Beyond the classroom

Japan Trekについて

こんにちは、Class of 2023のWです。春休みにJapan Trekを実施しましたのでそちらについて紹介させていただきます。

Japan Trekは、コロナ前は毎春休みに開催されていた恒例トレックでしたが、パンデミック後は開催できない状況が続いていました。しかし、2022年10月から外国人の新規入国制限の見直しが行われたことにより、Japan ClubのCo-Chairたちで再開の議論を始めました。また、周りの学生からも多く問い合わせをもらうようになりました。友人たちの日本への関心の高さを実感し、この学生生活で色々と助けてくれて、また、新しい世界をたくさん見せてくれた同級生に恩返しがしたいという気持ちからトレックを開催しようと決めました。

今回はコロナ直後というイレギュラーな状況下、かつ、コロナ前のトレックサイズの2倍以上となる160名という大規模なトレックだったため、ゼロベースで企画を行いました。非常に準備が大変でしたが、それだけの労力に見合ったかけがえのない経験になったと思います。

スケジュール

トレックのスケジュールは下記の通り進めました。

トレックの様子

ハイライト

2日目 京都(清水寺)

3日目 奈良(東大寺)

4日目 広島(大宴会)

5日目 広島(宮島)

7日目 東京(屋形船)

振り返り

終わってみて開催して良かったと思う点がいくつかあるのでお伝えしたいと思います。

1. クラスメートへの恩返しと最高の想い出

冒頭にも書きましたが、Japan Trekを開催した理由はクラスメートへの恩返しがしたかったというのが一番大きいです。私は純ドメでMBAに来ていて学業やソーシャルなど色んな場面で苦労することも多かったですが、本当にBoothのクラスメートは優しい人が多く、いつも助けてくれました。また、私が今まで知らなかったような文化や考え方を見せてくれ私の世界を広げてくれました。そんな友達に恩返しするために日頃からpay it forwardの精神をもって生活していますが、Japan Trekは一番のgive backの方法だったと思います。トレックの最中や終わった後に多くのクラスメートから日本は最高だ、今までで行った旅行の中で一番だと言ってもらえて本当にトレックを開催して良かったと思いました。また、みんなにgive backできただけでなく、自分がゼロから企画したトレックでみんなと楽しみを共有することには自分自身大きな充足感を得ることができました。人生で最高の想い出になったと思います。

2. Boothコミュニティにおける認知度向上

Japan Trekを開催したことでほとんどのクラスメートが私のことを知ってくれていると思います。今回、他の大きな恒例トレックをおさえてJapan Trekが最大のトレックになったことで多くの注目を集めました。学内の新聞やブログなどで取り上げられる機会も多く、参加者はもちろん、参加していないメンバーも私のことを知ってくれたと思います。これからみんな卒業して各界でリーダーとして成功していくと思いますが、そんな同級生がみんな自分を認知してくれていることは将来の大きな財産になるのではないかと思っています。

3. リーダーシップやプロマネといったスキルの向上

旅行の企画で得られることなんてあまりないのではないかと思う人も多いと思いますが、実際にトレックを成功させるためにはクラスメートとの信頼/ネットワーク、プロマネ力、ステークホルダーマネジメントなど多くのスキルを求められたと思います。私が特に一番自信になったのは英語でスピーチをするという経験です。私はいまだに授業中の発言やプレゼンも苦手だなと日々感じています。しかし、Farewell Partyで最後にスピーチをしてしっかりと会場を沸かせて、旅で最高の盛り上がりを作ることができたということは自分にとっての大きな自信となりました。

改めてJapan Trekは最高でした。是非この伝統を続けて日本の良さをBoothコミュニティの中で伝えていければと思います。

MLB球団でのインターンについて

Booth 2年生のIです。

秋学期が始まり、日々宿題とソーシャルイベントに追われています。

夏季休暇中のMLB球団でのインターンシップについてご紹介します。MBA生のインターン先としてはユニークだと思います。MLB球団のビジネスサイドの業務に関する日本語での情報は少ないようですので、業務のイメージが湧くよう、以下つらつらと記載します。

インターンの経緯

Boothでは、夏季休暇中のインターンシップが卒業要件です。

自身のスタートアップでの活動で代替するなど、例外もありますが、基本的には全員が参加します。

従って、社費生の私も、インターン先を見つける必要がありました。
折角の機会、憧れの米国スポーツ業界で働いてみたいなと思い受入先を探しました。Boothアラムナイや、派遣元企業のアラムナイなど、色々な縁あってMLB球団の事業戦略チームにお世話になりました。

(画像:インターン先の球場。築15年程度で比較的新しい)

インターンシップ概要

大きくは以下のような感じでした。


期間:6月から8月までの10週間。シーズン真っ最中。(インターン先球団はチーム再建中であり、インターンシップ開始時点で、既にプレーオフ進出が絶望的でしたが…)

形態:球場内にあるオフィスに毎日出勤。選手の通用口、ブルペンの脇を通って通勤していました。リモートも可能でしたが、球場での経験は代替し難いと思い、毎日出勤しました。

(画像:選手・社員用通路。歴代選手の写真が並ぶ)

組織:球団のビジネス部門(約50人)の中の事業戦略チーム(約10人)。私以外はビジネス部門全員がアメリカ人でした。 (球団組織は、大きくプレー側とビジネス側に分かれます。従って、私のチームは映画Moneyball みたいに出塁率や奪三振率を計算する所ではありません。)


因みに、戦略部門の従業員は、所謂高学歴が多かったです。Stanford MBA、Booth MBA、Columbia MBA、Prinston のComputer Sciense 修士、Harvard のApplied Math等々。出身業界も投資銀行・コンサルティングが半数以上でした。

待遇:IBDやコンサルでインターンをする同級生の10~20% 程度の給与 + 毎試合のチケット!!(パッションに導かれて選んだ環境なので…)

インターン規模:MBAインターンは私一人、同じ戦略チームにはHarvardの体育会の学部生が1名いました。営業、マーケティング、球場整備、映像作成など各部門にもそれぞれ1-2名ずつ学部のインターン生がいました。みんな年齢が私より6-7個下で、なかなか話題も合わずコミュニケーションに苦戦しました。

プロジェクトのテーマ

米野球界は、コロナ禍での観客動員数減少に直面しています。加えて若年層の間での人気低迷が深刻であり、サッカーやバスケにシェアを奪われています。合わせて、各所のデジタル化が進んでいて、例えばチケットレス・キャッシュレスは日本のプロ野球より進んでいます。

その中で、「いかに新旧のサービスを通じて観客の満足度を上げ、沢山球場に来てもらうか」を事業戦略チームは検討しています。

私が期間中に従事したプロジェクトテーマは以下です。

  • シーズンチケットの購入者/額は近年のチーム成績、経済状況、コロナ禍、商品ラインアップを反映してどのように変化したのか?→次年度以降のシーズンチケットの金額・特典をどうするべきか?

  • 球場における各要素への顧客満足度は、時系列・属性別にどのような傾向があるのか?足元で特に改善すべき部分はどこか?

  • 入場者プレゼント(Tシャツやボブルヘッド人形など)は、それぞれどの程度入場者を増やしているのか? 来年以降のラインアップはどうするべきか?

  • 収益性の観点では、試合の開始時間は曜日・季節ごとに何時がベストなのか?

  • チケット購入者について、年齢・性別・アプリの利用傾向・趣味など沢山のデータが存在するが、これをクラスター分けすると、どのような典型的な購入者像が存在するのか? →営業のアプローチをどのように変えていくべきか

どのプロジェクトもデータを分析し、その解釈を試み、それに応じた今後のアクションを検討する、というものでした。

(画像:時折入場者に配られるボブルヘッド人形。この観客動員へのインパクト測定がテーマの一つ)

日々の過ごし方-業務

  • 基本的にはExcel、Rでデータを加工・分析していました。顧客ポートフォリオの可視化、アンケートの分析にはExcelを、入場者プレゼントのインパクトを測る重回帰分析や、チケット購入者のクラスター分析にはRを活用しました。
    (入学までR未経験でした。フレキシブルなBooth のカリキュラムのおかげで、1年次の全学期でRを使う授業を履修できたため、なんとか求められた分析をこなすレベルに淘到達できたと思います。)

  • 分析結果は、上司、戦略チームリーダーに日々報告しました。プロジェクトの節目では、ビジネス部門のリーダーにもプレゼンをする機会を頂きました。アメリカ人しかいない環境、Boothでのグループワークより語彙も多いし、スピードも速く、苦闘する日々でした。

  • 今後のアクションの検討では、営業部門、マーケティング部門とも活発に議論をしました。戦略部門の分析をもとに、営業部門と重点アプローチ先を議論したり、マーケティング部門と入場者プレゼントの内容を議論したりしました。小さい組織であるため、部署間の距離が近く、分析結果がすぐにアクションに反映されていくのが印象的でした

日々の過ごし方-業務外

  • ランチは、球場近辺の飲食店で調達しました。空っぽのスタンドに腰掛けて、芝の整理や、遠征に帯同しない選手の調整を眺めながら食べていました。また、金曜日のランチは戦略チーム・マーケティングチームで食べに出ていました。

  • 社内のラウンジスペースではコーヒーや紅茶が飲めますが、クオリティが低かったです。(Boothの学生ラウンジの無料コーヒーのクオリティも議論を呼んでいますが、そこよりもう3段落ちます)。よって、インターン仲間と球場周辺のカフェに息抜きしに行くのが日課でした。

(画像:球場そばの人気コーヒー店。シカゴよりかなり南の町でとにかく暑く、アイスコーヒーが不可欠でした。)

  • 勤務時間中に試合がある日は、オフィスのテレビで放送されています。(移動の多いMLBでは、平日のデーゲームが頻繁にあります)緊迫した場面では、皆作業を止めてテレビの前に集まったり、階段を駆け下りてスタンドまで観戦に行ったりしていました。

  • ナイトゲームの場合は、勤務後にそのままスタンドに行き、気が済むまで試合を見ていました。少し早く上がれば打撃練習も見ることができるため、有名選手がプレーする日は、同僚と連れ立って見に行きました。

(画像:試合前の打撃練習の見学)

印象的な出来事抜粋

  • インターン中、球団の顔ともいえる選手が電撃移籍してしまいました。トレード期限当日は、みんなで慌ててグッズショップに行き、彼のグッズを買い漁りました。移籍前の最後の試合では、スタジアムにFleetwood Mac のGo Your Own Wayが意味ありげに流されていました。

  • トレード翌日の試合では、マーケティング部門のリーダーに呼ばれ、試合前のプロモーション映像を皆で眺めました。移籍した選手全員が綺麗にカットされた映像が完成していました。直前まで誰が放出されるか分からないため、50パターンほど徹夜で作ったそうです。

(画像:有名選手の移籍前夜。対峙する選手もインターン先の元主力選手)

  • 観客動員数を予測するモデルを作ろうと、天候、マッチアップ、日時、プレゼント有無などをもとに回帰分析していたのですが、数年前のある試合で、現状の変数では説明できない規模のエラーがありました(モデルの試算より1万人以上多く来場)。ミスかと思い調べていくと、前年に移籍していったスター選手が初めて帰還する日であり、街中の人がブーイングするために集まったとのことでした。

  • 他球団のビジネス部門との交流が盛んでした、他の球場のチケットを沢山貰いましたし、オフィスも訪問させて頂きました。そこでは分析の方法や、イベントのオペレーションなど細かく質問されました。試合では“競合”ですが、ビジネスでは”同志“だそうです。「まぁ、XXX(球団名)のヤツに聞かれたら何も教えないけどな」と上司は言ってましたが。

以上、これでもかというくらい、野球にどっぷり浸かった3か月でした。

感じたこと

  • 「グローバル」 と「米国ドメスティック」の差は大きい

    前述のとおり、私以外全員アメリカ人というインターン先の環境は、4割留学生がいるBoothとは異なりました。オフィスでは、私が絡む会話だけ話の流れが遅くなりますし、普段留学生と接しない彼らは、私の拙い英語を聞くことにMBAの同級生ほど慣れていません。雑談の中での、(おそらく)幼少期のテレビ番組だったりスラングだったりも理解できず、適応に苦労しました。Boothで1年過ごし、学内でコミュニケーションのストレスを感じることも減り、「あ、私、アメリカで全然いけちゃうな!」と浮かれていたのですが、ボコボコにされました。これには特効薬がなく、地道に進んでいくしかないのだと思いますが、道のりの遠さに愕然としました。米国で今後仕事をしていくうえでは、超えていかなくてはならない壁です。もっとこのままではダメだ、頑張らなくては…と痛感しました。

  • 共通の目標で結びついた組織は素晴らしい
    私のインターン先は、チームの繁栄のため、ワールドチャンピオン奪還のため、という目標を全員が共有していました。同僚たちの多くは、高学歴で、大都市でのエリートキャリアを離れ、給料を1/2、 下手したら1/3 まで減らして転職してきた人でした。全員が、お金やその後のキャリアなど個人の利益に属した理由ではなく、野球・チームへの情熱によって集まっていました。 彼らは、部署・階級を超えて、どうやったらチームが良くなるか、業務内外でいつも話していましたし、ディスカッションをしても各人が強いこだわりを持っているのでいちいち紛糾していました。あまり「組織の空気感」みたいなものを気にしてこなかったのですが、今後30年もこういった雰囲気の中で働いていけたら良いなと思いました。

  • 野球場はやっぱり最高
    裏側に回ってみることで、いかに沢山の人が一つの試合のために働いているかを知り、何気なく見ていた試合が、人々の努力が結した作品なのだと気づきました。夏の夕方、コンコースを風が吹き抜ける中で、私の時給より高い球場の生ビールを飲みながら眺めるBaseballは最高でした。シカゴにも立派な球場が2つありますので、新シーズンが始まったら、また同級生を誘って観戦に行こうと思います。

以上、長々と失礼しました。「へー、こういうインターンもあるのだな」くらいに思って頂ければ幸いです。

米国インターン就職活動101 (Part 2)

前回の投稿につづき、米国インターン就職活動101の後編です。

2-b.オフキャンパス

概要

各社独自のニーズ・タイムラインに基づいて会社主導で行われるプロセスです。募集されるポジションの数は無数に存在しますが、プロセスの時期・スピード感・面接内容等はインダストリーは疎か、各社、各ポジションでバラバラでかなりカオスな状況です。テック就活と業界を絞っても、プロセスはバラバラで以下のような悲劇が生まれます

●       大手テック企業の面接が10月上旬(MBA留学直後!)に突如開始し準備不足で撃沈。その会社、毎年翌3月が面接時期と聞いていたのに・・・

●       志望度そこそこ高い企業から1月にオファーを獲得。オファー返答期限以降にFAANGの面接を予定していたので辞退したが、結局FAANG全滅! それならオファーをアクセプトすればよかった・・・

●       Googleに応募したが何ヶ月も連絡が来ない。落ちたと思って志望度低い会社のオファーをアクセプトしたが、3月中旬に突然Googleからインタビュー依頼が来た。もっと早くに連絡してくれ・・・

オンキャンパスリクルーティングでの説明と同様に、オフキャンパスのリクルーティングプロセスを見てみましょう。やる事は基本的に一緒です。但し、それぞれの活動の位置付け・意味合いは大きく異なります。(赤字参照)

この中でも一番特徴的なのがネットワーキングの重要性でしょう。特にテック就活では従業員からのReferral(推薦)が非常に重要でこれの有無によってインタビューインビテーションが来るか来ないかの確率が大きく変わります。そういったReferralを得る為には、Linkedinなどで独自にコネクションを構築して、自分を推薦してもらえる関係を構築する必要があります。

これは時間が読み辛いプロセスであり早期に動き出す必要があります。

次に特徴的なのがポジションへの応募方法です。基本的には各社の採用HPを確認して応募をする事になりますが、各社がいつMBAインターンポジションを募集するか(そもそも採用するか否か)が非常に不透明である一方、募集開始後はローリング方式で早くに応募した候補者から面接を進める為、とにかく他人よりも1日でも早くに応募をする必要があります。どれだけ自分のキャリアがそのポジションにフィットしていても、企業にとって納得のいく候補者が先に見つかればインタビューすらされません。

上記より、オフキャンパスリクルーティングでは各プロセスにおいていかに他人より早く動けるか?が鍵となると言っても過言ではありません。

ここで、上記プロセスを改めてタイムラインで見てみましょう。先ほどの表と異なり大分混沌としている事が見て取れます。

一部の大手に当てはまる傾向がある「代表的な」タイムラインを太線で記載していますが、実際には点線で記載される時期全体を通して各活動を行う必要があります。何故なら、我々就活生は大手2-3社だけを受けて就職活動を行う訳には行きませんし、大手企業の中でもポジションによって大きく募集タイムラインが異なるからです。

また、以下がテック就活におけるサマーインターンのオファー獲得時期を示したものですが、やはりご覧の通り相当にロングテールである事がわかります。一般的に、オファーレターを受領してから1~2週間以内にアクセプトをしなければオファーを取り消されてしまいますので、準備の面もさる事ながら、時期的なコンフリクトをマネージする能力も必要です。

 

対象インダストリー

●       テック

●       スタートアップ

●       PE/VC

●       ヘッジファンド

●       メディア・エンターテイメント

など

Tips

●       就職活動をやり遂げる為に必要な能力
上記のようなカオスな状況下で就職活動を成功させる為には以下の能力が不可欠です

○       混沌とした状況でのプロマネ能力

○       正解の見えない状況で自ら道を切り開く能力

○       現状を理解し、各選択肢のリスク・利益を定量的に比較衡量する能力

幸いにして、フレキシビリティ・アントレプレナーシップ・データアナリティクスに定評のあるChicago BoothはMBAスクールの中でも特に上記能力を養える環境にありますので、Boothで学ぶ事ができたのは私にとって非常に幸運でした。

●       オフキャンパスでの採用難易度について
「日本人にとって○○は楽 or 難しい」との纏め方に以前より違和感を覚えていました。というのも ①採用側は候補者の国籍を気にしておらず不正確である上に ②日本人である形質は変えようがなく、建設的なアクションに繋がらないからです。

そこで、少し趣向を変えて就活難易度を判定するMetricsを作ってみました。精度は保証しませんが、採用担当者からどの要素がどう見られているのかのイメージは掴んで頂けるかと思います。ここで特に注目して頂きたいのがいかに多くの要素が自らの努力でコントロール可能かです。就活が始まってからも諦めずに全力を尽くせば道は拓けます。
(※精度チェック頂いたBooth・他校の米国就活経験者の方々ありがとうございます!)

3.  Chicago Boothの就活サポート

3-a.大学オフィシャルのサポート

就職予備校とも揶揄されがちなMBAスクールですが、Chicago Boothも就職には相当に力を入れているようで、手厚い就活サポートが受けられます。Boothには専属のCareer Serviceスタッフが10名程おり、各企業とのコネクション構築・各種イベントのファシリテート・1:1での就職アドバイスやインタビュー練習などを行っています。インターナショナル生向けのイベントも多く、就職活動の肌感覚がわからない日本人学生にとって大きな助けになります。

以下はBoothのCareer Servicesが行っているサポートのごく一部です。

  1. GTSシステム
    大学が管理するシステムで、就職活動の状況整理やレジュメ管理などができます。オンキャンパスの就職活動や各種の就職関連セミナー・1:1コーチング等の活動は基本的にこのシステムを通じて登録・管理します

  2. Career Service Program

全体で10時間程度の就職活動の全体像やTipsを学習するコースで、新入生は全員受講します。このコースを一通りやると効果的なレジュメ・カバーレターの作り方、自己紹介・ネットワーキング方法など就職活動に必要な知識が一通り身につきます

  1. Career Coach/Career Advisorのアドバイス
    企業のリクルーターと日々接している大学のCareer Coachや、就職活動を既にくぐり抜け成功させてきた2YのCareer Advisor等からレジュメレビュー・モックインタビューなどの様々なサポートを受けられます。面接直前の数週間は彼らやBoothの同期等と毎日のようにモックインタビューをすることになるでしょう
    ※なお、私もTech Industry Career Advisorとして活動をしています

3-b.Student Groupによるサポート

各業界のStudent Groupが上記Career Serviceと連携しつつ様々なイベントや就活サポートを行っています。例えばBooth Tech Groupでは企業とのイベント開催や企業/役職に応じた1Y学生同士のモックインタビューマッチング、Management Consulting Groupでは2Y学生によるモックインタビューなどです。

4.おわりに:米国就職、その先

米国で就職をする日本人MBA生は多くありませんので、やりようによって相当にエッジの聞いたキャリアを構築する事ができます。米国永住・海外ベンチャーの日本オフィス立ち上げ参画・VC資金が豊富な米国でベンチャー立ち上げ 等々・・・

とりわけ、前述の通り米国では総じて給料水準・WLBが良い為、特に仕事に拘りが無く永住を視野に入れている方にとって、リーズナブルなセカンドキャリアは無数に広がっていると言っても過言ではありません。

但し、何かしらのキャリアゴールがある方や将来的な日本帰国を視野に入れている方にとっては、仮説ベースでもキャリアゴールをしっかりとイメージしなければ危険です。例えば、将来的に外資系IT企業の日本(営業)拠点でのマネジメントを目指す人間が、IT繋がりと会社名を理由にFAANGのSourcing MgrやSCM職に飛びつくと、場合によってむしろキャリアゴールを実現不可能にしてしまう事になりかねません。特に、日本帰国を考えた際にランダムなポジションで満足していると、帰国後に付加価値になり得る ①特定の業務・業界知見 ②People Mgmt経験も無く40歳前後で帰国。求める水準の就職先に苦労するワーストケースシナリオも視野に入ってしまいます。


少なくとも①業務・業界知見に関しては就職活動時にコントロール可能な要素です。従って「米国就職」「テック就職」といったような大枠で一括りにせずに、できるだけ粒度の細かいキャリアゴールから逆算された就職活動をするように心がけるようにすると良いと思います。

Boothでのクラブ活動:Investment Management Group編 (その2)

皆さん、こんにちは!Class of 2021のKYです。

早くも1月が終わり、サマーインターンシップのための就職活動も一段落したこともあり、そろそろずっと放置していた(苦笑)昨年11月下旬に参加したボストンで開催されたMBA Women In Investing (WIN) Conference(以下、WIN Conference)について書きたいと思います。2ndラウンド出願の皆さんはまだインタビューの準備などで大変かもしれませんが、最後までがんばってくだいね!キャンパスビジットやメールでインタビュー対策等のご相談に乗ることも可能なのでよろしければ是非ご活用ください。皆さんの大学合格の一助になれること、そして皆さんが念願の大学(願わくばBooth)に合格されることを心より願っています。

さて、前回Professional系クラブのInvestment Management(IM)Groupの記事をアップしましたが、この会合はそのクラブを通じて参加した10月のChicago Booth Investment Competition(以下、CBIC)の後に、クラブのCo-Chairs(クラブの役員)によって選抜されて参加してきました。当クラブの女性メンバーは大変少ないため、私が参加しないと最小参加人数の3名に達しないことが選抜された主な理由です^^; 女性の社会進出が進んでいる米国でさえもIM業界における女性のプレゼンスは低く、現在IM業界で働いている女性の割合は全体の10%以下と少ないのが実情です。今後BoothのIMGの女性メンバーが増えることを願っています。ちなみにCo-Chairsには女性メンバーが2名いますが、二人とも異様に優秀な人達です。

2日間に亘って行われたWIN Conferenceは他のストックピッチの大会とは異なり就職活動色が強く、WIN Conferenceのスポンサー企業とのネットワーキングに主眼が置かれています。要は「1月に本格化するサマーインターンシップに向けた大手企業によるpotential candidatesの早期囲い込みの場」といったところでしょうか。このため、この会合では事前にレジュメのスクリーニングがあり、企業の目に留まった生徒は面接や各社主催のネットワーキングイベントに個別に招待され、参加企業の説明会や全体でのネットワーキングイベント、IM業界の様々なトピックに関するパネルディスカッション、(スポンサー企業による採点付き)ストックピッチのショーケースなど2日間の間にこれでもか!というほど企業とネットワーキングする機会が盛り込まれております。早朝から夜遅くまで休憩が殆どなくぎっしりとスケジュールが組まれており、食事もスポンサー企業によるパネルディスカッションを聞きながら取るため、さすがに2日目の朝食時には学生達は心なしかげんなりしていました(苦笑)。

ただ、WIN Conferenceには欧米のトップスクールしか参加できないようで、またスポンサー企業もIM業界のビッグネームばかりということもあり、この会合に参加できるのはBoothに入る一つの利点かもしれません。また、普段会うことができない他校のIM業界を目指している学生達と交流できる貴重な場でもあります。周りの学生達のプロフィールを聞いていると、皆前職はIMやプライベート・エクイティ、クレジットアナリスト、トレーダーなど金融業に従事しており、とても意識が高い人達が多かったのが印象的でした。人種をみると、比較的中国人や白人、インド系が多く、日本人は私だけで他のアジア人が少しみられましたが、韓国人はいないようでした。この会合に参加した学生の45%は後にIM業界に就職しているとのことで、米国でも女性の割合が10%以下であることを鑑みると、如何にこの数字が驚異的であるかがお分かりになるかと思います(実際、この数字がアナウンスされた際には会場ではかなりどよめきが起こっていました)。このため、WIN ConferenceはIM業界を目指す女学生にとっては登竜門的な位置づけにあるといっても過言ではないかもしれません。(後述するストックピッチの準備がすごく大変だったけど)このような会合に大学のお金で無料(飛行機代、タクシー代、宿泊費を全てBoothが負担)で参加させていただいたことに感謝しております。

 
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以下、WIN Conferenceの各催しについてご説明したいと思います。

個別企業との面接 (1日目 9:00 a.m. – 1:00 p.m.)

事前に参加企業各社によるレジュメのスクリーニングをパスした学生はWIN Conferenceが始まる前に会場のヒルトンホテルから離れたオフィス街にて面接を行います。各社一人につき30分の面接時間を設けており、面接は実際1月のインターンシップの面接で行われる内容と同じで、職務経歴、MBA取得の目的、IM業界の志望理由、ストックピッチとfollow-up質問、行動面接で主に構成されており、大半の時間はfollow-up質問に費やされました。ただ、大変残念なことは最後のQ&Aの際に「御社は留学生の就労ビザのスポンサーをして下さるのですか」と聞いたところ、「あれ、あなた就労ビザ必要なの?当社は恐らくスポンサーしないわ」と言われ、案の定同社はビッグネームなのにスポンサーしないことが後に発覚し、サマーインターンシップには応募できませんでした(泣)。留学生にとって米国のIM業界で就職するのは就労ビザの問題から大変難しく、Boothに求人を出している9割以上のIM企業は応募要項に米国で働けることを求めています。面接のために夜寝ないでストックピッチを完成させて朝6時の便に乗ってボストンに来て、マイナス3度の中オフィス街をさ迷いながら面接に臨みましたが、これも今振り返ればよい思い出です(苦笑)。

スピードネットワーキングセッション(2:00 p.m. – 5:04 p.m.)

名前の通り15分間という短い間にスポンサー企業と各テーブル10名くらいの学生とネットワーキングセッションが行われます。この15分の短い時間の間に、企業説明を受けて質疑応答が行われます。驚いたのは他の学生の意識の高さです。「私ちゃんと企業リサーチしてきました!」といわんばかりの質の高い質問がバンバン飛び交い、学生達は企業への自己アピールの場として考えているようでした。テーブルの上に積まれた名刺が奪い合われ、学生達の質問を感心しながら聞いている中、3日間ほぼ寝ていなかったためか当方はどうやら途中で寝落ちしていたようで、この時の記憶が半分くらいしかないです(苦笑)。もっとも、記憶がある時にはこの記事のために現状調査をしなければ!と思い、各社にサマーインターンシップを通常何名程度毎年取るのか質問したところ、どの企業も2~3名程度しか取らないようで(複数オフィスがある企業は各オフィスでその人数を取るイメージ)、アメリカの学生とも争わないといけないことを考えると、改めてIM業界でのインターンシップ獲得の難しさを実感しました。同席した他校の中国人の2年生は「この隣にいる子はすごく優秀なのにまだ就職先が決まってないの。おかしいわ!」と嘆いていました…。

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ネットワーキングセッションレセプション(5:15 p.m. – 6:30 p.m.)

夕食の用意ができるまでの時間も無駄にしませんといわんばかりに今度は全体でのネットワーキングセッションが行われました。ヒルトンホテルで主催されているせいかオシャレめな空間でお酒やアペタイザーを楽しみながら皆ネットワーキングをしていました。

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ディナー/パネルディスカッション(6:30 p.m. – 8:30 p.m.)

ディナーでは企業と学生が一緒のテーブルに座り、1時間程度雑談した後にプラチナムスポンサーによるパネルディスカッションがありました。ただ、極度の寝不足と疲労により途中で寝落ちしてしまったためこの時の記憶が殆どなく(苦笑)、このままでは夜10時から行う予定の明日のストックピッチの練習(この時点では各人の割り当てを決めたたけで全体練習を一回もしていないひどい状況)に間に合わないため、途中で抜け出して仮眠することにしました。

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個別企業主催のネットワーキングレセプション(8:30 p.m. – 10:00 p.m.)

参加する予定でしたが、事情を説明し残念ながらキャンセル。この一時間半の睡眠でなんとか少し生き返る。

朝食/パネルディスカッション(2日目 7:00 a.m. – 8:00 a.m.)

夜10時から深夜まで全体で練習した際に自分のパートが長すぎて制限時間の10分間に収まらないことに気づいたが(確かに今思えばappendixを除き計18枚のスライドは明らかに多すぎ)、パワーポイントの事前提出が求められていたためスライドを削除することもできず、夜な夜な早口の練習をし続け再び睡眠不足に。朝7時という異様に早い朝食とプラチナムスポンサーのややアグレッシブなお姉さま方(Q&Aの際に名前を言い忘れた学生は結構本気で怒られていた)によるパネルディスカッションにふらふらになりながら参加しました。

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ストックピッチショーケース(8:00 a.m. – 9:25 a.m.)

WIN Conferenceのメインイベント。3つの会場に分かれて同時並行で行われます。明らかに大学のランキング順に分けられており、トップファームは我々Boothチームが含まれる会場に集中し、審査員としてストックピッチの評価を行い、後に詳細なフィードバックをくださいました。他校のストックピッチを見ていましたが、Whartonの中国の美人3人組によるストックピッチが特に素晴らしかったです。ただ、我々もBoothの名に恥じないようなピッチが出来たかなと思っています。Q&Aの際には企業からたくさんの質問がありましたが、どれも自分としてはちゃんと回答が出来たと思っており、むしろCBICの際の質問の方が難しかったと感じました。改めてBoothのIMGのCo-Chairs(CBICの大会では彼らとKelloggのCo-ChairsおよびIM業界で働く卒業生が審査員役)のレベルの高さを実感しました。ストックピッチではかなりの早口により無事制限時間内に終えられたこと、質疑応答の準備が出来ていなかった割にちゃんと質問に答えられたこと、そしてピッチ後複数の方から嬉しいお言葉を頂いたことから、久しぶりに何とも言えない高揚感に包まれました。

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その後、審査員7名から評価シートをいただき、自分のチームのストックピッチの具体的な評価をみることができました。下図の通り、よくできたなと思っていた質疑応答(4.Q&A Quality)は審査員によっては満点だと感じた人もいれば平均以下だと思った人もおり、改めて主観的な見方って怖いなとつくづく思いました(苦笑)。しかし、このように業界の最前線で活躍されているプロによる評価をいただける機会は他にはないので大変ありがたかったです。ちなみに1.Overall Quality(ピッチ全体の質)は平均3.9だったので、悪くなかったと個人的には思っています!

企業①による採点

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企業②による採点

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パネルディスカッション(10:05 a.m. – 12:25 p.m.)

ストックピッチ後は二つの会場に分かれて45分×3回のパネルディスカッションが行われました。一つ目と二つ目のパネルディスカッションは「how I generate Investment Ideas(どのように私は投資のアイディアを生み出しているのか)」、「how to Interview management(どのように投資対象企業のマネージャー達と<分析の際に必要となる情報収集のための>面談を行うのか」という共通トピックについて、スポンサー企業が2グループに分かれて行いました。自身を含め多くの学生達はやはりビッグネームが揃っている方のディスカッションに参加しました^^; 最後のパネルディスカッションは「Investment strategy(投資戦略)」について、米国・インターナショナルのマーケット毎に分かれていたため、インターナショナルの投資戦略の方に参加しました。折角なのでパネリスト達に日本市場をどうみているのか質問してみたところ、やはり日本企業はキャッシュを溜め込みすぎているなど非効率な経営を行っている点が指摘されました。他方、安倍政権により企業のROE向上に取り組もうという機運が高まってきた点や、女性の就業率が上昇している点(足もとでは米国よりも速いペースにあるとのこと!)を評価する声も聞かれました。パネルディスカッション後は閉会式までランチを挟んだプラチナムスポンサーによるパネルディスカッションと、最後のスピードネットワーキングセッションが行われました。

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こうして長い長い二日間が終わり、振り返ってみると初めからトラブル続きで(リーダーシップを握るといっていたメンバーに任せていたら、提出期限3日前になっても全く何もできておらず、そこから心を無にしてひたすら淡々とスライドを作成する日々)、文化や物事に取り組む姿勢が異なる人達と共に何かを成し遂げるというのは大変だなと心底思ましたが、最後の方ではチームワークを発揮することができ、皆でいいアイディアを出し合えたからこそ満足のいく結果を出すことができたのだと思います。このような経験は日本ではなかなかできないほか、WIN Conferenceを通じて培った知識や経験がその後の就職活動にも役立っていることから、今では大変だったけど挑戦して本当によかったなと思っております。

総括

・Boothのようなトップスクールに入るとWIN Conferenceなど就職活動に役に立つ様々な機会が与えられる。また、大学もそれをバックアップしてくれる。

・Boothのプロフェッショナル系クラブのCo-Chairsは優秀な人達ばかりで、メンバーのために色々とサポートをしてくれる。

・クラブ活動を通じて異なるバックグラウンドを持つ人達と共同作業することで、日本では得られない経験を積むことができ、色々な面で成長することが出来る。

Boothでのクラブ活動:Management Consulting Group編

Class of 2021のH.Iです。

前回に続きClub活動についてご紹介いたします。今回はProfessional ClubのManagement Consulting Group (MCG)についてです。名前の通りConsulting Industryへの就活のためのクラブです。Boothでも同業界は極めて人気であり、非常に多くの部員がいます。殆どの学生がアメリカ就職を目指しているためクラブ全体のフォーカスは米国オフィスとなりますが、ケース対策の必要性等はどこでも大きくは変わらないため、東京オフィス等アメリカ以外での就活を目指す学生も所属しています。活動は主に、企業研究及びネットワーキング/ 面接対策/ メンバー同士の交流です。私が参加したイベントを中心に普段の活動について書いてみたいと思います。

企業研究、ネットワーク

MBA生活開始の9月下旬頃から、早くも就活に向けてキャンパスが少しずつ慌ただしくなってきます。アメリカではMBAホルダー間でも競争が厳しく、面接に呼ばれるために皆ネットワーキング (簡単に言うと企業とのコネクション作り)に勤しむこととなります。当クラブは20社近いグローバルコンサルティングファームのスポンサーを受けており、年末にかけて企業説明会がクラブ主催で頻繁に開催されます。主にLunch & Learnとして昼休みにランチと共に行われ (学生にとってフリーランチも大きな魅力)、原則メンバーしか参加することはできません。さらに、夏休みにインターンを経験した2年生がボランティアでコーヒーチャットの枠を確保してくれるため、1年生メンバーはスプレッドシートで先輩を見つけ、いつでも話を伺うことができます。2年生と知り合いになる機会はまだこの時期には限られているため、米国オフィスに少しでも興味がある場合は大変重宝します。さらに、年内に2回ほど大規模なネットワーキングイベントが開催されます。シカゴ大学がダウンタウンに持つパーティースペースにおいて、立食スタイルで各企業のコンサルタントと学生が交流します。20-30社からの参加者と100人近い学生が限られた時間の中で積極的にコミュニケーションを取り合う雰囲気は、海外MBAならではだと思います。

面接対策

コンサルティング就職の主な流れは、レジュメ提出 → (時によってカバーレター提出) → 行動面接/ ケース面接となります。恐らく他校も同じだと思いますが、BoothのMCGでもこのプロセス全体に対して手厚いサポート体制が整っています。まず9月下旬から10月上旬にかけてレジュメのレビューがあり、2年生との1対1でのフィードバックが2回ほどあります。学校のキャリアサービスプログラムでも同様の機会がありますが、MCGではよりコンサル業界向けにフォーカスした方向性で手直しをしていくことになります。後日「ファミリー」と言う2年生1人+1年生4-5人の少人数グループが形成されるのですが、そこでもまたフィードバックを受けると言う手厚さです。

面接シーズンの約3ヶ月前となる10月下旬にはInterview Prep Seminarが開催され、ここで両タイプの面接に関する流れやレクチャーを受けた後にケースブックと言う分厚いテキスト (300ページ!) を受け取ります。徐々に面接対策を進めていくこととなるのですが、ここでも手厚いサポート体制が整っています。具体的には、インターンシップを経験した、或いはファームから派遣されてきている2年生との模擬ケース+フィードバックのセッションをやはりスプレッドシートを介して予約することができます。もちろん、同学年のメンバーとも気軽に練習を続け、面接に備えます。

メンバー同士の交流

たまにはみんなで純粋に楽しみましょう!というコンセプトの元、メンバーだけでの貸し切りパーティーもあります。お洒落なカフェで飲食を楽しみつつ交流を広げます。普段は企業からの方々がいる会ばかりなので、この時には皆リラックスして会話を楽しんでいます。普段クラスなどが一緒でない新しいメンバーと知り合いになれる良い機会です。もちろん、ここで親しくなった人と後日ケースの練習を一緒に行う、という様なこともあります。

総括

この様に、コンサル就活を一貫してサポートしてくれるのがMCGです。2年生が貴重な時間を割いてコーヒーチャットやケース面接対策に時間を割いてくれるところは、まさしくBoothのPay-it-forward culture を垣間見ることができます。また、トップ企業での経験を有する先輩が数多くいるのは、Boothの魅力の一つだと思います。是非、そのメリットを最大限活用してください。