Boothでの最初のQuarterを終えて

あけましておめでとうございます。Class of 2022のSAです。

 

少し間があきましたが、Boothでの最初のquarter(9月-12月初)を終えた雑感を書こうと思います。特にコロナ下でのMBA生活に不安を感じていらっしゃる方も多いかと思いますので、その影響に焦点をあてながらこの3ヶ月間を学業、ソーシャル、日常生活の3つの切り口で振り返りたいと思います。

 

まずは学業面ですが、BoothではHybridと呼ばれるリモートと対面形式をミックスしたスタイルが取られています。具体的には、授業によってzoomでのオンライン受講のものとキャンパスでの対面授業のものとがあり、後者についても授業の履修者全員が同時にキャンパスで受講することはなく、週毎に半分の生徒がリモートで受講し残り半分が対面といった具合で、一度に教室に集まる学生の数を制限しながらの実施でした。筆者の場合はこの秋学期ではLEAD含め計5科目履修しましたが、内3つはもっぱらリモート、2つが対面ありのミックス形式でした。ということで、やはりオンラインで授業を受けることが多かったわけですが、学びの深さや効率といった点では全く問題なかったかなという印象です。寧ろ、通学時間が浮く分タイムマネジメントに余裕が出る、大抵は授業の録画ビデオが共有されるためその場で理解不十分だった箇所も後で確認し易い、対面での授業に比べ学生がはっきりと発音するため聞き取り易い(教室だと学生によってはボソボソと話しがち)等々、良い面が多かったように感じます。特に英語力に不安のある筆者には3点目のメリットは結構ありがたかったです。。

 

次にソーシャル面について。残念ながら学生同士の交流機会がコロナによってかなり制限されてしまったことは否めません。例えば通常であれば年度の開始前に実施されるRandom Walkという小旅行イベントが今年度は開催が見送られた他、学生主催の諸々のイベントもコロナの猛威が増すにつれ実施条件が厳しくなっていきました。また学業面ではリモート授業は寧ろポジティブな影響が多かった旨述べさせて頂きましたが、こと他の学生との交流という観点ではやはり授業終わりに他の学生と気軽に食事するといった機会が失われてしまうといった影響もあります。こうしたソーシャル面の制約は勿論MBAに限った話でなく、皆さんも実感されているところと思います。一方で、そんな環境でも例えば屋外でのピクニックやオンラインでのゲームイベント等色々なソーシャルイベントもありましたし、その時々の規制や安全ポリシーに応じて皆が知恵を凝らしながらコミュニティづくり、学生間の交流活性化の機会を創り出していますので、過度に悲観的になる必要はないかと思います。

 

最後にシカゴでの日常生活について。渡米当初はレストランなども普通に使えていましたが、その後のコロナ感染増に伴い、シカゴ市内飲食店での店内飲食が全面禁止となるなど厳しいポリシーが施行されています。生でのスポーツ観戦もできず、全米屈指の充実度を誇るグルメやエンターテインメントを存分に堪能とはいかないのが現状です。勿論これも世界中で皆が我慢を強いられている中では仕方がないことですね。。個人的には寧ろシカゴ在住で自分は恵まれていると感じております。アメリカ建築の聖地と呼ばれる当地の美しい街並みが日常の景色となり、ダウンタウンでのショッピングついでにミシガン湖畔やシカゴ川沿いの遊歩道を歩いて気分転換できるのもシカゴならでは。大都市の利便性と豊かな自然、双方の恩恵に授かれるこの街にすっかり魅了されています。

 

以上、withコロナ時代にはじまった私のBooth生活最初の3ヶ月間について、とりとめなく感じたことを書き連ねました。留学生活のイメージを持つ上で少しでもお役に立てば幸いです。(皆さんが留学生活を始められる頃にはコロナの混乱もすっかり収束し、この記事が無用の長物となることを祈りつつ。)