こんにちは、Class of 2023のKです。
前回からの続きで「Youは何しにBoothに?」の後編です。前編ではWhy MBA?と受験時代にやっておいて良かったこと、やればよかったこと等について3人から話がありましたが、後編ではWhy Booth?と一番印象に残っていること等について語ってもらいます。前編はこちらをご参照ください。
----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
モ: Chicago Boothへの入学の決め手はなんでしょうか?
C: やはりflexibilityとpay-it-forwardですね。「Boothといえばflexibility」なのでありきたりなのかもしれませんが、学生がそれぞれやりたいことを自由に選んで学べる点です。私はエネルギー業界を専門としていたのですが、ソフトスキル、投資判断、データ分析等を学びつつ、今まであまり知見のなかった起業について学んで将来的にエネルギー会社の海外進出に携わりたいと思っていて、Boothだと自分に合う形でプログラムを自由にカスタマイズできる点が魅力的です。また、もう一つのBoothらしさといえばpay-it-forward(ある人物から受けた親切を別の人物に親切をすることで親切の輪をつないでいくこと)のカルチャーですね。実際に私が受験生時代に接したBoothの先輩方は率先して時間をかけて丁寧に対応してくださったのが印象的で、このコミュニティの一員になりたいと心の底から感じました。入学後も学生同士で授業や就活、課外活動等で助け合う文化があると感じます。例えば、必修授業のLEADは2年生が代々ファシリテーターとして授業を仕切ってきましたが、LEAD終了後に「あの人みたいになりたい」「今度は自分がファシリテーターとして後輩のリーダーシップ育成に関わりたい」と同期が口々に言っていたのが印象的ですね。
モ:私もその点は本当に共感します。入学式でも副学長が式辞の中で”define your goal, connect with your community, and remember to pay it forward”と言っていましたね。当プログラムのFlexibilityについてはよく知られていますが、pay-it-forwardのカルチャーはまだまだ認知度が低いと感じますね。私自身もキャンパスビジット前まではBoothについてあまり知らなかったのですが、実際にキャンパスビジットに行った際にたくさんの在校生が親切に対応してくれて、プログラムの柔軟性をどう活用しているかを生き生きと語ってくださったのが印象的で志望度がグッと上がりましたね。
B: 私にとっては、シカゴ大学ではMBAとMPCS(Master of Computer Science)とのデュアルデグリーができることが一番の魅力でしたね。学びなおしをしたいという話を(前編で)しましたが、コンピュータサイエンスを理系のバックグラウンドなしに学べるチャンスを探していたところ、MBAと並行してコンピュータサイエンスを学べるのはBoothしかなかったというのが本当に大きいですね。
A: もうみんなが言ってくれたのであまりいうこともないのですが、付け加えるとするとシカゴの街としての魅力ですね。学生の9割が同じエリアに住んでいますが、ダウンタウンの一等地に住めますし、それでいて物価がリーズナブルなのも有難いですね。
モ:そうですね、家族帯同ですが徒歩圏内で生活は完結しますし、本当に便利ですね。色んな映画のロケ地になっていますし、有名な建築物、美術館もたくさんあるので本当に飽きないですよね。では、次のテーマに移りまして、これまで一番印象に残っていることを教えてください。プライベートのことでも結構です。
C: まず真面目な話からしておくと、本当に必修授業が(LEADを除くと)なくて、最初の学期から自分で履修を組んでいくこと、履修にあたっても入札形式で他の学生の行動を予測しながら札を入れること等もシカゴらしいなって感じますね。入札ポイント数によって人気授業なのかそうでないかが一目瞭然ですし、、、苦笑
A: 思った以上にファイナンスに興味ある人が少ないって感じたことですかね。特に南アジア出身の学生とかそうなんですが、起業とかスタートアップ界隈の人が多いですし、アントレ(起業)の授業が人気なところも全然ファイナンススクールじゃないんだなっていう。もちろん、授業の種類の多さはダントツですし、金融の知見を深めたい猛者にはPhdレベルの授業も提供されていますよね。
B: 僕は、思ったよりもみんなパーティー好きなんだなってことでしょうか。笑 Boothはみんな真面目なのかと思っていましたけど、ソーシャルイベントがとっても多いですし、学業・ソーシャル・就活のバランスをとるのが本当に悩ましいですね。
C: 確かに最初の一か月毎日ソーシャルあったのは衝撃でした。笑
B: あと、さっきAさんからも話がありましたが、シカゴが街として思ったよりも全然良いってことですかね。街並みもきれいですし、バーやレストランもたくさんあって美食の街ですね。
モ: 3人からそれぞれ学業・ソーシャル・街としての魅力について話が出ましたね。素晴らしいです。最後に受験生へのメッセージをお願いします!
A: せっかくプログラムのフレキシビリティもあって、シカゴもいい街なので、もっと多様な人がMBA受験を選択肢として考えてくださるようになればと思います。
B: エッセイや面接対策ってやっているときは大変なのですが、これまでのキャリアや将来について真剣に考える貴重な機会だったと振り返ると思います。受験生活は大変ですけど、受験時代に苦労したことが意外と今に生きていると感じることも多いのでがんばってください!
C: 社会人になってからこんなに友達ができたり、コミュニティが広がったりすることはなかなかないので、今が大変でも諦めずに頑張れば新しい景色が絶対に見えるはずなのでがんばってください!
モ: 今日はありがとうございました。
初企画の「YouはなにしにBoothに?」はいかがでしたか?
海外留学のきっかけから当プログラムのカルチャー、シカゴの街としての魅力まで幅広いテーマについてカバーしましたが、3人それぞれの個性が出た対談だったのではないかと思います。受験を考えられる上で少しでもお役に立つような内容があれば大変幸いです。また定期的にこのような連載を続けられればと思います。
それでは!