LEADプログラムについて

こんにちは。Class of 2017(現在2年生)のYKです。

私は今回LEADプログラムのFacilitatorとして活動しました。今回はこのLEADプログラムについて少しシェアしたいと思います。

LEADプログラムはBoothでの唯一の必須科目であり、実際の秋学期が始まる数週間前から始まります。基本的に初印象サーベイからスピーチプラクティスのような様々なモジュールを通じて個々のリーダーシップの力量をさらにデベロップするところに重点が置かれています。ただ、一番最初に始まるクラスであるだけにオリエンテーション的な色も強く持っていて、Boothについてより知り、たくさんの友達を作る機会にもなります。LEADは歴史のあるとてもユニークなプログラムであり、他校のMBAもベンチマークをしたり、他のUniversity of Chicagoでも使われています(実際にChicago Law SchoolとBooth合同でLaw Schoolの学生のためのLEADも数年前始まりました)。

LEADの構成
Boothに入学すると、1年生の皆さんは10個のCohortに分かれます。一学年600人弱いるので、だいたい60人くらいが一つのcohortに配属されます。さらに、各cohortごとに6~8人からなる8つのsquadが構成されますが、LEADは基本的にこのcohortそしてsquadを基本単位として進められます。このsquadのくラスメート同士でオリエンテーションを含むすべてのモジュールに参加するので、お互いにかなり仲が良くなる機会となります。

プログラムそのものはLEAD Facilitatorと呼ばれる2年生によって進められます。私たちFacilitatorは1年生の時に志願し、選考プロセスを経て選ばれますが、実際のLEADが始まる2年生の秋学期まで徹底的にトレーニングされます。各Facilitatorは二つのcohortから二つのsquadを担当することになり、LEADの最初から最後まで自分のsquadの1年生たちをfacilitateします。ちなみに私はStuartとDavisというcohortを担当しました。

LEADの内容
LEADはLeadershipの培養を目的としていますが、その前の段階であるSelf-Awarenessのさらなる確立にもっと重点を置いています。これは自分について知ることや他人を理解することがより効果的なリーダーになる前提条件であると考えているからです。例えば、私が担当をしていたCross Cultural Communicationというモジュールでは自分のCultural Influencesについて考察したり、それをクラスメートとお互いにシェアしたりしながらどういうところが違うのか、なぜ違うのかなどについて議論します。まさに最近重要視されているDiversityというところにも繋がるのですが、自分のculturalバックグラウンドを理解し、他人との違いを認識することによって、より良いコミュニケーションができるし、優れたリーダーになれると考えているのです。

オリエンテーションとしての意味合い
前述しましたように、LEADはLeadershipプログラムでありますが、オリエンテーションとしての役割も果たしています。実際に最初のモジュールはLORという2泊3日のショットトリップです。トリップ中にはcohort対戦のスポーツアクティビティーなど、CohortやSquadごとにいろんなイベントを通じてクラスメートともっと知り合い、Boothの文化になれることができます。

Facilitatorとしての感想
私にとってLEAD Facilitatorの経験はBoothでできた最高の経験の一つです。その理由は、まず、Facilitatorとして活躍するためにすべてのモジュールを徹底的にマスターする必要があるからです。ですので、1年生としてLEADを経験した時より、何倍も濃いLearning experienceができました。また、他の40人のFacilitatorsとすごく仲良くなります。Facilitatorのプログラムはかなりロードがヘビーで忙しいときには数週間ほぼ毎日朝から晩までLEADに費やされます。このようなIntenseな経験を通して、お互いに非常に仲が良くなるのです。実際にBoothでの何人かのベストフレンドはLEAD Facilitatorです。最後に、英語がうまくなります。私がFacilitatorに志願した理由の一つは英語がもっと話せるようになりたいと思っていたからです。私は入学する前にアメリカで住んだことなく、英語に自信がありませんでした。実際に1年のLEADプログラム最中に自分のFacilitatorを見て、すごい話がうまいと思っていたので(彼女はアメリカンでしたが)、私もああなりたいと思ったのです。クラスでみんなの前で何回も英語でレクチャーをしないといけなかったり、Squadメンバーとの議論を司会しないといけなかったりするので、大変ではありますが、非常に良い練習になりました。