのような内容が問われるかを受験開始当時に調べておき、スコアメイクの合間にネタ出しを初めておくべきだったと思った。
一言メッセージ
受験プロセスは苦難に満ちた毎日でした。しかし、その壁を家族、職場の同僚、留学仲間といった多くの方々のサポートを受けながら乗り越えたことで、自分がいかに周囲の人達に助けてもらって生きているかを改めて実感できました。受験が終わった後は、MBA留学の先にある可能性の広さを日々実感しており、チャレンジをして本当に良かったと思いました。
職務経験
新卒で総合商社に入社し管理部門で2年、コンサルティング会社に転職して3年(うち、2年はハンズオン型の戦略コンサルティング、1年は自己資本投資先の事業再生)
Why MBA?
大学生のころから漠然と大学院には留学するんだろうなと思っていました。新卒で入社した会社や転職先にMBA関係者がたくさんおり、自身のキャリア的にもMBAが一番しっくりくると感じました。直接のきっかけは、大学・社会人の同級生や友人がたくさんMBA留学を始め、自分もそういう年頃になったなと思い、2017年の3月頃に急にMBA留学を決意しました
Preparation for MBA application
2017年3月に受験を決意し、5月までTOEFL(合計3回受験)、6月から8月までGMAT(合計2回受験)、8月~9月で1st Roundの2校のEssay作成、10月にキャンパスビジット、並行して12月まで2nd Roundの8校のEssay作成、2018年1月~2月に各種インタビュー、3月に合否の連絡
大学院や受験方法についての情報収集
友人や知人に、各校で留学中の人や卒業生が結構いたので、彼らから話を伺うのが一番の情報収集でした。他に、説明会にも出ましたし、キャンパスビジットもしました
キャンパスビジットの実施時期や内容
10月初旬に、米国の各校を1週間で回り、その中でBoothにもビジットしました。友人の在校生をつたってコンタクトし、キャンパス・授業を見学したり、在校生と質疑応答したり、飲み会をしたりしました
志望校の選択
情報収集やキャンパスビジットで自分がそこにいるしっくり感を少しでも感じたところを選択しました
スクール、カウンセラーなどの活用
TOEFL/GMATに関しては、スクールには通っておらず、GMATのAGOSのビデオ講座を含み、自習です。
カウンセラーは過去の受講者からの評判で江戸義塾のEdに決めました。友人・知人で仲の良いほとんどの人がEdの名前を挙げたので、ここしかないだろうと思い、Edしかコンタクトしていません。Edのカウンセリングは徹底的に自分の中にあるストーリーを紡ぎだすスタイルで、自分でちゃんと考える必要がありますが、深い思考・洞察と、的確なアドバイス、メールでの素早いレスポンス、各種の情報提供に助かりました。特にエッセーの準備期間は毎週出張続きで東京にいないことが多く、メールでのやり取りがスムーズだったのが嬉しかったです
準備方法、苦労した点、工夫した点など
結局のところ、自分のこれまでの人生を振り返って、思いを素直にぶつける必要があると思います。私の場合は、ざっくりいうとコンサルティングですが、会社も業務内容もキャリアも結構差別化されているので、刺し違えてでも刺しに行く気の内容でエッセーを書いたつもりです(刺さらなかったところもありますが)
進学校の決め手
合格校のうち、Boothが情報収集やキャンパスビジットで自分がそこにいるしっくり感を一番感じたため、Boothに決めました。もう少し分析的に書くと、
カリキュラムの自由度が高く、やりたいことを追求できると思ったから
都会暮らし、シカゴでしかアクセスできない実ビジネスのリソースへが使えるから
学術的なレベルの高さと、自分の関心分野とのマッチ
失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど
受験プロセスは大きく、①テストを受けるフェーズと、②思いをまとめるフェーズ、に分かれると思いますが、①の辛さは時間の捻出や要領、②の辛さは筆が進まない・悶々とする、というところと思います。両方の辛さを長期間マラソンのようにこなすことは振り返ると成長にも繋がったと思っています
一言メッセージ
実際にBoothに来てみて、思う存分に自分をストレッチできる相当に恵まれた環境にいると感じます。是非受験をおすすめしますし、直接お話ししたい方は是非何かしかの形でコンタクト頂ければ嬉しいです
Class of 2019
Class of 2019のプロフィールです。
項目 | A | B | C | D | E | F | G | H |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
年齢 | 28歳 (入学当時) | 29歳 (入学当時) | 30歳 (入学当時) | 34歳 (入学当時) | 27歳 (入学当時) | 30歳 (入学当時) | 31歳 (入学当時) | 28歳 (入学当時) |
職歴 | 投資銀行 | コンサル/Tech事業会社 | 商社 | 投資銀行 | コンサル | 銀行 | メーカー | 官公庁 |
私費/社費留学 | 私費 | 私費 | 私費 | 私費 | 社費 | 社費 | 社費 | 社費 |
TOEFL | 108 | 115 | 113 | 107 | 107 | 113 | 107 | 105 |
GMAT | 730 | 730 | 710 | 690 | 710 | 750 | 730 | 690 |
専攻 | 経済学部 | 経済学部 | 教養学部 | 理工学研究科 | 工学系研究科 | 経済学部 | 総合人間学部 | 経済学部 |
GPA | 3.2 | 3.0 | 3.6 | 3.0(学部) / 3.9 (大学院) | 3.1 | 2.8 | 3.6 | 3.5 |
海外経験 | 会社研修、旅行程度 | アメリカ12年 | NZ留学9ヶ月 | アメリカ勤務(6ヶ月)、オーストラリア留学(1.5ヶ月) | 海外 幼少期一年 | 英国(幼少期3年)、米国勤務(5年) | 旅行程度 | フランス(6ヶ月) |
Bさん
大学院や受験方法についての情報収集
インターネットでのリサーチ、学校主催イベント参加、Campus visit。
キャンパスビジットの実施時期や内容
2015年8月、2016年10月に行きました。前者は授業期間外だったため、あまり意味がなかった。。。
志望校の選択
US top 10
スクール、カウンセラーなどの活用
Ed Lee, Adam Markusを活用。過去実績・アドバイスの的確さ・及び信頼を理由に決定。2人のアドバイスがなければ結果は得られなかったと思います。
準備方法、苦労した点、工夫した点など
TOEFL・IELTS
TPOを数回回しました。
GMAT・GRE
OGをひたすら回し、何故回答が間違っているのか、を言えるぐらいまで勉強しました。
エッセー
Substance(logic, clarity)寄りの文章で、style(Vivid, descriptive writing)に慣れるのに苦労した。コンサルバックグラウンドのため、substance寄りの文章が好きですが、essayはstyleも求められます。
推薦状
事前に頼むことが大事です。
インタビュー
友人と練習しました。Essay執筆と模擬面接は同時並行で行うと効果的だと思います。
MBA受験にかかった費用
100万+
自己PR内容
大学時代の課外活動。
進学校の決め手
自分のキャリアゴールを達成するための機会が数多くある上、Cultural fitを感じた(flexibilityとpay-it-forward cultureが両方備わってるのは非常に魅力的でした)。
失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど
受験は1人で乗り越えるのは相当大変です。友人・受験仲間・家族のサポートも意外と大事です。また、受験では今の自分ではなく、これまでの経験と、今の自分の両方が試されます。受験が始まる前に合否に関わる要素の大半が決まっていると思いました(これまでの課外活動、GPA、留学前に勤めていた企業)。
一言メッセージ
受験は自分にとって不公平な要素があるということを受け入れた上で、自分のadvantageが何か、を考えるのが良いと思います。
人によって意見が分かれると思いますが、個人的には、合格は純粋な実力で決まるわけではなく、政治的な要素も絡んでいると感じました(社費、親、トップファーム出身者、性別、ナショナリティ、etc.)。
自分がコントロールできない色々な要素が合否に関わっている中、自分の優位性はどこにあるか、を考えるのが良いと思います。私の場合、自分の強み(徹底的に情報収集を行う、諦めず愚直に頑張る)と、課外活動を他の受験生より行ってたと思うので、それらを上手くアピールし、なんとか無事合格できました。
また、H/S/Wを目指す方は、こちらのサイトを参考にするのが良いと思います。
http://www.mbaapply.com/advice2.htm#hsw
Dさん
職務経験
米系投資銀行テクノロジー部門(3年)→米系投資銀行投資銀行本部(6年)
Why MBA?
複数の理由がありますが、本サイトをご覧になっている方にとって参考になる1つの理由として、「自分は人生において何をしたいのか?」という究極の問いに対して真摯に向き合いたかったという点が挙げられます。実際、MBAのアプリケーション・プロセス自体、自分の人生やキャリアについて再考する極めて重要な機会を提供してくれましたし、MBA留学中は自分が現時点で到達した回答仮説の検証を行い、軌道修正が必要であれば臨機応変に方向転換出来る時間・機会を確保したいと考えております。40代まで走り続けて「私の人生はこれで良かったのか?」と迷うことのないように、30代前半にこのプロセスを経る事が極めて重要だと考えておりました。
Preparation for MBA application
2015年年初 本格的にTOEFLの勉強を開始
2015年5月 TOEFL107点を獲得
2015年6月 GMATの勉強を開始
2015年9月 GMAT 650点(初受験)。意外と行けそうだと勘違いする
2015年9月 東海岸、シカゴをキャンパス・ビジット
2015年10月 2015年年末の出願を見送る
2016年8月 GMAT 690点獲得。エッセイの準備を開始
2016年9月 エッセイ開始(Interface)
2016年9月 西海岸、欧州をキャンパス・ビジット
2017年1月 Round2で全校出願、インタビュー練習開始(Interface、江戸義塾)
2017年2月 インタビュー
2017年3月 複数校より合格通知
大学院や受験方法についての情報収集
現役学生、アルムナイにとにかく会いました。全部で200人超会いました。学校の事に留まらず、今後のキャリアプランや人生プランまで、色んな方の人生計画をお聞きする事が出来、極めて有意義な経験でした。受験生という立場を利用すればどの学校の先輩にもコンタクト出来、且つ殆どの方が1対1での食事やコーヒーチャットも快諾してくれました。ここで知り合った方は、既に受験生・アルムナイ/在校生の関係を超越し、今では普通に飲みに行く友人になっています。これだけ優秀、且つ未来が楽しみが方々とネットワーキング出来、生の情報を収集出来る機会を活用しない理由はないと思います。説明会等のイベントに出席されていたアルムナイや在校生に後日個別連絡を実施し、お会いさせて頂いていました。また元同僚や友人でMBA留学経験者には別途個別に連絡をとりました。
キャンパスビジットの実施時期や内容
私は受験校は全校ビジットしているので、単純比較は出来ませんが、特にインタビューの段階で学校側はアプリカントのコミットメントを精査している印象を受けました(イールドを上げたいが故、合格を出しても来ないアプリカントに対しては簡単に合格を出さない)。当然インタビューでは「貴校が第1志望です!」と訴求する事になると思いますが、「何でビジットしなかったんですか?」と問われた際に、第1志望でどうしても行きたい学校に事前ビジットしない合理的な説明が見当たらないので、絶対に実施すべきだと思います。
志望校の選択
勤務先の上司より、トップ校でないとキャリアダウンになるとアドバイスされ、基本的には米国トップ校(M7)+欧州トップ2(LBSとINSEAD)の中からキャンパスビジットやアルムナイ・在校生との対話を通じて順位付けを実施しました。
スクール、カウンセラーなどの活用
スクールはYES,・E4TG・AGOS、カウンセラーはInterface・江戸義塾(インタビュー)を活用しました。
準備方法、苦労した点、工夫した点など
TOEFL・IELTS
Reading:
①英単語をとにかく暗記、②英文法の完全マスターの2つがReadingスコアアップの肝だと思います。後々気付いたのですが、リーディングで文意が捉えられない場合は、①意味が分からない単語が存在する、②文法構造が不明、の何れかのパターンが多く、GMAT用の文法レッスンをTOEFL勉強の段階から受講する等の対策が有意ではないかと感じました。具体的には①は旺文社3800のLevel4まで全て暗記し、知らない単語に遭遇した場合は仕事であろうと読書中であろうと自作単語帳に加えました。②は御徒町にあるYES吉井先生の英文法コースが超絶お薦めです。上記①、②のレベルが上がると自然と読むスピードも上がります。
Listening:
当初はガムシャラに量を聞いていたのですが、YES吉井先生のリスニングコースに行って価値観を一変させられました。ここで「大人のリスニングとは何か?」を徹底的に教えてもらえます。実力が乏しい段階で量を聞くのではなく、しっかりとした基礎を確立した上で量を聞く方が効用が高いと感じました。量の演習にはOGとTPOを使用しました。
Writing:
一旦テンプレートを暗記した上で、様々な問題パターンを演習するのが良いかと思います。私はJohn&JackというWeb通信添削サービスを利用しており、このテンプレートをベースにしておりました。Readingで言及した②の文法を一通り終えてからの方が効果は高いです。
Speaking:
出題される6種類の問題の形式を理解しつつ、Independent用の自分の回答ストーリーを8ストーリー程度用意し、演習を繰り返す事がスコアアップの近道かと思います。E4TGは総合的にサポートしてくれますのでお勧めです。
全体:
自然科学等、普段馴染みの薄い分野からの出題が多く、専門用語の暗記に加えて分野の基礎知識の習得が有用かと思います。あとはテストセンター毎に受験環境が全く異なるので、お茶の水や田町等、自分が受験し易い環境を選択すべきと感じました。
GMAT・GRE
全体:
正直ブラックボックスです。Official Guide(OG)と本番の問題は全く違うし、試験直前に受けたExam Packの点数と本番の点数の相関係数は極めて低いという印象です。従って、基礎勉強を終えた上で、複数回受験し、運良くスコアが出るのを待つというのがベストな方法かと思います。但し、Mathについては勉強した分点数が伸びるので本質的な学力向上を目指すという正攻法が効果的だと思います。私は仕事の関係上2015年9月からダラダラと2016年8月まで勉強してしまったので、文法ルール等暗記項目が相当程度存在する点に鑑みると、纏まった時間が取れるのであれば短期決戦に持ち込んだ方が望ましいかと思います。但し、最も重要なのは精神的タフネスかと思っています。何度受験しても700点に行かないとあたかも「自分はバカなんじゃないか?」と戦意喪失の誘惑に駆られますが、そもそもGMATは本質的な頭の良さを反映しているとは考え難いです。学歴も職歴も素晴らしく本当に優秀と思える人が650点だったり、正直あまり優秀とは思えない人が730点取ったりしています。従って、最後まで諦めずに受け続けるという事が肝要かと思います。
Verbal:
私はOGとExam Packをベースとしながら、SC、CRについては予備校の教材を適宜利用して補強しました。特にSCは正解の理由が不明解であるケースも存在し、予備校やOGの説明も必ずしも腹落ちするとも限りません。従って、自分なりのロジックを立てる事も肝要だと思います。私はYESの文法と解放パターンの復習を何度も繰り返しました。吉井先生から頂いたプリントも全て暗記し、ノートも何度も復習しました。CRはロジックのパターンを記憶し、どのパターンに該当するかを早急に判別し回答する演習を心掛けました。RCはTOEFLよりも難易度レベルが高いという印象を受け、英単語のブラッシュアップを行いました。SCとCRは1問あたりの制限時間を決めた上で時間内に回答する演習を行いました。
Math:
基本的にマスアカ(通販教材)とOGのみの対策でしたが、理系バックグラウンドなのでそんなに苦労しませんでした。どちらかというと質問の文意を取り違えない様に数学関連の英語表現に慣れる事が重要かと思います。これはマスアカでカバーされております。
エッセー
基本原則でありますが、可能な限り一般論ではなく学校スペシフィックな内容を訴求するよう心掛けました。
推薦状
会社の上司2人(1人はシニア、1人は中堅)に頼みましたが、非常にサポーティブで本当に感謝しております。当然、協力頂いた分、留学直前までしっかりと働き、ベストな形で引き継ぎを行う良い関係が築けました。
インタビュー
練習が全てだと思いました。また、インタビューワーの職業、バックグラウンド等に依って質問の内容、深度、切り口が全く異なる為、インタビューワーの特徴を事前に可能な限り調査し(例:江戸義塾で情報収集、LinkedInでプロフィール確認等)、想定される質問内容に対して回答出来るような準備を実施しました。また、想定外の質問が来た際にしっかりと対応出来るExpect unexpectedの精神は常に心掛けました。
自己PR内容
他のアプリカントと明らかに違う点を強調しました(例:7大陸最高峰チャレンジ中であり既に3峰を登頂している点、大学時代にレコード会社を設立した点、震災後にNPOを設立した点、アルムナイや在校生に相当数会った点等)。また、これらの経験をしっかりの自分のキャリア・ストーリーや大学とのフィットにリンクさせて訴求する事を心掛けました(単純に、こんなことをやった凄いだろう?では訴求力は限定的かと思料します)。逆に職業が米系投資銀行でM&A、ファイナンスというありふれたバックグラウンドだったので、これはあまり強調しませんでした。
進学校の決め手
ブランド力、ランキング、プログラムの内容、会った在校生/アルムナイの印象を総合し決定しました。
失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど
最も厳しかったのは投資銀行業務という職種上、勉強や出願準備に充当可能な時間が極めて限定的であり、先の予定が立て難いという点でした。通常午前3-4時まで勤務し、翌朝9時には出社するライフスタイルの中で、帰宅後、朝6時頃までTOEFLやGMATを勉強していました(座っていると寝るので立って勉強してました)。週末も仕事のない隙間を縫って受験準備に費やした為、友人とのソーシャルイベントや社内イベント(ゴルフ等)は相当程度制限していました。もし投資銀行業務とMBA出願準備の両立を検討されている方がいるのであれば、海外大学卒業でTOEFLが免除、学部生時代にGMATを取得済み等でない限り、相当な覚悟が必要です。外資系投資銀行には、一旦別の職種や部署に異動の上で出願準備をされる方も結構います。他方で、この極めて厳しい両立を成し遂げたという点は、どんな厳しい状況下においても結果を出すという点より、本当に自信に繋がりました。
一言メッセージ
MBAのアプリケーション・プロセス自体、自分の人生やキャリアについて再考する極めて重要な機会を提供してくれます。エッセイやインタビューのカウンセリング過程において、私は何度も何度も「自分は人生において何をしたいのか?」という究極の問いに対して真摯に向き合いました。30代前半にこのプロセスを経る事が出来、心から良かったと感じております。
また、MBAを通じて(国内での)ネットワークを広げたいと思われる方がいらっしゃると思いますが、実は究極の国内MBAネットワークはアプリケーション・プロセスの段階にあると言えます。誰もがTOEFL、GMATで苦しみ、答えのないEssayやInterviewで憂鬱な気分になり、明確な根拠なしに学校からRejectionを受け取るという、共通の経験をする中で、合格した暁には皆が同じ釜の飯を食った戦友となります。其々進学先は異なれど、ここで培った絆は強固であり、この先一生繋がっていくものであると確信しました。また、私は全校ビジットし、多数のアルムナイや在校生に会い、受験段階で相当程度個人的なリレーションを築いてきました。この繋がりも一生のものであると確信しており、数十年後これらの戦友や先駆者達が各界での頂点に上り詰めた時、とてつもなく面白い世界が訪れるのではないかとワクワクしてやみません。従いまして、受験段階から様々な人に会い、様々な価値観やキャリア・プランを聞くことを推奨します。
Gさん
職務経験
素材メーカーで8年(経理→人事→企画→営業)
Why MBA?
キャリア形成上、どこかで体系的に経営知識(特にMarketing)を学びたいと思っており、また海外での生活経験もしたいと思っていた為。
留学の目的や活動予定
派遣元企業を本当の意味で世界企業にする為に経営知識(特にMarketing)を学びたいと思っている。また、シカゴという立地を利用し米系メーカーとのネットワーキングをしたいと思っている。
留学後のビジョン
派遣元企業に戻り、日本国外での事業展開や戦略立案に携わりたいと思っている。
Preparation for MBA application
2016年2月 派遣元企業で留学候補生に選出される
2016年3月 AGOS通学開始
2016年4月 TOEFL初受験(86点)
2016年5月 第一子が産まれ、1ヶ月間全ての勉強がストップするが、TOEFLだけは受け続ける
2016年9月 TOEFL8回目で107点を獲得し、対策終了。GMAT初受験(610点)&エッセイ着手
2016年11月 GMAT3回目で730点を獲得し、対策終了
2016年11月~2017年1月 時期を分散しながら9校出願
2017年1月 キャンパスビジット(Boothを含むUS5校)
2017年1月~2月 インタビュー実施
2017年3月 全校の合否結果が揃い、Boothに進学決定
大学院や受験方法についての情報収集
学校説明会を使って概要を学びつつ、分からない点は各学校の日本人サイトから在校生の方にメールで質問した。特に志望度の高い学校については、個別にOB/OGの方と面談したりキャンパスビジットで在校生の方とCoffee Chatをしたりして、自身の持つイメージを検証し、フィット感を確認するようにした。
キャンパスビジットの実施時期や内容
2017年1月にキャンパスビジット(Boothを含むUS5校)を実施。出願後だった為、面接に向けてのネタ作りや学校調査の検証に用いた。ほぼ全ての学校において日本人在校生に事前コンタクトし、Coffee Chatの時間を設けてもらうようにした。選考における効果は不明だが、面接でビジットした時の印象や意見を話すことは熱意を伝えることにもなり、話としても盛り上がるので良いと感じた。
志望校の選択
US Top20を念頭に、カリキュラム・地域・フィット感を検証しながら選択。社費派遣であり最低1校は合格する必要がある為、現実的な合格可能性も加味して決定した。また、幼児を抱えての渡米となる為、家族にとっての住環境も気にするようにした。
スクール、カウンセラーなどの活用
スクール、カウンセラーともにAGOSのみ。AGOSは派遣元企業からの指定。特にFayeにはお世話になった。自分のバックグラウンドから強みを引き出し推敲する作業に寄り添ってくれ、感謝している。
準備方法、苦労した点、工夫した点など
TOEFL・IELTS
目標を105点以上と設定し、計8回受験。
<Reading>
最初の段階から25点を取れていた為、①語彙の習得、②問題の型に慣れる、③タイムマネージメント、を意識して高得点圏を維持できるよう注力した。基本的にはAGOSの授業と単語帳のみ。
<Listening>
最も苦労し、且つ得点が安定しなかった科目。自分の場合は25点の壁をブレイクするのは本当に苦労した。有効だと思った勉強法は2倍速で練習すること。本番より速い速度で聞くことに慣れるとだいぶ余裕が出てくる(というか、インタビューや渡米後はこれくらいの速度についていけないと太刀打ちできない、と割り切って練習したほうが良いと思う)。また、メモ取りについては、自分はメモをたくさん取っているが、回答時に全く見ていないことにある時気づき、一切メモを取らないスタイルに変えた(その回でL29をマーク)。個々人のスタイルがあると思うので色々な方法を試すと良いと思う。
<Speaking>
予備校の他、Skypeでの英会話レッスンを活用(1~2回/週くらい)。①ボイスレコーダーでの録音、②テンプレート習熟、③TPOでの練習、の順に進めた。お勧めは①。とんでもなく声が平坦だったり、Filler Words(え~、あ~等)が多かったりしてびっくりする。自分の場合はTask1、2を録音し、どんなに恥ずかしい音声でもAGOS講師に送付して添削してもらった。
<Writing>
Integratedは①テンプレートの暗記、②Listening力の強化、③文法ミスの削減、をすれば5(満点)を狙える。結局、Listening力が効いてくるテストだと感じた。Independentは4(Good)は狙えるが5(満点)はかなり難しいという印象。自分の場合、まず4を安定して取る為にCBT/PBT時代のQuestion Type185問全てについてアイデア出しを実施した。これを行うことで本番に手が動かなくなるという事態はなくなった。4→5への分かれ目は正直良く分からなかったが、自分は高度な表現を用いてミスすることが怖かった為、字数で機械のグレーダーに好印象を与えるようにした(400Words程度書いた)。
GMAT・GRE
目標を700点以上と設定し、計3回受験。
<Verbal>
とても苦戦した。というか、今でも完全に攻略できた気がしないセクション。①語彙はGMAT用の単語帳を購入し暗記した。TOEFLにはあまり出てこない単語・難易度の高い単語も多く含まれているので、時間に余裕があれば是非お勧めする(結局最後は英語読解力の勝負)。②問題の型は、AGOSの中山先生に習い、確実にパターン習得した。自分はミス帳を作ってカテゴリー別に間違えやすいポイントを意識するようにした。似たような問題が繰り返し出るテストなので、問題集(過去問)をひたすら繰り返し演習した。③タイムマネージメントはGMAT Prepで感覚を養った。RCのうち1パッセージは「捨て問」にしても35点取れると言われるが、自分の場合、39点取ったテストでは全パッセージ均等に時間をかけて解いた。
<Math>
良く言われることだが、問題集を繰り返し解くことを勧める。AGOSの問題集でも過去問でもマスアカでも何でも良い。自分は過去問のPS・DS問題を二巡し、一回でも間違えた問題を三巡・四巡と繰り返し解いた。タイムマネージメントは75分で37問なので、単純に均等割りし1問あたり2分で解くように練習した。
<IR・AWA>
AGOSの授業のみ。そんなに力を入れなくても良い。
エッセー
8年のキャリアで4つのFunctionを経験しており、ネタとして特に不自由することはなかったが、学校ごとに可能な限りSpecificな内容にし、且つ字数の中で収まりが良くなるよう(=コピー&ペーストにならないよう)推敲を重ねた。また派遣元企業のMBAホルダーに原稿を見てもらい意見をもらうようにした。
推薦状
直属の上司と取引先の課長にお願いした。直属の上司の場合は日本語で執筆いただき翻訳するという手順だった為、スケジュールに余裕を持って依頼するように工夫した。また、出願校が9校と多かった為、質問を大括りでまとめて、可能な限り推薦者の方に重複作業の負荷をかけないようにした。
インタビュー
質問については、Clear Admitで受験校の過去1年分の記録をチェックしリスト化した。また、事前にインタビュアーの名前が通知されることが殆どなので、LinkedInでプロフィールを確認した。年齢、出身校、キャリア、人によっては顔写真も分かり、本番をイメージアップするのに役立った。自分はインタビュアーによって回答を変えることはしなかったが、最後の「Any Q?」は多少アドリブを加えた。練習に関してはAGOSのカウンセラーとMock Interviewを重ねた。実際には、1月からインタビューが断続的に入ってきた為、都度議事録を残して上手く答えられた質問、苦戦した質問を棚卸しして次に改善できるようにした。志望度の高い学校を後半にスケジューリングできると良いと思う。
MBA受験にかかった費用
キャンパスビジットで30万円程度+自宅学習用の教材費で10万円程度。その他は派遣元企業が負担。
自己PR内容
仕事に関しては、PMIやBtoBブランド立ち上げ等のプロジェクトでリーダーシップを発揮してきたこと。特にメーカーの特性上、社外にインパクトを与える為には社内のリソースを適切に用いることが不可欠なので、組織マネジメント力をPRできるように努めた。私事に関しては、障がい者を親に持ち、自身もそのコミュニティに深く関与してきた経験から、多様な文化・人を包容することができるOpen-mind・Matureな人物であることを伝えた。
進学校の決め手
カリキュラム選択の自由さ、学校文化のフィット感、ランキング、住環境。早い段階からBoothには強い魅力を感じていた為、合格できて感無量である。
失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど
準備期間が短く、使える時間が限られていた為、受験校を早めに(8月頃に)決めて個別対策を取るようにしたが、今から思うと受験校を絞るのはGMAT後でも良かったと思う。早めに決めた為に他の学校を殆ど見ていなかったが、GMATで良い点数が出た為急遽学校を追加するという奇妙な変遷を辿ってしまった。結果的にその学校はいずれも不合格だったが、学校調査が不十分だった(故に面接でインパクトを出せなかった)ことも一因にあるように思う。
一言メッセージ
社費の方は金銭面の心配がない一方、準備期間が短かったり、受験校に際し派遣元企業の指定(地域やMBA年数等)が入ったりといった別の制約があることが殆どだと思うので、巷に溢れているランキングはあまり気にせず自身の価値観に従って準備することが大事と思う(私費の方の場合は、就職先を探す関係上、ランキングは一考すべき要素と思う)。受験プロセスは大変だが、自身をストレッチさせキャリアプランを描く良い機会になったと思うし、合格後に家族や同僚が自分以上に喜んでくれたことは大変嬉しい思い出である。それぞれの夢を掴めるように頑張ってください!
Class of 2018
Class of 2018のプロフィールです。
1. Y
項目 | 回答 |
---|---|
年齢 | 30歳(入学当時) |
職歴 | メーカー |
私費/社費留学 | 社費留学 |
TOEFL | 104 |
GMAT | 650 |
専攻 | 理工学部 |
GPA | 3.95/4.0 |
海外経験 | 高校3年間アメリカ |
Class of 2017
Class of 2017のプロフィールです。
項目 | A | B | C |
---|---|---|---|
年齢 | 28歳(入学当時) | 31歳(入学当時) | 33歳(入学当時) |
職歴 | 2010年から入学まで商社にて勤務 | 2009年から入学まで米系投資銀行テクノロジー部にて勤務 | 2005年 邦銀入行、法人営業・人事・リスク管理を経験 |
私費/社費留学 | 私費留学 | 私費留学 | 社費留学 |
TOEFL | 111 | 108 | 107 |
GMAT | 720 | 730 | 740 |
専攻 | 経済学部 | 理工学部 | 経済学部 |
GPA | 3.5/4.0 | 3.2/4.0 | 3.6/4.0 |
海外経験 | 学部留学10ヶ月、米国赴任2年半(入学当時) | 会社での海外研修(3ヶ月)、海外旅行 | 海外旅行 |
Aさん
職務経験
商社営業。3年日本勤務、1年半米国勤務(受験時)。セールス・マーケティング業務、投資立案。
Why MBA?
投資案件に携わる中でより幅広い知見を得たいと思ったためです。
留学の目的や活動予定
目的は事業投資、投資一般、戦略に関する知見の向上です。ファイナンス、開発関連のクラブに所属したいと思っています。公共政策にも興味があるのでそちらのスクールの授業も取りたいと思います。また、交換留学もぜひ検討したいと思っています。
留学後のビジョン
ファンド、投資銀行、開発銀行などで投資やファイナンスに携わることが短期的な目標です。
Preparation for MBA application
TOEFL を2013年夏に受験し、105点が出たので、秋からGMATの勉強を開始。2014年4月710点、5月720点を取得し、6月よりエッセイなどの準備を開始しました。このとき平行して再度TOEFLを受験し、出願前に点数を111点に更新。2014年12月末時点である程度の進学先を決定し、2015年3月に進学先を確定しました。
2013年08月 TOEFL 105 (R27/L27/S22/W29)
2013年10月 TOEFL 104 (R28/L29/S23/W24)
TOEFLである程度点が取れたのでGMATの勉強開始。MBA Info Sessionに初参加。
2014年04月 GMAT 710 (V35/Q50/A5.5/I3)
IR改善のため再受験することに。
2014年05月 GMAT 720 (V39/Q49/A5.5/I2)
社費、私費に関わらずMBA Class of 2017の受験を決める。
IRを改善できなかったが、GMATを終了し、エッセイに集中することを決定。
2014年06月 エッセイ準備開始
以降、エッセイと並行して再度TOEFLを受験。
2014年06月 TOEFL 103 (R26/L29/S24/W24)
2014年07月 TOEFL 108 (R29/L29/S23/W27)
2014年07月 TOEFL 111 (R30/L28/S26/W27)
2014年09月 1st RoundでChicago Booth出願。
2015年03月 Chicago Boothへの進学を決定。
大学院や受験方法についての情報収集
一般的な情報はWebで調査しました。それらにもとづき在校生や教授にコンタクトし、深堀を行いました。
志望校の選択
ランキング、留学目的を踏まえた上でのコース内容やカリキュラム構成、キャリアの広がり、コンタクトした在校生の印象の順で選択しました。
スクール、カウンセラーなどの活用
ある程度早い段階から十分なテスト結果が出ていましたので、Interfaceの1st Round Intensiveコースを利用して準備を行いました。実績、厳しいが真摯な姿勢、国際的プロジェクトに関わってきた経験が決め手となり、デバリエさんのご指導をお願いしました。
エッセイでは自分ではなんとも思っていなかったことが大きなアピールポイントになったりします。その逆もあります。デバリエさんとの議論を通して、それらのポイントを見つけ、エッセイに磨きをかけていきました。また、厳しい意見や異なった観点からの意見を聞いたり、さらに議論したりすることで、自分の中でものごとの構図、概要が整理されたり、仕事やプライベートにおける活動に対する意識が変わったりするなどのきっかけとなりました。
また、デバリエさんのキャリア経験にもとづく助言は、MBA受験だけでなく、将来の仕事や人生を考える上でとても有益なものとなりました。
準備方法、苦労した点、工夫した点など
TOEFL・IELTS
独学で勉強しました。MBA受験を決定していない段階で、1回目は特に準備をせず受験して105点取れたので、次回までに勉強して110点程度を取れたらいいなと思い2回目受験しましたが、点が下がりました。その結果を受け、GMAT受験で英語力も上がった段階で再度受験することにしました。その結果、最終的に111点を取得できました。
仕事で常に英語を使用していましたが、ReadingにはTOEFL用に英単語の学習が必要になると思い3400を使用しました。GMAT学習との相乗効果は大きかったです。Listeningは特に対策はしませんでした。Speakingはウェブベースの学習ツールのNoteFullを使用して学習しました。ただ、テンプレートにはとらわれ過ぎず、自然に話すようにした時に結果が出ました。Writingも参考書のテンプレートを参考にして、MS Wordの機能を使いつつ、1文あたりの文字数が多くなるように練習しました。こちらもGMAT学習との相乗効果は大きいと感じました。
GMAT・GRE
独学で勉強しました。ある程度のインプットを終えたら、練習問題、模擬試験を繰り返すことが重要だと思います。OG練習問題はGMAT Clubのアプリを使用して、他の練習問題や模擬試験も何らかの方法を用いて、正誤などを記録し、間違うポイントの分析を行って対策しました。
QuantitativeはOfficial Guideマスアカ、Webベースの学習ツールMagoosh、Manhattan GMATのAdvancedで勉強し、あとはOfficial GuideとManhattan GMATの模擬試験を繰り返しました。Manhattan GMATの模擬試験は結構難しく、よい練習となりました。
VerbalはManhattan GMATのRC、CR、SCで勉強し、練習問題、模擬試験に取り組みました。ただしVについては問題を覚えてしまいますのでSCのみ繰り返し解きました。このときも答えを覚えていたとしても、答えにいたるロジックも思い出した上で解答するようにしていました。
一言メッセージ
いろいろなところに既に書かれていることかと思いますが、早め早めの準備が大切だと思います。また、在校生(もちろん日本人以外も含む)や教授のコンタクト情報は学校のウェブサイトなどから比較的容易に入手できるので、それらを活用して積極的にコンタクトされるのが良いかと思います。
Cさん
職務経験
邦銀10年。法人営業2.5年、人事1年、リスク管理・金融規制対応6.5年。
Why MBA?
担当していた国際金融規制に係るロビイング・導入対応において、欧米主導でルールメイクがなされている現実に直面し、邦銀は規制コミュニティの中でより存在感を発揮していく必要があると感じた。そのためには国際的な交渉の場で伍していける交渉力や、金融のみならずパブリック・顧客産業を含めたプロフェショナルネットワークをMBAで身に付けたいと考えた。
留学の目的や活動予定
純ドメであるため、まずは海外経験=多様なバックグラウンドを持つメンバーの中でチームワーク・リーダーシップを発揮していく経験。10年のキャリアの棚卸し、つまり、自己の強みや弱みを理解し目指す姿に近づくために仕事の進め方・時間の使い方を含めビジネスパーソンとしてどう変わっていく必要があるのか(逆に何が通用するのか)を客観的に見つめなおす時間としたい。学問・課外活動としては、全くの未知の領域であるEntrepreneurship に関心あり。
留学後のビジョン
銀行に戻り、経営戦略の実行に主導的な立場で関わりたい。具体的には、アジアをはじめとする海外への事業展開の現場で、提携金融機関や現地当局との交渉役、現地銀行の経営を担いたい。
Preparation for MBA application
2014/2 社内選考を経て、社費派遣決定(TOEFL等の試験は未受験)
2014/6 TOEFL出願スコア107取得
2014/11 November Roundで米国MBAスクール1校に出願
2014/12 GMAT出願スコア740取得
2015/1 2nd RoundでChicago Boothを含む複数の米国MBAスクールに出願
2015/3 進学先を決定
大学院や受験方法についての情報収集
Campus Visitが最も有効。日本人だけでなく世界から集まる学生が感じるスクールの特徴を聞くことで、漠然と抱いていたスクールに対するイメージを検証することが可能。
キャンパスビジットの実施時期や内容
2014年11月中旬に6校(東海岸からColumbia, Wharton, CMU Tepper, Michigan, Chicago, UCLA)を周遊。私の場合、11/5に受けた第三回目のGMATで悲惨な点数を取り、Campus Visitに行くべきか悩んだが、結果的にCampus Visitでは多くの在校生に励まされ西海岸の気候に癒された。このリフレッシュがその後のスコアアップに繋がった、と勝手に信じている。
志望校の選択
「米国」という地域は派遣元会社による指定。在校生・Alumniとの話を通じて、Campusの雰囲気を可能な限り感じ取るように努めた。謙虚かつ向上心を持った方の多いスクールを好んだ。また、金融機関からの派遣者であることから、金融業界におけるAlumniネットワークの強さも重視した。
スクール、カウンセラーなどの活用
2014/5月頃、5名のカウンセラーにコンタクトをとり、Round One Admissions ConsultingのStephen RoundとAffinity英語学院の佐取副学院長のお世話になった。Stephen Roundの決め手は、冷静・温厚な人柄と、極端な功利主義者ではない(スコアで足元を見ない、トップスクール専業ではない)こと。どんなにスコアの状況が悪かろうと、私にとってのベストは何かを模索してくれる信頼できるパートナーだった。初面で感じた人柄は最後の1分まで変わることなく、安心感と自信を与え続けてくれた。
準備方法、苦労した点、工夫した点など
TOEFL・IELTS
TOEFL6回目の受験で107(R29, L29, S20, W29)。Sのスコアも引き上げるべきだったがGMATに手間取ったため間に合わず。意味があったか不明だが、S26を取った回のスコアレポートを出願時に併送。Andyさんの個人塾が非常に良かった。
GMAT・GRE
GMAT4回目の受験で740(V40, M50, IR6, AWA5.0)。2nd Round出願直前の12/24に目標点の700超え。あきらめずにやりきることが大切。Affinity英語学院(受験戦略全般)とYES(SC)にお世話になった→Affinityの体験談020ご参照http://www.affinity-english.com/testimonial/index.html。
エッセー
米国MBAでは概して制限字数やエッセイ数の減少傾向がみられる。数あるアピールポイントを絞り込み、印象に残るよう書き上げる技術が求められているように感じた。
推薦状
会社の上司と、外部機関(業界団体)の方にお願いした。推薦状の依頼・作成状況管理に係るタイムマネジメントは重要と思われる。MBAの出願等に慣れてない方を推薦者にする場合は、出願の3-4ヶ月前くらいの余裕をもって依頼をした方が良い。
インタビュー
最も重要なパート。純ドメという背景もあったため、Round One Admissions Consultingでのトレーニングに加え、BizmatesというフィリピンSkype会話を活用(後者は2か月間で25分×85コマ位を消化)。実際の面接では、選択肢に現地受験があるスクールは極力休暇等を利用し、渡航するようにした(Chicago Boothも香港のEMBAキャンパスで面接)。一般に純ドメ受験生は本邦alumniとの面接の方が有利、と言われる方もいる。私見としては、都合がつくようであれば少しでもAdmissions Officerとコミュニケーションのとれる現地受験をした方が良いように思われる。
MBA受験準備にかかった費用
300万円位。
自己PR内容
私企業における経験に加え、業界団体のメンバーとして業界の未来・利害を考えて行動してきた経験。
進学校の決め手
ビジット時の在校生の印象。
失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど
1st Roundで上位校に狙い撃ちで合格できる実力あるアプリカントとは全く正反対で、国際経験ほぼ皆無かつスコアメイクでコテンパンにやられた私は、どこか一つでも引っかかってくれれば御の字という思いで過ごした一年間だった。最終的にCampus Visitで好印象を持ったスクールに合格することができ感無量である。受験をする上での要諦は、手数を多くこなすこと、である。試験の受験回数を多めに受ける、出願数を多めに出す、などである。正直、私の受験過程でも、インタビューで手ごたえのあったスクールから不合格をもらうという経験など、つらい時期もあった。すべてブラックボックスであり、事後検証できないのがMBA受験である。従って、こうすればうまくいく、といった類いのノウハウ話はあまりない。逆に言うと大数の法則を生かして実力に見合った結果を得るよう努力するべきだと思う。世界中のどこかには自分を愛してくれる異性がいるかもしれない、くらいのつもりで恥をかき捨てて多めにアプローチしてみることだと思う。
一言メッセージ
受験期間は対人的に十分な時間を割けないというのが最も辛かった。1歳になった子供を妻に任せ、周囲からの飲み会の誘いを断り、連日連夜ファミレスに向かう、という具合である。受験を終えてみると、協力してくれた家族や同僚・受験仲間が自分の事のように心から喜んでくれ、このことは自らの合格以上に嬉しく、心から感謝している。周囲との絆・信頼感を確かめ、さらには深めることが出来る貴重な機会だと思う。受験に疲れたとき、悩んでいるときは、(Chicago Boothへの関心有無関係なく)いつでもご連絡をください。
Class of 2016
Class of 2016のプロフィールです。
項目 | A | B |
---|---|---|
年齢 | 28歳(入学当時) | 24歳(入学当時) |
職歴 | 2010年から入学まで鉄道会社にて勤務 | 2012年 官庁入庁、金融担当 |
私費/社費留学 | 社費留学 | 社費留学 |
TOEFL | 111 | 104 |
GMAT | 710 | 720 |
専攻 | 工学部/工学系研究科 | 経済学部 |
GPA | 3.5/4.0 | 3.8/4.0 |
海外経験 | 旅行程度 | 語学留学(2か月) |
Class of 2015
Class of 2015のプロフィールです。
1. A
項目 | 回答 |
---|---|
年齢 | 26歳(入学当時) |
職歴 | 2009年から入学まで銀行で勤務 |
私費/社費留学 | 社費 |
TOEFL | 113 |
GMAT | 720 |
専攻 | 法学部 |
GPA | 3.8/4.0 |
海外経験 | 小学校時代4年間 |
Class of 2014
Class of 2014のプロフィールです。
1. A
項目 | 回答 |
---|---|
年齢 | 30歳(入学当時) |
職歴 | 2005年から2008年までIT企業勤務、2008年から入学まで投資銀行勤務 |
私費/社費留学 | 社費留学 |
TOEFL | 107 |
GMAT | 710 |
専攻 | 政治学 |
GPA | 3.2/4.0 |
海外経験 | 留学経験なし、海外旅行経験3回のみ、投資銀行で英語を使う仕事を約3年担当(入学当時) |
Class of 2013
Class of 2013のプロフィールです。
1. A
項目 | 回答 |
---|---|
年齢 | 32歳(入学当時) |
職歴 | 公務員 |
私費/社費留学 | 社費 |
TOEFL | 104 |
GMAT | 710 |
専攻 | 工学系研究科(Master degree) |
GPA | 3.5/4.0 |
海外経験 | 無 |
職務経験
7年半
留学の目的や活動予定
アントレ分野
MBA applicationの流れ(スケジュール)
8月GMAT受験、その後TOEFL数回、10月からエッセイ検討、3rdラウンドアプライ
大学院や受験方法についての情報収集
友人知人
スクール、カウンセラーなどの活用
有り
一言メッセージ
忙しくても仕事の内容がエッセイに大事なので、仕事をセーブせずにどちらもうまく対応できるように受験準備するのが大事だと思います。あと、受験校数もある程度絞ってエッセイなどを作り込むことも大事だと思います。準備は、春前にははじめないとなかなか間に合わないと感じました。私は少し遅かったかもしれません。
Class of 2012
Class of 201のプロフィールです。
項目 | A | B | C | D |
---|---|---|---|---|
年齢 | 27歳(Class of 2012) | 27歳 (Class of 2012 – 出願時) | 28歳(Class of 2012) | 31歳(Class of 2012) |
職歴 | 2006年 経営コンサルティング会社入社新規事業立案、中期計画策定、組織改革等のプロジェクトを3年弱、後半1年強はM&A戦略、ビジネスDD、M&Aアドバイザリー業務等 | 2007年米国系外資系証券会社入社07-09年、情報技術部にてアジア・パシフィック市場における株式トレーディングアプリケーションの開発及びサポートを担当。10年、株式統括本部に異動し、株式仲介ビジネスの効率化を技術サイドから支援。 | 2004年銀行入社支店営業を経て、ヘッジファンドや国内外運用会社と提携した金融商品開発等に従事 | 2002年総合商社入社エネルギーグループにてガス田/油田への事業投資、開発資金調達(プロジェクトファイナンス)、投資Vehicle設立/管理、Oil Trading、原油輸入業務等に従事 |
私費/社費派遣 | 私費派遣 | 私費派遣 | 私費 | 社費派遣 |
TOEFL | 107 (R 29 / L 27 / S 23 / W 28) |
112 (R 29 / L 28 / S 27 / W 28) |
108(R 29 / L 29 / S 22 / W 28) |
105 (R 30 / L 26 / S 22 / W 27) |
GMAT | 700 (Q 49 / V36) AWA 4.5 |
690 (Q 48 / V36) AWA 6.0 |
730 (Q 49 / V41) AWA 5.0 |
700 (Q 51 / V31) AWA 5.0 |
専攻 | 法学部 | 教養学部 / 情報理工学研究科計算工学専攻 | 法学部 | 法学部 |
GPA | 2.9/4.0 | 学部 3.2 / 4.0、大学院 3.6 / 4.0 | 3.6/4.0 | 2.9/4.0 (汗。。。) |
海外経験 | 大学時の米国短期留学程度 | オーストラリア留学7年、ニューヨーク勤務7ヶ月 | 旅行のみ | ロンドンへの長期出張(3ヶ月間) |
Aさん
Why MBA?
① 仕事で海外メンバーと協業することが多かったのですが、その中でグローバルチームをリードするための能力(語学力含めたソフトスキル全般)を向上させる必要性を感じていた。
② (特に、ファイナンスですが)プロジェクトを通して身につけた知識の整理、不足している分野の底上げをしたかった。仕事上必要という観点と、娯楽として学生に戻り勉強に集中したい、という両方の観点からです。
③ インターンシップ経験等を通して、今後のキャリアの方向性を再確認したかった。(イメージしている将来キャリアパスが本当に自分に合っているか検証する機会が得たかった。)
受験プロセス
年月 | 活動内容 |
---|---|
2008年10月 | TOEFL iBT勉強開始 (AGOS writing/speakingコース) |
2009年1月 | TOEFL初回受験 (score92) |
2009年2月 | GMAT勉強開始 (AGOS Verbal/AWA対策コース) |
2009年6月 | GMAT初回受験 (score690) |
2009年7月 | エッセイカウンセリング開始 (Interface) |
2009年8月 | GMAT二回目受験 (score700)/ GMAT終了TOEFL受験 (score107)/ 10月迄は定期的に受験 |
2009年10月 | 1stラウンドで3校出願 |
2010年1月 | 2ndラウンドで5校出願/エッセイカウンセリング終了 |
2010年2月 | インタビュー |
2010年3月 | 2nd Round受験校よりOffer受領⇒受験終了 |
TOEFL
海外経験はほとんど無く受験開始時の語学力が低かったため、TOEFLについては比較的苦労をした方だと思います。08年10月にSpeaking/Writingのみ予備校に通い勉強を開始しました。Speakingについては英会話学校等含め、最もリソースを費やしたのですが最後まで点数は伸びませんでした。(恐らく発音、喋り方のリズム等の修正に難があったものと思われます。)Writingは予備校である程度質問形式に慣れた後は比較的簡単に点数が伸びたため、予備校外では特に何もしていません。Reading/Listeningについては特別な事はせず、単語暗記と通勤時等にリスニングCDを聞く事を愚直に繰り返しました。またReading/Listeningの問題演習等はGMATと被っていると判断し、TOEFL用にはあまりしていません。後は、定期的(毎月1回)にテストを受けていくなかで、各セクションの点数がまとまるのを待ちました。2009年4月~10月の平均スコアが100点程度でしたので、出願スコアは幸運にスコアが整っただけとも言えます。
Reading: TOEFLテスト英単語3800、英字新聞
Listening: Pod cast等で拾った英語ニュース等
Speaking: AGOS Speakingクラスのテンプレートを使用、オンライン英会話(先生に頼み、TOEFL演習を繰り返しました)
Writing: AGOS Writingクラスのテンプレートを使用
GMAT
GMATとTOEFLはバラバラにやる人も多いですが、同時にやりました。理由は、(1)出来る限り早めに終わらせてエッセイに集中したかった、(2)内容が被る部分あり、両方同時にやっても効率は落ちないと判断した、(3)TOEFLについては、各セクションのスコアが上手く揃うか、という運の面もあるので、「継続的に受け続ける」という状況を作っておきたかったという点です。
勉強方法としてはAGOSのVerbal/AWA対策コースに通いました。TOEFLも同じですが、AWA、Verbal等、テクニックが必要なものについて独学をするのは時間の浪費と考え、特に迷わず予備校に通う所から始めました。CR、RC、Mathがある程度得意であったためか、GMATに関して特に苦労した記憶は無いです。ただ、テスト形式になれる、回答速度を上げるためにGMAT KING、Prep等で繰り返し練習しました。
Quantitative: GMAT Official Guide、マスアカデミー、GMAT King
Verbal: AGOS Verbal対策コース、GMAT King
AWA: AGOS AWA対策コース
Essay
① Essay/カウンセラー
Interfaceにて09年7月よりカウンセリングを開始しました。Interfaceを選んだ理由は、実績が最も豊富であった事の一言につきます。仕事柄、(週末も含め)受験準備にかけられる時間に大きな制約があり、複数カウンセラーを訪問して比較する等といった対応ができませんでした。そのため過去実績の最も豊富な会社(及びカウンセラー)を選ぶ事が最善策と考えました。
カウンセリングを利用する最大のメリットは、ペースメーカーの役割にあるかと思います。毎週、締め切りがあるため、モチベーションが低かろうとも仕事が忙しかろうとも、何とか時間を作り出してエッセイドラフトを仕上げる様になります。また、受験後半はエッセイ作成にしても、少しモチベーションが下がる(マンネリ化する)事もありましたので、その際に厳しい(励ましの?)言葉をかけてくれるカウンセラーの存在は非常にプラスに働きました。
また、Why MBA/Career Goalについては、様々な人に話しを聞く事で自分の思いを、うまくまとめられる様になると思います。特にキャリアチェンジを考えている人などは、どうしてもキャリアゴールのストーリーがありふれたもの/非現実的なものになってしまいがちなので、志望する業界の方、志望するMBAプログラムのアルムナイの方に話を聞いてもらう事でそのキャリアゴールの「面白み」が判断できると思います。
② 推薦状
私費であったため直属の上司には頼めず、直前まで一緒に仕事をしていた日本人マネージャー(プロジェクトリーダー)と、新人の頃に2年程度一緒に仕事をした米国人パートナーに頼みました。エッセイも含めて、同じ様な意見を複数もらってもアピール効果が薄いと考え、新人の頃のリーダーシップポテンシャル/直近のプロジェクトリードの経験等を書いて貰う事で4年間強でどの様に成長しているか、日本人/米国人、直属の上司/パートナーといった異なる視点からの評価を貰う事で、人間関係構築やコミュニケーションの取り方におけるバランス感覚をアピールしたいと考え人選をしました。また、キャリアゴールやWhy MBA 等については事前に打ち合わせをして理解してもらった上で、推薦状記載をお願いしました。
Interview
エッセイカウンセラーと行ったトレーニング(週1で2~3回程度)と、その他Interfaceにてプライベートトレーニングを2回受けました。インタビューはよく言われている様に、(特に海外経験が少ない受験者は)やればやるほど伸びる分野だと思いますのでしっかり準備して望む必要があると思います。想定問答集を作ることは必須だと思いますし、その際に2分バージョン、30秒バージョン等、いくつか切り替えしのイメージを作っておくと良いと思います。
私個人は出願(エッセイ作成作業)を完了した後、プロジェクトが猛烈に忙しくなり、殆どインタビューの準備は出来ないまま本番に挑みました。ですので、1stラウンドや2ndラウンドの序盤では失敗をしたインタビューが多くあり大きな反省点だと考えています。また、アルムナイインタビューを受ける場合は、アルムナイとの相性の良悪を感じる事もあり、運の要素もあるという事を感じていました。(アルムナイインタビューが不利と云う意味ではなく、実力が発揮出来ない事も、実力以上のパフォーマンスを出せた事もありました。)
MBA受験総
MBA受験と仕事の両立が求められた1年強は正直、辛いプロセスでした。また、受験後半は各校で良い結果が出ず、漠然とした不安に襲われる事も多く、仕事に逃げた事も多々ありました。ただ、そんな時でも何も考えなくてもいいから、ただただ愚直にやるべきことを一つ一つこなしていく事が大事かと感じました。やはり、プロセスを通し相性も運の要素も結果を左右し得ると思いますので、まずは諦めずに挑戦し続けることが大事だと個人的には感じています。また、テスト対策、エッセイ準備等、全てにおいて言える事ですが、長期間のプロセスにおいてはモチベーション低下は発生可能性の高いリスク要因ですので、予備校に通う、数ヶ月先までTOEFLテストを予約してしまう等、やらざるを得ない(途中で止めれない)環境を最初に設計してしまう事も重要と思います。
Bさん
Why MBA?
1) その場しのぎで勉強してきた金融の知識を、しっかりと基礎から勉強したかった
2) 金融ビジネスに興味を持つ人材とのグローバルネットワークを築きたかった
3) 将来的には独立をしたいと考えており、そのための準備を始めるきっかけが欲しかった
受験プロセス
年月 | 活動内容 |
---|---|
2007年12月 | NYオフィス勤務中に、東部トップ校を一通り訪問2009年、または2010年受験を目標に独学でGMATの勉強開始 |
2008年2月 | GMAT 1回目 560点 – 初めはこんなものと開き直る (以降、数回GMATを受験し続ける) |
2009年5月 | GMAT 5回目 660点 – 次回で680点越えができなければ一年延期も視野に入れ始める |
2009年6月 | 2週間の有給を取り集中的に勉強 – GMAT 6回目 690点同時期に、社内でのキャリア選択肢が広がり、2009年の受験について暫し迷う |
2009年7月 | エッセイカウンセリング開始 (Interface) |
2009年9月 | TOEFL 2回目 112点 – R2に向けてターゲット校を選出 |
2009年12月 | 2ndラウンドで3校出願 |
2010年1月 | 2ndラウンドで2校出願 / エッセイカウンセリング終了 |
2010年2月 | On Campusにて面接。 |
2010年3月 | 電話にてChicago合格通知! |
TOEFL
海外経験が多いためあまり参考にはならないかもしれませんが、同じような境遇の方の参考になれば幸いです。リーディングは、GMATのRC対策と同様、単語・熟語の勉強が効果的だと思います。リスニング・ライティングは、海外経験が多い方は特に問題ないように感じました。スピーキングについては、話す内容よりは発音の流暢さといった表面的な点がかなり評価されているのではとの印象を受けました(時間が間に合わず、話している途中で切れたのにもかかわらず高得点が算出されたこともありました)。もしかしたら、意図的にネイティブ風に発音するのも効果的なのかもしれません。
GMAT
上記の通りGMATには大変苦労しました。最大の原因は、だらだらと長期間勉強してしまったことだと反省しています。多くの方が指摘されている通り、試験時間をきっちりと決め、できるだけ本番会場に近い環境で勉強をするのが一番効果的だと思いました。私の場合は、5月にManhattan GMATという参考書に出会い、2週間の有給休暇を使いWeb上の模擬試験をやりこんだ後受験した結果、スコアが660、690と簡単に上がっていきました。やはり、GMATの勉強は短期決戦だと思います。
スコアメークのポイントは、やはり両セクションの開始10問とVerbalのRCではないかと思います。自分なりに考えてみた結果、RCが理解しきれないときの多くは分からない単語・熟語があるケースであって、ある程度英語に自信がある方はひたすら英単語の勉強をするのが良いと感じました。私の場合も、一通り英単語・熟語力に自信をつけたあとは、RCを時間通り終わらせることができるようになりました。精神的にも、GMATはできるだけ早めに始めて、7月くらいまでには納得いくスコアを出しておくのが理想的かと思います。
Essay
エッセイ対策として9月下旬頃から、MBA受験予備校であるInterfaceのデバリエ先生とカウンセリングを始めました。先生には最初にレジュメを作成した後、志望校の絞り込みについてのカウンセリングをしていただきました。大学間で多少のばらつきはあるものの、どの大学も必ず「Why MBA? Why this school? Why now?」について聞いてくると思います。そのため、早い段階で説得力のあるMBA志望理由を作り上げておく必要性があります。
デバリエ先生とのカウンセリングで印象的だったのが、必ずしも志望理由が「ドラマチックである」必要はないという点でした。私もカウンセリング当初は、MBAに行くからには壮大なキャリアゴールを提示する必要があると勘違いしていたのですが、先生のアドバイス通り、地に足が着いたプランを再度考え直すことでなぜ本当に自分が今留学をしたいのかがよりクリアになったように感じました(大学サイドも就職実績は気にしているので、プランの Feasibilityも考慮していると思います)。私の場合は、ファイナンスとアントレプレナーシップに強く、かつデッドラインがスケジュールし易い学校を選びました(受験開始が比較的遅かったため)。
エッセイは一校目が一番時間を要すると思います。最初は、一週間で一つのエッセイしかReviewできない週が続きもどかしい思いをしましたが、デバリエ先生に「今はAssetをAccumulateしている段階だ。これは後で必ず活きてくる」と説得され、騙されたつもりで少しずつエッセイを書きためていきました。宣言通り、12月に入るとペースも少しずつ上がり、年末年始の連休では先生の時間枠外サポートもあり、10日間で3校に出願することができました。先生のアドバイス通り、エッセイは焦らずひとつひとつ丁寧に仕上げるのを心掛けるのが大事だと実感しました。
Interview
多くの場合、インタビューはエッセイの内容を口頭で受け答えするといったシンプルなものであると思います。ポイントは、如何にプロフェッショナルにプレゼンテーションをするかと、入学に対する熱意を伝えるかだと思います。対策としては、できるかぎりのリサーチをした後、問答を実際に何度も口に出して練習することかと思います。
私の場合は、12月にグループインタビュートレーニング、2月にプライベートトレーニングを2回受けました。グループインタビューは、早めにインタビューに慣れておくためにも大変有意義であったと思います。受け答えのトレーニングのみならず、レジュメのプレゼンテーション方法から効果的な握手の仕方まで、自身を最大限マーケティングするためのあらゆる手段を学べる良い機会でした。また、他の受験生との情報交換もできるので、早めにグループインタビューを受けると良いかと思います。
インビテーションを受け取ってからは、デバリエ先生とプライベートトレーニングにて面接対策をしました。先生は長年のカウンセリング経験から、「この学校はこういうことを言うと効果的」と言った情報を詳細に把握されているため、とても有意義なフィードバックをいただくことができました。シカゴのインタビューでも、「Why Chicago」の理由がとてもImpressiveであると面接官に褒めてもらうことができました。
インタビューはキャンパスビジットを兼ねるため、現地でインタビューを受けました。会社の仕事が忙しかった事もあり、一度はアルムナイインタビューを予定したのですが、仲の良い友人から「3日後のミーティングよりも10年後のプランの方が大事」とのアドバイスをもらい、急遽3泊5日の遠征プランを立て渡米しました。私の場合は、現地訪問をすることでうまく熱意が伝わり、インタビュー校両方に合格することができたと思っています。
MBA受験総括
受験中は、平日は夜遅くまで、また休日は返上で出願準備をする日が数ヶ月続きました。会社には秘密裡で受験を進めていたため、社交イベントを断るのも一苦労でした。GMATや職歴など、合否を左右する要因はいろいろあるとは思いますが、何よりも大事なのは「最後まで諦めない事」だと強く思います。特に私費留学の場合は、誰に頼まれて受験をしているわけでもないため、自分でどんどん前に進まない限り何も起こりません。「どうしても志望校に受かるぞ!」という強い熱意を持続させることが何よりも重要だと感じました。皆様の御健闘を心より祈念申し上げます!
Cさん
Why MBA?
1) 実務経験で得た知識をベースに、より体系的なファイナンス知識の習得
2) 幅広いビジネス知識・スキルの基礎の獲得
3) 多様なバックグラウンドを持つ人々とのコミュニケーション能力の向上
年月 | 活動内容 |
---|---|
2008年3月 | 雰囲気を掴むため、TOEFL ibtを初受験(98点) |
2008年10月 | TOEFL iBT勉強開始(独学) |
2008年12月 | TOEFL2回目受験(107点) |
2009年1月~3月 | 引き続きTOEFL勉強&受験。6回目の受験(108点)で、一旦TOEFL終了 |
2009年4月 | 本格的にMBA受験に取り組むことを決意。GMATの勉強を開始(Affiance受講) |
2009年8月 | GMAT初回受験(650点) |
2009年9月 | GMAT2回目受験(660点)推薦者の方に推薦状のお願い。 |
2009年10月 | GMAT3回目受験(730点)。GMAT終了。1校出願。 |
2009年11月 | 2校出願。TOEFLを2度受験するも振るわず。 |
2009年12月 | 1校出願 |
2010年1月 | 初旬にシカゴを含む4校出願(2nd Round)。 |
2010年2月 | シカゴとインタビュー(東京でのAlumniインタビュー) |
2010年3月 | シカゴより合格通知受領 |
TOEFL
TOEFLは勉強してもあまり点数が伸びませんでした。そのため余り参考にならないかも知れません。なお、GMATの勉強と重ならなかったことで、その後の受験対策スケジュールに余裕が持てました。
Reading: 市販の参考書で勉強。「TOEFL TEST対策分野別単語&イディオム集」という本で主に馴染みのない理系単語を中心に暗記。
Listening: 市販の参考書で勉強。また、itunes-podcast等で英語のニュース番組を極力聞くようにしていました。
Speaking: 市販の参考書で勉強。また、英会話の先生に自分の回答を聞いてもらい、コメントを貰っていました。
Writing: 「Barron’s How to Prepare for the Toefl Essay」の問題から適当にチョイスし、自分で解答を書いたものを英会話の先生に添削してもらいました。何らか自分でテンプレート(もしくは基本的な全体のストラクチャー)を作っておき、あとは文字数をたくさん稼ぐことが重要なのではないかと思います。
GMAT
Affianceに通いました。私立文系だったこともあり、Quantitativeも含めて2か月で総合的に対策してくれる点が決め手でした。
結果的に3回でクリア出来ましたが、何回目で点数が出るかは運の要素がかなりあると思います。意気込みとしては、自分の目標点数が狙える状態まで勉強した上で初回の受験に臨み、その後毎月受けて、どっかで高得点を出す、という感じでしょうか。1年で5回という受験制限があるため、試しで受験することは避けた方が良いと思います。
受験を通じて重要だと感じたのは、①時間管理、②PC画面慣れ、③単語です。①と②に関しては、GMAT King等を活用して、とにかく感覚を掴むのが良いと思います。③に関しては、TOEFL勉強時から意識して語彙を伸ばすしかないのかなと思います。
Essay
① Essay/カウンセラー
Affianceで紹介してもらったエッセイ・カウンセラーにお願いしました。アメリカ人だったため、英語でのカウンセリングとなりましたが、インタビュー対策まで考えるとそれで良かったのかなと思います。エッセイは時間をかければそれだけ良いものが出来上がってくるため、ある程度早めにスタートして「Career Goal」や「Why MBA?」等の基本的な質問に対する回答をカウンセラーと相談しながらしっかりと固めると良いと思いま
② 推薦状
会社の元上司2人にお願いしました。私費の方は誰に推薦状を依頼するかで結構悩まれると思いますが、幸いなことに私は諸事情でそのような心配とは無縁でした。推薦者は自分のことをどれだけ知っているかということを基に選びました。
Interview
エッセイ・カウンセラーがインタビューも面倒をみてくれました。カウンセラーから貰った4-50の基本的な質問に対する模範回答を文章で作成し、それを覚えるべく声に出して練習しました。その後は、各校個別の過去のインタビュー質問を「Accepted. Com」や「ClearAdmitWiki」で収集しました。インタビューの形式は、アドミッションと電話もしくは対面でのインタビュー、もしくはアルムナイとのインタビューがあると思いますが、個人的にはアドミッションとのインタビューの方が言いたいことが言えた気がします。
MBA受験総括
受験準備をする上で、当初から意識していて割と上手くいったかなと思うことは、TOEFL、GMAT、エッセイの準備が極力時期的に重ならないようにすることでした。GMATとエッセイの準備は同時並行でやっていた時期もありましたが、やはりその時期は特に負荷がかかったように思います。もちろんスケジュール通りにいかないこともありますが、これから受験準備を始めようと思う方は、そこらへんを意識してスケジュールを組むというのも良いと思います。一方で、受験準備には当初考えていたよりも相当苦労しましたし、もう少し早く本腰を入れて準備をしておけば良かったとも思います(特にGMAT)。
読んで頂いた皆様にとって少しでも役に立てば幸いです。皆様のご健闘を心より祈念申し上げます。
Dさん
Why MBA?
MBA留学を決意した理由は以下3点です。
1) 今後商社として従来のトレーディングビジネスから事業投資ビジネスへ今まで以上に舵切りを行う必要がある事。
2) 日本をベースとしたビジネスモデルが日本の少子高齢化も相まって不利になっていく中で、これまで以上にビジネスモデルをGlobalizeさせる必要があり、Global levelでのManagement skillが必要となる
3) M&Aが今後重要な成長戦略となり、また買収先の経営・戦略Skillが益々重要になるであろうという事
上記をOJTで学べないことはないと思いますし、OJTであればOpportunity cost含めた2年間という多大な投資をせずに業務の現場に居続けることは出来ます。しかしながら、OJTの場合、案件を通じて色々学び、「さあこれから自分の色を出して、頑張ろう!」と思ったら、当該案件はお終いということも少なくなく、貴重なBusiness opportunityを十分に活かし切れない、又は中々めぐり合えないGood business seedsを見過ごす可能性が高まってしまうと考え、ここは一度業務から離れ、Business Schoolで徹底的に学び、世界中の優秀な人間がいる環境に揉まれた方が結局近道になると思い、MBAで学ぶことを決意しました。
色々考えてみると、上記の理由以外にも、ずぼらな性格がある私には、少々「えー、そんなハードな生活するの?!」と自分で思うぐらいの状態にいる方が、有無を言わさず自分をStretchできるので、そういう環境に自分の身を置きたかった、というのも正直ありました。
年月 | 活動内容 |
---|---|
2008年12月 | MBA社内選抜合格 |
2009年1月 | TOEFL iBT勉強開始。ひたすら独学。4月頃までなかなか100点の壁を越えられず。 |
2009年5月 | InterfaceのTOEFL Speaking Golden Week集中講座を受講。直後のTOEFLで105点取得(結局これが受験スコアに) |
2009年6月 | TOEFLの勉強を一旦休止。GMAT Official GuideにてGMAT独学開始。 |
2009年7月 | GMAT予備校Meisterを受講(1ヶ月間)。Essay counselor選びを開始⇒Vinceに決定 |
2009年8月 | Meister終了後、GMAT独学を継続。GMAT1回目受験(670点) |
2009年9月 | GMAT2回目受験(700点)⇒GMAT終了Essay作成開始。推薦者の方に推薦状の御願い(幸い2人とも快諾頂く) |
2009年10月 | Essay Counselorの薦めもあり、TOEFLを数度受けるが結局105点を超えるスコアが出ず、TOEFL受験終了。 |
2009年11月 | ひたすらEssay作成。1校出願(November Round)11月末にCampus Visit(5校訪問)。 |
2009年12月 | 1校出願(Rolling形式で1月締切だったが早いほうが良いと思い12月に出願) |
2010年1月 | 初旬に4校出願(2nd Round)。Interview Trainingを開始。 |
2010年2月 | Interview |
2010年3月 | 燃え尽きたボクサーのようにMotivationがかなり低い状態ながらも、Essayを作成し、3rd roundで2校に出願。2nd Round受験校よりOffer受領⇒受験終了。 |
TOEFL
100%ドメスティック育ちだったので、Speakingは案の定苦労し、かつListening、Writingの点数のバラつきにも苦労しました。やれどもやれども点数が上がらない時期は精神的に辛かったのをよく覚えています。自分に知識のあるトピックが出るかどうか、またWriting等は評価者によって同じQualityでも点数に違いが出る等、運によるところもあるので、ある程度受験回数を重ねる事が必要と思います。独学で有る程度実力が付いた時点(当方の場合4月頃)で、2週間に1回程度のハイペースで受験し、一気に目標点数を取ってしまうのが個人的には良いと思います。これが不可能だった場合、点数Upにある程度時間のかかる代物ですので、GMATと並行して勉強するのが効率的と思います。
とても瑣末なことですが、TOEFL、GMAT共に長時間ゆえ、テスト前、テスト休憩時間にはチョコレート等での糖分補給を行う等、自分の脳ミソを出来るだけ100%活用できるように心がけました。(笑)
以下各Sectionの勉強方法をご参考まで。
Reading: 市販の参考書(Official Guide Book、Balon’s等)による独学でカバー。全てのSection通じ、単語力が物を言うので、遠回りに思われるが、単語集でこつこつ単語を覚えることが大切。
Listening: 市販の参考書+独学でカバー。Itunes等の無料プログラム※を活用される事をお勧めする。※“Wall Street Journal(30分程度の英語のラジオ放送)”を小生は活用。
Speaking: 大手MBA受験予備校等が推奨している回答テンプレートを用いて対応。(プラスInterfaceのGolden Week短期集中講座を受講)。Donald氏のプログラムが有名であり、Essayカウンセラーからも進められるが時間の制約もあり当方は利用せず。
Writing: ネットで探したTOEFL Writingの添削サービス(名前も忘れるほどMinorな個人ベースの業者)を起用し対応。Performanceはイマイチだったが、独学では客観的な評価が略不可能であることから多少有用ではあった。
GMAT
Meisterに通いました。1ヶ月の短期間+略Verbalのみの講義(Quantitativeの授業は殆ど無い)という方式が当方ニーズにあっていた事が決め手です。(Quantitativeは独学で十分と判断したが、他予備校は2ヶ月かつQuantitativeの授業もセットだった。)
受講期間終了後、Meisterが提供するOnline GMAT模試を何度もTryし、練習に非常に役立ちました。運の要素が強いと言われるGMATですが、それでもTOEFLに比べ格段に短期間の勉強で効果が出やすいのが試験なので、短期勝負で集中して勉強し、2~3回の受験で目標点数を取ってしまい、早々にEssayに集中する事が肝要かと思います。
Quantitative: GMAT Official Guideとマスアカデミーの引っ掛け問題集で対応。
Verbal: Sentence Correctionは最後まで「何でこんなものがMBAに関係あるのだろう」という疑問を抱え、点数もMotivationも上がらず苦労した。Official GuideとMeisterで対応。
AWA: Jack氏のテンプレートがSimpleかつ高得点が狙えるので、私にはかなり効率的だった。MeisterのテンプレートはQualityが高いと評判だったが、Jack氏より複雑だったので使用せず。
Essay
① Essay/カウンセラー
カウンセラーはTop Schoolへの合格実績が豊富なこと、それに加えて、深い自己分析・棚卸しを行いBestなEssayを書くというDeepな作業を何ヶ月も一緒に共に行うことになるため、自分の性格と合うカウンセラーを選ぶこと、の2点が肝要と思い、色々サーチしましたが、小生はVince Ricci氏に御願いしました。
大学に貢献できるCompetitiveな人間であることをアピールできるように、カウンセラーととことんBrainstormingし、適切なEssay Topicを選定し、Essayを何度も推敲することが重要です。Essayを書くに値するTopic・ネタは多ければ多いほどEssayのOptionが広がり、かつInterview時に想定外の質問をされた時にも柔軟に対応できるので、本Brainstormingはしんどい作業ではありますが、とことんやった方が良いと思います。
人気カウンセラーには受験生が殺到するため、特に出願締切前になると十分な時間を自分に取ってもらえない、Essay Draftを提出してもTimelyなFeedbackが得られないケースが多々ありますので、Time Managementが重要となります。小生の場合も漏れなく同様の目にあいましたが、なるべく早くEssay Draftを提出し、早め早めにFeedbackを貰うことでTime Managementを行っていました。
また、時間に余裕があれば、EssayをAlumni、在校生等に見て貰い、Feedbackを貰うことも有効です。カウンセラーは実ビジネスの経験が無い場合もあり、実務経験のある人間の視点からEssayを見て貰うことは重要と思います。(かつ大学側がEssayをReviewする際、在校生=実ビジネスに携わった人間が手伝う事も多いため。)
② 情報収集
大学のHP閲覧、大学主催Receptionへの参加、在校生/Alumniとの面談をベースとして情報収集を行いました。各大学に学生主催のClubがあり、HPには運営幹部の連絡先が載っている事が多いので、自分の興味あるClubの生徒にメールして質問・意見交換を行うのも効果的と思料します。この情報収集作業が「いかにあなたの大学に行きたいと真剣に考えているか(Why XX school)」ということをEssay・InterviewでAppealする際に重要となります。結構情報戦の要素が強い受験プロセスとなりますので、気を抜かずにやった方が良いです。
Campus Visitにも行きました。勿論スケジュールに余裕があれば行ければ行った方が良いですが、行けなくとも大きく不利になるような事は無いと個人的には思います。(VisitはMustという一部の特別な大学を除いて)
③ 推薦状
(1)自分のことを良く分かって頂いている、という視点と、(2)前部署の事業投資業務と現部署のトレーディング業務の2つの切り口で、Well roundedな業務経験があるというApplication上の強みをサポート頂ける推薦状を出すという視点で、直属の上司であった前部署の当時のチームリーダー、現部署のチームリーダーの2人に御願い致しました。
推薦者も忙しく、また自分以外の人間に作業を御願いすることから、Time Managementが自分のEssayより難しくなりますので、早め早めに推薦者には作業を依頼することが非常に肝要となります。御世話になる推薦者を急がせるのは大変気の引ける作業でしたが、割り切ってやりました。
推薦状の設問はおおよそ5-6問/大学となり、全てをイチから推薦者に御願いすると、出願校数にもよりますが、40-50問程度になってしまい、推薦者の方にそのまま作業を依頼すると「えー、こんなにあるのかよ!?」というリアクションを受けてしまいます。各校微妙に設問は違ったりしますが、大体10種類程度にCategorizeできるので、私は受験校の設問を分類した上で推薦者の方に御願いしました。
Interview
基本的にResume、Essayで書いた事を効果的に英語でプレゼンを行う作業であり、面接官の出方、興味を探り、会話を発展させる事が重要となります。(雑談も会話を弾ませるのに有効なToolです。)
Resume/Essayがベースとはなりますが、Interview trainingは特に帰国子女でない方は入念に行うべきと思います。私はInterview scriptを何度も推敲し、ICレコーダーを使って毎日練習していました。想定される質問はある程度限定されてますので、その想定問答集を事前に作成することはMustでしょう。 また出来る限り多く話せるネタ・Topicを持っていた方がいかなる質問をされても柔軟にかつ的確に対応出来る素地が備わることとなりますので、上記Essayの欄でも触れましたが、Essay作成時のネタだしは入念にやった方が良いでしょう。
また、大学のある街のことを調べるのも重要かと思います。実際Chicago Boothのインタビューの際にはChicagoの街の魅力についても語りました。(私は大学時代バンド活動をしていた事も有り、「ChicagoのJazzバーのxxに行きたい」等々話しました。)
Interview trainingについてはEssayカウンセラーでもあるVinceと江戸義塾のEdの2人に御願いしました。VinceはEssay作成から長い時間を過ごしている為、「こういうTopicにはあのEssayのネタをこういう風に言い換えれば有効だ」等、効果的なアドバイスをもらう事が出来ました。またEdはTraining後にFeedbackをWord fileで貰うことができ、かつInterview ScriptのBrush upも行ってくれるので非常に助かりまし。
InterviewをOn Campusで行うか、日本で面接を行うかどちらが良いか、というポイントに関しては、色々意見があると思いますが、本人が納得される形で行えば良いと思います。
ドメスティック育ちな私の個人的“イメージ”ではありますが、帰国子女等英語がNative並の場合はOn Campusで面接を受けて、Admissionに直接熱意をアピールできる点で効果的、一方英語がNativeレベル並でない場合は日本での面接が無難であろう、というものです。理由はOn Campusの場合、Offerを出せる権限のあるAdmissionと面接できる可能性が高いというAdvantageがあり、一方On CampusではNativeの他受験生と同等に扱われ、Nativeレベルで無い場合、Communication能力の評価の際にDisadvantageを負う可能性があると思われる為です。
面接官がAdmission、Alumniどちらが良いか選べるOptionがあるケース(Whartonの日本での面接等)があります。これも私の個人的意見ですが、面接のプロであるAdmissionに公平にSelectionされた方が受かっても落ちても納得が行くということからAdmissionを選ぶほうが合否がどちらに転んでも納得がいくと思い、私はAdmissionを選びました。Alumni面接の場合、Alumniとの相性が合否に大きく作用する可能性は高まりますが、日本で受ける場合Alumniが日本人(Non-Native)となる可能性高く、Non-Native同士の会話となりますので、よりリラックスしてBestなPerformanceが発揮できる可能性が高まるというメリットもあるかと思います。
MBA受験総括
MBA受験はTOEFL/GMATのScore make、Alumni・在校生との面談、Essay・推薦状、Interview等々カバー範囲が多岐に亘ります。また棚卸しを行い自分の強み/弱みを明確に見極めた上で強いCareer visionを示すことが求められる長期間のプロセスです。通常の業務をこなしながらのものとなりますので、Overwhelmingであり、作業の優先順位付け、Time management、情報収集が重要となってきます。
振り返ってみると、とにもかくにも「もう二度とやりたくないプロセスだなぁ」、という感想が一番に上がってきます。(笑) しかしながら、上述したように今後のCareerをじっくりと考える良い機会となりましたし、受験中に受験生同士のネットワークも広がり、色々な人との出会いがあり、受験プロセスだけでも人生の幅が広がったなぁという実感があります。Chicago Boothに来て、この効果が更に倍増していることを毎日感じながら、充実した日々を過ごしています。
拙い文章でしたが、これを読んで頂いたApplicantの皆様の少しでも役に立てばとても嬉しいです。皆様の御健闘を心より祈念申し上げます。
Class of 2011
Class of 201のプロフィールです。
項目 | A | B |
---|---|---|
年齢 | 入学時28歳(Class of 2011) | 30歳(Class of 2011) |
職歴 | 2004年入社 証券会社で投資銀行業務に従事 | 2005年政府系機関入社 |
私費/社費派遣 | 社費 | 私費 |
TOEFL | 109 | 105 |
GMAT | 690 (V:33, M:49), AWA 4.5 |
680 |
専攻 | 経済学部卒 | 開発経済学(修士) |
GPA | 3.7/4.0 | 3.75 /4.0 |
海外経験 | 高校時代1年間 | エジプトに1年駐在 |
Aさん
Why MBA?
1) 体系的に業務関係の知識(ファイナンス、会計、経済等)を学びたかった。
2) グローバルな業務に携わりたかったので、そのためのステップアップとして、英語を利用して様々なバックグラウンドの人間とコミュニケーションする経験、力を得たかった。
年月 | 活動内容 |
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2008年2月~5月 | TOEFL ibtを勉強開始、初受験(99点) |
2008年6月 | TOEFL ibt終了(109点)。GMAT勉強開始(通学) |
2008年7月~8月 | GMAT講座を受講。予備校を何校かまわり、エッセーカウンセラーを選定。 |
2008年9月 | エッセーカウンセリングを開始。 中旬にGMAT初受験(660点) |
2008年10月 | エッセーを本格的に書き始める。GMAT 2回目(650点)、一生懸命勉強をして前より下がるという経験にショックを受ける。推薦者の方に推薦状作成の相談をする。 |
2008年11月 | GMAT講座をまた受講。エッセーを書き続ける。 |
2009年12月 | 上旬にGMAT3回目受験(690点)し、700点に到達しなかったが、カウンセラーと相談してGMATを終了。エッセーに集中するが、エッセーのメドが立った年末年始にかけてややトーンダウン。 |
2009年1月 | シカゴを含む4校出願。しばらくして早速インタビューの招待がシカゴより届き、慌ててインタビュー対策を開始。 |
2009年2月 | シカゴのインタビューを実施。キャンパスでやりたかったが、仕事の予定などもあり、東京でやることに。 |
2010年3月 | 他校のインタビューで渡米した際にシカゴにキャンパスビジット。しばらくしてシカゴより合格通知を頂いた。 |
TOEFL
TOEFLは運よく初めて早い段階でスコアが出ました。市販のテキストを何冊か買ってきて勉強しました。個人的には手ごたえと結果が反比例するような感じがしました。
GMAT
この試験はかなり精神的に追い込まれました。1回目で680点とって終了させよう、とカウンセラーに言われ、その勢いで勉強していったのですが、Mathで得点が出ず、660点(V:34,M:46)となり、意気消沈しました。その後、2回目は入念にMath対策したため、Mathは50だったのですが、Verbalが大きく下がり、650点と前回より悪くなってしまい、全く思うようにいかず、さらに意気消沈しました。3回目で700点には届きませんでしたが、690点出たので、カウンセラーに相談しこれで十分と判断し、終了しました。
大丈夫な方は大丈夫なのですが、苦戦する方は苦戦すると思います。個人的には予備校などで、経験豊富な講師からテクニックをしっかりと学んで、それに忠実に勉強するのが一番だと思います。それから、Mathも油断せずに入念に対策した方がいいです。なお、講座は会社や同僚の紹介で、渋谷の大手予備校を利用しました。
Essay
① Essay/カウンセラー
GMATと同じ渋谷の大手予備校の外国人カウンセラーを利用しました。カウンセラーは、有名だから、とかではなく、お互いの相性や相手を信頼できるかがとても重要だと思います。私のカウンセラーは意見を押し付けるようなことは一切なく、対等な目線、気さくな感じで、私をモチベートするのが上手でした。また、経験豊富で、ダメなものにはきちんと理由を説明した上ではっきりとダメ出ししてくるのも好感が持てました。また、同校の日本人カウンセラーの方も逐次、受験活動の相談させていただきました。
なお、私の志望していた学校のエッセーはテーマやスタイルが自由なものがいくつかあったので、これらでいかに自分を差別化するかを考え、一校ずつ時間をかけて丁寧に仕上げていく感じにしました。
② 推薦状
会社の部長といろいろな案件でコワークしたバンカーの方にお願いしました。部長には、私が会社や部にどう貢献したか?どう成長したか?という観点で、バンカーの方には、私がその方の仕事や担当顧客にどう貢献したか?という点で書いていただきました。
Interview
エッセイ・カウンセラーがインタビューも面倒をみてくれましたが、練習はむしろ自分のことを知らない人の方がいいということで、別の外国人カウンセラーとやりました。英語での面接などほとんど経験がないので、何回も練習しました。
なお、インタビューを現地でやるか、国内でやるかで頭を悩まされる方は多いと思います。自分もシカゴは現地で面接したかったのですが、仕事の関係などもあり、いろいろ悩んだ結果、東京にてやることにしました。米国まで行くとなると、相当時間をとられますし、そうすると仕事や受験活動にも相当影響が出てきます。私は時差ボケに弱くそれも、現地面接のリスク要因でした。東京での面接は、いつも通り仕事して、5時過ぎに会社を抜けて、面接場所に向かい、早めについて一息つき、平常心で面接に臨み、終わったらまた会社に戻ってきて、残った仕事を片付けることができるという気軽さで、自分にとっては良い選択だったと思います。その後、キャンパスビジットした時は、シカゴに関しては結果を待つのみ、という状況だったので、落ち着いた気分で学校を見学することができました。
MBA受験総括
正直、先の見えないトンネルをひたすら走っているようで辛かったです。会社派遣の場合、会社の理解が得られるのは非常に有難いことですが、その反面で周囲の期待に応えないとというプレッシャーをいつも強く感じていました。ただ、いつからか、頑張ってダメだったら仕方がないと(良い意味で)開き直れるようになりました。長い戦いですが、一度決心が固まったら、あまり強気にも弱気にもならず、淡々とやるのがよいと思います。なお、効率を上げるには、気分転換を上手く図るのも大事だと思います。
Bさん
Why MBA?
前職での経験から、ビジネスを通じて途上国の開発に関わりたいと思った。そのため、
1)ファイナンスなど自分に不足しているスキルを補う
2)グローバルなチームでのリーダーシップを学ぶ
3)関連する業界でのネットワークを広げる
機会を検討し、MBAが一番良さそうに感じ、受験を決めました。
年月 | 活動内容 |
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2007年12月 | GMAT 1回目(680点:TOEFLは以前受けたPBTでスコアが出ていた。)。以降何度か受験したが、680点を上回らなかった。 |
2007年12月 | 奨学生に選ばれる。本格的にMBA受験に取り組むことを決意。エッセーの準備開始。 |
2008年1月 | TOEFL iBT 1回目受験(101点)。 |
2008年3月 | Round 3で何校か出願するが、全滅。 |
2008年6月 | MBA予備校の検討開始。複数校に見学。 |
2008年8月 | TOEFL3回目受験(105点)以後何度か受験したが、105点を上回らなかった。 |
2008年9月 | キャンパスビジットEd義塾でエッセーのカウンセリングを受ける。 |
2008年10月 | 2校出願。 |
2008年11月 | 推薦者の方に推薦状を依頼。TOEFL / GMATをそれぞれ受験しなおすが、振るわず。 |
2009年1月 | 4校出願(シカゴ、2nd Round含む)。 |
2009年2月 | シカゴ他、インタビュー(東京でのAlumniインタビュー)。 |
2009年3月 | シカゴより合格通知受領 |
TOEFL
TOEFLに関しては、(1)スピーキング対策、(2)特殊なトピックへの慣れ、(3)試験環境の慣れ、が特にポイントになると思います。ノンネイティブにとっては、特にスピーキングでハイスコアを出すのが極めて困難なので、100点台後半を出したい場合は、他のセクションで満点を狙うつもりで受ける必要があると思います。
(1) スピーキング:スピーキングは、各問毎に出題のパターンが決まっているので、まずはどういった問題が出るかを把握し、回答のパターンを作りました。特に、結論を後回しにする日本語の文章構成ではなく、英語の文章構成に慣れる必要がありました。あとはひたすら演習。数冊出ているスピーキング問題集を何度か解き、録音して、クリアで無い箇所を確認するようにしていました。結果としては最高でも20点前後までしか取ることが出来ませんでした。これ以上スコアを上げるためには、オンラインの英会話学校や予備校等で文章構成・発音の個別指導を受ける必要があると思います。
(2) 特殊トピック(理工系等):リーディング、リスニング対策としては、Podcastや英語雑誌等で英語を聞いたり、文章を読んだりする習慣をつけるようにしていました。ただし、それだけでは特に理工系等の特殊なトピックの論旨が分からないことがあるので、単語帳や問題集を使って補完しました。
(3) 試験環境:リーディングでコンピューターの画面を見続けるのも、スピーキングでマイクに向かって話し続けるのも非常に苦痛な作業でした。これに関しては、慣れしかないと思います。会場によって雰囲気の違いもあるので、出来るだけはやく予約をし、自分の好きな会場で受けるというのも非常に重要なのではないかと思います。
iBTは、英語の知識ではなく使える英語の能力を見る試験なので、必然的に独学で出来る準備が非常に限られてしまいます。ネイティブのサポートを得られる環境を作るのがスコアアップの最大の秘訣だと思います。
GMAT
GMATは自学でGMACの出している問題集を約1ヶ月程度勉強し、680点が出たのですが、その後さらに勉強して受験したにも関わらずそれ以上の点数を取ることが出来ませんでした。従ってこれから受験する方に役立つアドバイスはほとんど無いのですが、振り返って、GMATは若干特殊度の高い試験なので、集中的な事前勉強が有効であるように思います。周りの受験生の話を聞く限りでも、エッセイを書きながらGMATを受けるのはあまり効果的では無さそうです。また、受験時間も長いので、当日の体力・精神力(+運)にもかなり左右されます。午前中に仕事をして午後試験を受けたこともありましたが、全く意味がありませんでした。
Essay
① Essay/カウンセラー
2008年9月より、江戸義塾のEdにカウンセリングをお願いをしていました。彼の文章は非常に分かりやすく、またレスポンスも早いので、特にアプリケーション提出前には助かりました。但し、基本的にスケジュール管理は自分でしなけばならないので、多少なりとも強制的に受験準備をする環境を作りたい方には向いていないと思います。私はとにかく文章を書いて見てもらう、というアプローチでしたが、エッセイ作成の前段階でしっかりカウンセリングしてもらうほうが結果として近道になると思います。
どの学校のエッセイも500words – 1000wordsと大して長くはないですが、自分のキャリア・アスピレーションを整理して説明できるようになるには時間がかかります。また、英語の文章を書く習慣が無い場合は(私もそうでしたが)、表現力、文章構成能力をエッセイを書きながらつけていく必要があります。基本的に、こういった準備は短期間で集中的に出来るものではないと思います。私の場合は、1st Roundから受験を始めていましたので、結果的に2nd Roundの段階までにMBA合格に必要なレベルになりましたが、少なくとも4ヶ月以上の準備期間は見積もったほうが良いと思います。
② 推薦状
出向先の上司、出向元の上司にお願いしました。基本的にカタい組織でMBA受験に向けた推薦文を書いたことのある上司が全くおらず、とにかく私の受験に賛成してくれそうな方にお願いしました。そういった経緯から、推薦状の作成にあたってもカウンセラーにかなり頻繁に相談しました。
Interview
カウンセラーから貰った質問に対する回答を箇条書きで作成し、友人(ノンネイティブの日本人)と電話で練習、週に1~2回カウンセラーと練習といった感じで、エッセー終了後1週間くらいから取り組みました。話をいかに構成するかが特に重要なのと、練習に関しては英語が上手くない人でもとにかく話し相手がいたほうが良いと思います。シカゴのインタビューはアルムナイと東京で行いました。
MBA受験総括
MBA受験にかけていた1年は今振り返っても非常に苦しい1年でしたし、色々な工夫が必要となりました。
(1)ネットワークを作り、正しい情報を早く収集する:基本的にMBA受験は日本の大学受験とは異なり、「こうすれば受かる」という情報が手に入りにくく、また、受験準備のキーとなるポイントもアプリカントの職歴等によってかなり違ってきます。私の勤めていた組織では、MBA合格者が過去10年以上おらず、特に情報収集には苦労しました。予備校の講師のみならず、出来るかぎりアルムナイや受験生とのネットワークを作って情報収集をすることで、断片的な情報(学校について、スケジューリングについて、エッセイ準備について、etc)がようやく集まってくる感じでした。
(2)計画を立てて時間を確保する:受験準備にかける時間の確保は極めて困難です。私の場合も受験準備をしていた時期に、いくつか大きな仕事が入ってきて、時間的にも精神的にも厳しかったです。通勤時間や昼休み、仕事のアイドルタイムなどとにかくすべての空いた時間を受験準備に注いでいました。また、上でも述べたようにエッセーには時間をかけたほうが良いです。英語の試験に追われてエッセーに力を入れられない、というハマリパターンを避けるように長期計画を立てたほうが良いと思います。
(3)腹をくくる(オカネをかける):カウンセリングやキャンパスビジットなど、MBA受験には結構な投資が必要になる上、失敗すると元手を全く取り返せません。また、私費の場合社内での立ち回りも難しくなります。しかしながら、こういったリスクに怯えて中途半端な準備しか出来ないと、好ましい結果は出ませんし、かえって準備が非効率的になります。MBAを受けるのであれば、自分の持つカネ、時間、ネットワークを総動員する覚悟で腹をくくったほうが良いでしょう。
こうして行くことの出来たMBAでの2年間は、本当に充実したものでしたし、まさに、life changing experienceでした。受験準備は非常に辛いですが、それだけのものを賭ける価値のある2年間だと思います。