Life in Chicago

あるパートナーの土曜日

1年生のWです。もう2月も半ば、シカゴはとても寒い日々が続いている。

さて、今日は少し趣を変えてここシカゴでパートナーのみなさんがどのような生活を送っているのかを知ってもらうために、ある1年生のパートナーの日記を覗いてみようと思う。以下は、その日記からの抜粋である。

午前7時半:
起床。夫はすでに起きてAssignmentをしている。シカゴに来て以来、私が夫より早く起きたのは、片手で数えるほどだ。いったい夫は毎朝何時に起きているのやら?
私も夫も朝からガッツリ食べたい派なので、ミートスパゲティーを作ってモグモグ。

午前9時35分:
隣のマンションの2年生パートナーのAさん夫妻と待ち合わせ。英語クラスのあるHyde Parkのシカゴ大の英語クラスまで送っていただく。電車だとDoor to Doorで40分かかるところ、車だとたった20分弱になるのだから、ありがたい話である。

午前10時:
Conversation Strategyクラスが始まる。クラスの顔ぶれは、ほとんどがシカゴ大の留学生または研究者。英語は一通り話せるが、より正しく話せるようになりたい、という人が来ているようだ。今日は、中国から来た研究者の、旦那さんとの出会い話で盛り上がった。

午後1時半:
ダウンタウンに戻って、1年生パートナーのSちゃんと待ち合わせ。今日は韓国スーパー(JoongBoo Market)に買い出しに行くのだ。自宅マンションから歩いて15分ほどの駅から地下鉄に乗ること約20分、徒歩5分でJoongBooだ。まずは腹ごしらえ。JoongBooのフードコートはとても小さいけれど、メニューは充実しているし、何といっても安い!!豆腐チゲ定食がたったの6ドルなのだから。ちなみにキムチ付きのラーメンは3.5ドルなり。そして、フードコートなのにもかかわらず、お味はとても良い。満腹になったところで買い物。この店には、日本食として普段使うものはほとんどある。大根やごぼう、里芋、山芋、かぼちゃといったお馴染みの野菜はもとより、焼き魚にすればおいしい冷凍のサバや太刀魚、薄切り肉もちゃんとある。もちろん調味料の類も。どら焼きが日本スーパーの半値で買えるのも甘党にはたまらない。
今日は、いつもの野菜やお肉とともに、節分の恵方巻き用に、冷凍穴子を買った。Sちゃんの買った焼き肉用カルビもすごくおいしそうだ。

午後5時:
今日も買いすぎて、地下鉄の駅の近くまで夫に迎えに来てもらう。米5キロとキムチが入ったリュックのほかに、スーパー袋が5袋は、やはり持ち切れなかった。マンションの前でSちゃんと別れ、自宅へ。Sちゃんはこの後シカゴ・シンフォニックオーケストラの公演に行くそうだ。今夜は日本人のピアニストが出演するという。学生割引だととてもお得だというから、私もまた行ってみたいなあ。

午後6時:
前の英語学校で友達になった香港出身のCとその彼のBooth PhD交換留学生スイス人TとNavy Pierで待ち合わせ。Snow Sculptureを見るのだ。Navy Pierは元海軍キャンプの遊園地兼商業施設である。こんな観光名所にも、ダウンタウンに住んでいれば歩いて行けるのだから便利なものだ。Snow Sculptureは小規模な雪まつりという感じ。なかなか精巧に作ってあって驚いた。

午後7時:
CとTと共にバスでGreek Townへ。夫も合流したところで、今日は久々にギリシャ料理を食べるのだ。お気に入りのGreek Islandsは予約ができないうえ、人気店なので外まで人があふれかえっている。待っている途中、偶然にもInternational Partnersの主宰者のMartaさんに会った。お友達のバースデイパーティをしていたそうな。絶対にタコを食べるようにと勧められた。もちろんだ。シカゴでタコを食べられる機会はめったにない。
どうにかこうにか席に着き、やっと注文。そして、Cとお土産交換。彼女はファッションの勉強をしているので、日本のファッション誌をプレゼントする。私は、スイスのチョコをもらう。容れ物はペンケースのようなアルミ素材のもので、彼女らしくてとてもおしゃれ。CとTは、Winter HolidayはTの実家のスイスで過ごしていたという。氷が張っている湖でスキーをしたときの写真を見せてもらったが、とてもじゃないけどミシガン湖で真似をする気にはなれない。
さて、いよいよお料理が運ばれてきた。フェタチーズもオリーブも、ここで食べると何かが違う。オリーブはほどよい塩味で、フェタはとろけるよう。名物ムサカもとろっとろ。そして、Martaさんお勧めのタコは、カリッカリに揚がっているところに、レモンをキュルル。旨い。香ばしくて何とも言えない。デザートのティラミスも甘すぎず、マスカルポーネが濃厚で、いつまでも食べていたい味だった。

午後11時:
地下鉄でダウンタウンに戻り、CとTと別れ、自宅へ。今日は一日中出歩いていたせいで、くたくただが、明日も朝からバレエレッスンだし、寝坊はできない。そして、夜は、パートナー仲間のフランス人Pさん宅でPot Luckとインド映画観賞会だ。
盛りだくさんだけれど、予定があるのは幸せなこと。出かければ、楽しい友人がいる。英語がもっと流暢に話せるに越したことはないけれど、覚束ないながらも、この半年間で友達もたくさんできたし、居場所も増えた。まだ1年半近く、シカゴ生活は残っているのに、今からもう、終りが来るのがさびしいほどだ。
早く寝ないと!!

なんか楽しそうだな。。。

よく行く好きな場所

二年生のTです。シカゴの日常で私の好きな場所を紹介します。なお、写真が今手元にないので、準備出来次第アップします(写真がない間は半分も伝わらないかも知れず恐縮です)。

Noodles:
ビジネススクール校舎のHarper Centerのすぐそばにあるアジア料理屋です。学校のカフェテリアの食事はそこそこちゃんとしていますが、チャーハンや焼きそばがどうしても食べたくなるときがあります。顔を完全に覚えられていて、行くと自動的にChicken Fried Riceを注文してくれます。

Divinity School Cafeteria:
大学の神学校にある隠れ家的なカフェテリアです。大学のMain Quadrangle(大きな中庭)にあるこじんまりした建物の中にあります。カフェテリアといっても出来合いのものがおいてあるだけなのですが、ここもチャーハン、中華などのアジア系の弁当が暖めておいてあるのが魅力です。

Regenstein Library:
大学のメイン図書館です。Boothの自習室も充実しているのですが、ここはとても広く明るく、夜遅くまで人がたくさんいます。たまにいつもと違う場所にいると気分転換にもなります。実は日本の新聞雑誌などもおいてあるらしい。

Café Rom:
家の隣のアパートの1階に入っているイタリアンカフェです。ここはアメリカではめずらしく、どの店員の接客態度も愛想も非常に素晴らしいです。ここのコーヒーは本場イタリア並みにおいしいとここのビルに住む同級生の人は言っています。サンドイッチもとてもおいしいです。目の前はちょっとした公園になっており、土曜の朝などに行くとマラソン帰りの人がコーヒーをさりげなく買って行き、かっこよいですね。

Lakeshore DriveからのDowntownの眺め:
Hyde Parkの57th StreetからLakeshore Driveに乗ってDowntownへの帰り道の景色です。右側にLake Michiganが見え、そのすぐ隣にDowntownの摩天楼が見えます。

Borders Bookstore:
ChicagoのMain StreetのMichigan Avenueにあるチェーンの本屋です。大きく品揃えが充実しています。上の階にはSeatle’s Best Coffeeが入っています。

週末のHarper Center:
今やDowntownに住んでいる学生が大半なので、週末にHyde Parkの校舎のHarper Centerに行くと、ほとんど人がいませんが、その分、充実した施設を独り占めしているようで得した気分になります。

ゴシック調の建物が並び、閑静なHyde Parkは落ち着いて勉強するにとても相応しい環境です。一方でDowntownの都会の町並みの中にいると、活気があり、東京にいるようでほっとします。

Chicago Boothでの1ヶ月

こんにちは。Class of 2012のTです。

授業が始まって1ヶ月が経ち、Mid term (中間テスト)真っ只中の今日この頃ですが、この1ヶ月で感じたことを徒然なるままに書き綴ってみます。軽い日記だと思ってください。

① Group Study
授業は3-5名のGroup studyを組んで宿題等々に取り組むことが多く、既に何度もGroup studyの場をもったのですが、Group memberの優秀さに感銘を受けました。
僕の今のGroup study memberの出身業界はコンサル、投資銀行が主なのですが、そのポイントを掴む速さ、分かりやすい説明、完璧なエクセル、、、目からウロコとはこのことだなぁと思いました。
加えて、Boothは「個人主義だから冷たいイメージ」というような声も聞いたりしますが、そんなことはありません!上記Group studyでも議論についてこれないメンバーが居ると、声をかけて分からない部分を再度説明し、チームメンバー全員をInvolveし、Team performanceを高めようとしてくれます。
そういったメンバーですから、先日も朝3時半までDiscussionし、翌日(というか同日)朝6時半に再度集まって宿題を仕上げる、というハードスケジュールも苦になりませんでした。というと正直ウソになりますが(笑)、然しながら非常に心地の良い疲れを感じました。

僕がMBA受験で重視していた点の一つに優秀なクラスメートとのGroup studyという軸がありました。That’s exactly what I have been experiencing in Booth!.
優秀なClassmateと議論を戦わせ、“モミクチャ”になりながら、お互いの能力を高め合っていくという経験は、卒業後どのようなポジション、業界にいようとも非常に役立つものと確信しています。

② Chicagoに住むということ
MBAを目指す際に重要なポイントとしては、もちろん上記の通り“勉強”が最も大きな軸の一つであることは疑いの余地はない(!?)ですが、やはり所謂世間でいう中堅どころ・働き盛りの貴重な2年間を費やす場なのですから、住むところにもこだわりたいところです。
全米第3の都市Chicagoの魅力は観光ガイドを10分ほどパラパラめくってもらえば、すぐにお分かり頂けると思いますが、実際そういう場に住むというValueは非常に大きいです。
世界的に有名な美術館、都会のど真ん中に緑溢れるMillennium park、美味しいレストラン、Jazz bar、ミュージカル…これらが全て自宅から徒歩圏内にあるという街です。(マンション等の住居費は相対的に安めです。統計をきちんと取った訳ではないのですが、東京やNew Yorkと比較しても3割程度は安い、というイメージです。治安もDowntownは良好です。)
先日もBoothの友人夫妻と当方の妻と4人で有名なステーキハウスで肉の“カタマリ”と表現するにふさわしいステーキを食べ、有名なBarで本場のJazzを聞いた後、ほろ酔い気分で秋の夜風に吹かれながら歩いて自宅に帰った際に、「なんて贅沢な時間なのだろう」と実感しました。
独身の方も既婚でPartnerがいらっしゃる方も、遊び飽きない非常に魅力的な街です。
和食も比較的容易に手に入りますので、その面でも助かってます。

上記に加え、以前の投稿で書かれているBoothの魅力を毎日実感する日々であり、Chicago Booth及びChicagoでの生活が人生の中で最も思い出に残る1ページになるであろうことを既に確信しています。(でも勉強大変だなぁ。。。)

出国準備を振り返って

1年生のYSです。冬学期も今日からFINAL WEEKに突入しました。今学期はアントレの授業は、先週の客先へのPRESENTATIONが最終成果物で、REGRESSIONは宿題のような持ち帰り試験を先ほど提出してきたので、僕の教室の中での普通の試験はINVESTMENTSのみです。最近シカゴは急にあったかくなりすっかり春模様。寒がりの僕としてはとても嬉しいのですが、頭がボーっとして試験勉強に身が入らなくなったような気もします。(自分の怠慢を天気のせいにしているだけなので気にしないで下さい)さて、本題。シカゴ生活も半年以上が経ち、初めての海外生活ということで色々と日本から持ってきたり、現地で買ったりしたものがあるわけですが、その中で僕が日本でアメリカに行く前に買った主なものについて、個人的な感想を述べたいと思います。

変圧器

日本の炊飯器を持参して美味しいご飯を食べたいという方は持っていったほうがいいでしょう。しかし、そもそも炊飯器の違いが出るレベルのお米はミツワ等に出向いて買う必要があるので、安いお米でいいという人はわざわざ炊飯器を持参する理由がありません。且つ、大概にして炊き上がったお米は多くを冷凍保存します。冷凍保存してしまうと、炊飯器による味の違いが殆ど無くなってしまうのではないかというのが当方の感覚です。変圧器を買ったほうが現地で炊飯器を買うよりも安上がりという人のみ、変圧器を持ってくれば良いのではないかと思っています。日本製の炊飯器はミツワで簡単に手に入ります。変圧器が後で必要になればMoving Saleで比較的簡単に手に入ります。

尚、掃除機については意見が分かれますが、結論から言うと僕は変圧器を使わずに日本の掃除機を使ってしまっています。(壊れるかもしれませんが、安物なので別に気にしていません)日本製の電気製品はしっかりしているので、無茶に使っても2年間位は持つような気がしています。

携帯用PC

これはどっちでも良かったというのが僕の結論です。当方Panasonicの軽量PCを持っていったのですが、これは軽くて且つバッテリーがもつのでとても便利です。問題はOffice等が日本語表示であり、サポートが受けられないこと、且つ印刷設定やFontのデフォルト設定を変える必要があったり、キーボードの配置がアメリカと違うので、友達にタイプを頼むときに手間がかかったりします。シカゴの学生はOfficeを安い価格で2年間リースできるので、スペックにこだわりの無い人はこちらで携帯用PCを買っても問題ないと思います。シカゴの学生の多くはノートブック一台で学生生活を乗り切る人が多く、ネットブックはともかく通常スペックのPCを2台持っている人はかなり少数派だと思います。便利でよいとはいえますが、絶対に必要かと聞かれるとNoだと思います。

日本語の教科書私にとっては殆ど無意味でした。まず、読む時間がありません。また、英語の教科書の日本語訳であれば英語の教科書を読んだ方が良いと思いました。私は日本語の統計の教科書だけを読みましたが、それでも英語のレクチャーノートの方が分かりやすいし、それでも分からなければ教授に質問すればとても丁寧に教えてくれます。

PC用のスクリーン

これはとても便利です。スクリーンに国によるスペックの違いはないし、同じものをアメリカで買うと輸送中の故障等のリスクが高いので(返品すればいいのですが手間がかかります)消費者が厳しい日本で人気のもので、アメリカの電圧に対応しているものであれば良いかと思います。私はBENQブランドを使っています。

カラースキャナープリンター

シカゴに来る前に新しくカラープリンターを買いましたが、こちらで安物を買えば良かったと思っています。今住んでいるマンションにビジネスセンターがあり、トナーが勿体無いので白黒のプリントは全てそこでやっています。カラープリントとスキャンは使っていますが、日本のプリンターのドライバーをアメリカのPCにインストールできないケースがあります(私がそうでした)。私はメインPCをアメリカで買い、携帯PCを日本から持ってきているので、印刷やスキャンをするたびに携帯用PCをわざわざ起動しないといけない状況です。もし、MBA後に日本に帰る事を決めているのであれば、日本から持参するのも良いかと思いますが、将来そのまま海外で働こうという野心を持っている人はアメリカで安いモデルを買った方がいいのかも知れません。

そう考えると、シカゴでは生活に必要なものはほとんどなんでもそろいます。それでも、留学前にMBA受験仲間とわいわいがやがやと買い物を楽しんだのも、楽しい思い出です。

MBA学生的遊び方

こんにちは。1年生のHです。

先週はほとんどのクラスで中間試験(Mid-Term)がありました。
皆、就職活動と平行して勉強しているので、かなりストレスレベルも高くなっていたのか、
先週末のパーティーに対する皆の意気込みは半端なものではなかったです。
「MBAはネットワークの場」、「MBA生は遊びまくる」等など、色々なイメージがあると思いますので、
今回はChicago BoothにおけるSocial Sceneを垣間見て頂ければと思います。

まずは、学校全体のイベントとしてTNDC(Thursday Night Drinking Club)というのがあります。
名前の通り、木曜日の10時頃からスタートするのですが、
毎週違うロケーションで1年生・2年生問わず、どこかのバー/クラブでパーティーが始まります。
週にもよりますが、大体参加者は毎回300人前後って感じでしょうか。
大抵ダウンタウンより少し北のLincoln Parkというところで催されます。
バー/クラブにいるほとんどがBooth生になるので、新しい知り合い/友達を作るには
絶好の機会だと思いますが、個人的には人数が多すぎてあまり好きじゃありません。
(「動けない」、「叫ばないと聞こえない」レベルに瞬時に達します。)

それとは別に、アメリカ人学生はPre-Drinkingが大好きです。
TNDCにしろ、皆でどこかのクラブに行くにしろ、出発前に誰かの家に集まって、飲みが始まります。
こちらの方がスケールが小さいし、知らない人がいれば紹介してくれる友達がいるので、
新しい人と出会うにはいいかもしれません。

金曜日、土曜日は各自別々にどこかのバー/クラブに繰り出すというのが通常です。
ちなみに先週末はこんな感じでした。(毎週こんなに遊んでいるわけではありません)

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木曜日:
10pm:カラオケ(個室ではなくてバーのステージでした!ちょっと緊張。)
12pm:Drinking in Lincoln Park
3am:帰宅

金曜日:
8pm:Pre-Drinking at R’s House
11pm:Drinking in Wrigleyville
2am:Downtownのクラブ
3am:朝食(DowntownのTempo ->巨大オムレツがおいしい)
4am:帰宅

土曜日:
9pm:Dinner & Pre-Drinking at Japanese Restaurant
11pm:Birthday Party at ホテルの屋上ラウンジ
3am:帰宅
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Boothは学業面でも素晴らしいと思いますが、
シカゴの街自体がPlay Groundでもあるので、Quality of Lifeは本当に高いと思います。
「Work hard、Play hard」が本当に実現できる数少ない学校なんじゃないでしょうか。

それでは、今日はこの辺で。