Class of 2021のYTです。今年度の2ndラウンド出願の方々はアプリケーション作成でまさに正念場かと思いますが、ラストスパート頑張って下さい!
Boothでは先週(12/9週)で秋学期を終えました。1年生にとしては通常の授業の他、LEAD、クラブ活動、Thanksgivingなど様々なイベントが目白押しであった最初の学期でしたが、今回はクラブ活動(BoothではProfessional系をGroup、Entertainment系(?)をClubと一般的に呼ぶ傾向があります)のうち、自分のInvestment Management Groupでの活動を紹介させて頂ければと思います。
そもそもProfessional系のクラブとは?
いわゆる就活(特に夏のインターン)を意識したクラブです。Booth内で有名なところでは、Management Consulting Group (MCG)・Investment Banking Group・Business Solutions Group・Private Equity Group・Entrepreneur/Venture Capital Group (EVC)等が挙げられます。これらに加入しますと、Co-Chairの2年生等から発信される就活・インターン情報等を入手できる他、冬から始まるインタビューの対策(mock Interviews)や、Thanksgiving或いは冬休み中のTrek(企業訪問)への参加等もできる様になります。志望業界に関連するGroupに入るのが多くの生徒の一般的な流れです。
Investment Management Group(IMG)とは?
その中でもIMGはInvestment Managementへの就活を意識したクラブになります。Investment Managementと言っても幅広いですが、一般的にはPublic Equity(及びCredit)をカバーし、ファンドで言えばMutual Fund又はHedge Fundに分類される会社への就活を意識している学生が殆どです。国籍はアメリカ人だけでなくインターナショナルも非常に多いですが、殆どのメンバーが卒業後もアメリカに残り就職をしたいと考えている傾向があります。
IMGでの大きなイベントとしては、
① 9~10月 2年生主催のストックピッチ作成勉強会(Booth Equity Analyst Training、通称: BEAT)を受講
⇒ 業界未経験者が多い中で、IM就活では必須となるストックピッチ(株の"買い"/"売り"をピッチとしてまとめたもの)の作成方法をここでゼロから学んでいきます。
② 10月~現在 IMGで運営しているStudent Fund(Student Managed Investment Fund、通称: SMIF)における1年生の活動開始
⇒ SMIFは所謂模擬のヘッジファンド(実際に運用も行っていますが)であり、1年生は自身の作成したストックピッチの発表・Q&Aを行います。グループ加入にあたっては2年生との面接もあり準備はが大変ですが、加入してみると勉強会としての学びも非常に大きいです。
③ 10月~12月初旬 (USの各ビジネススクールにて主催)
⇒ 各学校のIMクラブが主催するコンペにBooth代表として参加します。ピッチの準備過程がまさに実際の仕事に近い過程になりますし、そもそも良い結果を出せればResume上でも強くアピール出来るので皆気合を入れて取り組みます。
ストックピッチコンペティション@MIT Sloan(2019/11/22)
自分はそもそもIMGでの活動スタートが若干遅めだったため、Booth主催のChicago Booth Investment Competition(10月)には参加せず、11月下旬のMIT Sloanにおけるコンペ(MIT Sloan Investing Series 2019)に参加することになりました。
参加メンバーは自分含めて3名(アメリカ人、中国人、自分)。正式なコンペ要項(対象銘柄、ピッチ枚数、ピッチ時間 等)が開催日10日ほど前に通知され、そこからプレゼン資料の作成をほぼ毎日集まりながら行っていきました。
対象銘柄は米国上場が条件でしたが、中国人同期のexpertiseを活かすために、米国上場の中国食品企業をターゲットとして調査を開始しました。自分は唯一の金融バックグラウンドだったので、プロジェクションやバリュエーションといった数字面を主に担当しました(因みに中国人同期はコンサル出身だったのですが、投資仮説(Investment Thesis)の作り方・スライドの見せ方等はやはりさすがだなと思わされました)。
そして11/21にボストンへ渡航(コンペは通常金曜日に行われます)。11/22当日は1次・2次(決勝)とあり、それぞれ違う審査員から評価を受けるという仕組み。我々は1次は難なく通過し2次へ。2次には4チームが勝ち残っており、他のチーム(公平性を期すために学校名はblind)には、全員2年生のチームがあったり、プレゼンのめちゃくちゃ上手いチームもあったりと、かなり圧倒されてしまいました…そして我々チームの発表タイム。自分はプレゼンこそ何とかなりましたが、QAのパートでは今思うと初歩的な質問に頭が真っ白になって答えられず、チームメイトに助け舟を出してもらうなど散々でした…
そして、結果発表の時間。3位、2位と呼ばれて、あれもう1位か最下位しかないぞと思った矢先、"1st position is Chicago Booth!"との発表が!嬉しさと同時に自分がBoothを代表しちゃっているんだという誇らしさでまさにシビれました。チームメイトで喜びを分かち合い、その後のNetworking Sessionでは審査員や他チームからも多く祝福を頂き、一生忘れられない最高の一日となりました!
最後に
今回自分が参加したストックピッチコンペに限らず、各ジャンルのクラブ対抗コンペが秋学期(10~11月)にかけて多く行われます。1年生は最初の学期ということでかなりバタついている中で準備を進めなくてはならず、体力的にも精神的にもかなり負担がかかります。しかしながら、①同級生との貴重なグループワーク機会、②就活・インターン活に向けた良い準備機会、③他校とのネットワーキング機会、という観点からは非常に得られるものが多いと思います。来年以降の新入生にも是非こういったコンペの機会に積極的にチャレンジして頂ければと思います。