Boothの授業について: VC Lab, Application Development, 他

こんにちは、Class of 2023のAです。

春学期も7週目に突入し、いよいよMBA1年目の終わりが近づいてきました。
今回のブログでは、フレキシブルなカリキュラムを活かして1年目に履修した授業をいくつかご紹介させていただきます。

Boothの授業のイメージが少しでも伝わればと思います。

授業名: Advanced Financial Analysis and Valuation for Global Firms

教授名: Leuz Christian

Concentrationの分類: Accounting

授業内容、面白かったポイント、学び:

バリュエーションの授業です。私含め多くの方が一度は挑み挫折したであろうマッキンゼーの企業価値評価をベースに授業が進められていきます。小売/化学/製薬/銀行/エンタメ/ソフトウェア等、様々な業界・ビジネスモデルの企業をケースにバリュエーション上の論点を幅広く学ぶことができました。最終プロジェクトでは、とある企業のセルサイドレポートをグループで作成し、選ばれた一部のチームが当該企業のIR担当者およびファンドのアナリストに自分たちのビューをプレゼンする機会があります。チームによってBuy/Sellの評価、分析のアプローチが大きく異なり、とても面白かったです。受講している学生もIBD/セルアナ/HF/PE等の金融業界出身者が多く、Boothの他のファイナンス系の授業と比較してもレベルが高い印象を受けました。

授業名: VC Lab

教授名: Jason Heltzer

Concentrationの分類: Entrepreneurship

授業内容、面白かったポイント、学び:

ベンチャーキャピタル(VC)の実務について学ぶ授業です。教授がBooth出身のVC歴20年の現役キャピタリストで、VCの実務におけるSource>Pick>Winの各プロセスについて考え方・ツールを紹介してくれます。また、ほぼ毎回Kleiner Perkins、Menlo、Battery等の著名ファンド等からゲストが来るので。各ファンドの投資戦略について理解を深めることができます。Cap Tableの計算やTerm sheetの設計などハードスキルの習得はもちろんのこと、米国のVC業界とのネットワーキング観点でもおすすめの授業です。

授業名: Application Development

教授名: Raghu Betina

Concentrationの分類: Entrepreneurship

授業内容、面白かったポイント、学び:

Ruby on RailsをベースにWebアプリケーション開発の一連のプロセスを学ぶ授業です。10週間の中でHTML/CSS/Ruby/Databaseを学び、最終課題では自作のWebアプリをRailsを使って開発します。理論は事前にビデオ講義で学び、授業ではひたすら演習&困ったら教授・TAに質問というスタイルです。プログラミング学習に何度も挫折してきた身としては、授業と宿題を合わて週10時間ほど半強制的にプログラミングに時間を投じる環境に身を置くことに価値がありました。あくまでMBAの授業なので内容はかなり抽象化されていて、実際に自分で環境をいちからセットアップして開発となると乖離はありそうなものの、日々自分たちが使っているWebサービスがどう動いているのかを考える想像力が付きました。

以上です。ご参考になれば幸いです。