Class of 2018のYです。秋学期の授業についてご紹介します。
Boothは必修科目が少なく、Lead(リーダーシップを学ぶクラス)と会計・ミクロ経済・統計の4科目が必修科目になります。Leadは1年生の秋学期に学年全員で一緒に履修し、他の必修科目については色々なレベルがあり自分のバックグラウンドと知識量に合わせてクラスを選ぶことができます。
多くの1年生が秋学期にLead以外の必修科目3つの内の2科目か3科目を履修します。私も秋学期にLead以外の3つの必修科目とマーケティングを履修しました。
下記が1週間のスケジュールです。授業1コマは週1回3時間のクラスです。Leadのクラスは10月中旬に終わるので、私の場合は月曜日と木曜日に授業がなく、月・木・週末を宿題とグループワークに充てていました。
MBAはグループワークが多いという話は聞いていましたが、想像していた以上に多くグループワークを通してクラスメイトとの信頼関係が築かれていくことを実感しました。
例えば私が取った授業では、会計は毎週、マーケティングは2週間に1回程度グループ課題の提出があり、ミクロ経済と統計は宿題をクラスメイトと共同で提出できるので、すべての科目でほぼ違う人とグループワークをする機会がありました。
秋学期最も面白かった授業はProfessor DharのMarketing Strategyです。宿題は4人のチームで、与えられたケースにおいてマーケティングの3C・4Pと会社の取るべき戦略をワード5枚程度にまとめて提出します。毎回チームでの議論が白熱し、1回のミーティングではまとまらず、複数回の話し合いの末一つの方針にまとめていました。4人皆国籍もバックグラウンドも違うため強みや考え方が違い、そうした人たちとの議論から学ぶ事が多く、また一緒に悩み考えるうちに何でも言い合える親しい関係を築きあげることができました。授業では教授が考える最適解が示されるのですが、チームで気づかなかった点や他の考え方が提示され、毎回学びの多い授業でした。20年以上教えている教授の話は面白くいつまででも聞いてられる講義でした。また、授業ではMarketing分野で働いている卒業生が来てレクチャーをする事もあり、今学期はPinterest、Google、Museum of Science & Industry、SC Johnsonで働いている方のレクチャーがありました。
他の必修科目に関しても、理論を提示して終わるのではなく、どのように実践で使われているのか、最新の出来事や事例等を通して発展性を常に提示してくれるので、知識を得るだけでなく、そのあとに実践するという部分まで考えられるのがBoothの授業の特徴だと思います。
講義は大変面白く、授業を受けているというよりもその分野のプロフェッショナルの話を聞きに来たという感覚で毎週講義を受けていました。一流の教授の話を聞いてどのように自分のキャリアに活かせるか実践の部分まで考えられる、とても恵まれた学びの場だと感じた秋学期でした。