Women at Chicago Booth

1年生のCHです。

Chicago Boothの女子学生比率は約35%です。この数字はアメリカのMBAプログラムとしては、平均または若干高めの数字です。
が、日本人に関して言えば、ここ最近は毎年女性は一人(今年は二人)と、他のトップスクールと比較すると少ないのが現状です。
より多くの日本人の女性の方にBoothに来て頂きたいので、今回は女性の立場から当校の女子学生について書いてみます。

1.年齢
これは女子学生に限ったことではありませんが、undergradから直接MBAに来たという人から30代の人まで、幅広く存在します。一番多いのは27-29歳あたりでしょうか。但し学校生活で年齢が話題になることは、ほとんどありません。みんな年齢に関係なく友人を作っています。私自身、同世代の友人もいれば5つぐらい年下の友人もいます。
そして仮に年齢が若くても考え方がしっかりしている人が多いので、話をしていてもギャップを感じることはほぼありません。逆に「こちらも頑張らなければ」と刺激になります。

2.バックグラウンド
やはり元コンサル・元バンカーが多めですが、一般事業会社にいた人もそこそこ多いです。また、コンピューターエンジニア、軍人、教師、NPO運営、写真家、作家、医者、弁護士。。と本当に人それぞれ。個人的には男子学生よりも、バックグラウンドは多種多様であるように見えます。

3.既婚/未婚
正確な数字は分かりませんが、既婚:未婚=3:7というイメージでしょうか?1年生と2年生の間の夏休みに結婚する人も多いようです。また少数ではありますが、赤ちゃんのいる女子学生もおります。

4.ファッション
私はシカゴに来る前は、アメリカ人学生は女子でも学校のロゴ入りスエットにジーンズ+スニーカー+リュックが主流なのだろうと思っていました。確かにシカゴ大学キャンパス内を歩いていると、undergradはそのようなファッションの学生が大多数です。しかしビジネススクールは若干様子が違います。もちろんスポーティーな恰好をしている人もいますが、洗練されてお洒落な人も結構います。ビジネススクールに来る前にある程度の収入を得ていたり、NYやLA,シカゴ等の大都会で働いていた人が多いからかと思います。でもそのような人達が他の学生の服装にケチをつけたり。。などということはありません。ファッションの指向に係らず、友人付き合いをしています。
(ちなみによく見かけるファッションとしては、薄手のニットにスカーフ、スキニージーンズにブーツまたはぺたんこ靴。スカート率はあまり高くありません。バッグはLongchamp,Coach,Kenneth Cole等の大き目トートやショルダーバッグをよく見かけます。リュックだとNorth Face。なお、冬は8割方の人がNorth Faceのダウンジャケットを着ています。)

5.性格
皆自分の意見をしっかりと持っており、サバサバしていて、付き合いやすい人ばかりです。リーダーシップ指向が強いという点も特徴として挙げられます。例えばStudent Council(生徒会のようなもの)のPresidentは女性ですし、皆さんが来られるキャンパスビジットプログラムを企画するグループのリーダーも女性です。その他、ほぼ全ての学生クラブのco-chair(共同代表者)に女性が多数、名を連ねています。

6.オフの過ごし方
この点は日本人女性とさほど変わりません。一緒にごはんを食べたりお茶をしたり、買い物をしたり映画を観に行ったり。特にシカゴには美味しいブランチを食べられるレストランがたくさんあるので、友人と「毎週日曜のブランチを定例化させよう」などと話しています。

7.どんな会話をするか
今はサマーインターンに向けての活動がひと段落したところなので、就職活動の思い出話がよく話題に上ります。
また、他愛のない話から、将来のキャリアについて、家族や友人について、学校での生活について等、広く深く話をします。改めて思うのは、彼女達との会話を通じ、日本にいた時よりも純粋に「自分は本当に何がしたいのか」を掘り下げて考えることが出来ます。MBAに来る学生(アメリカ人も留学生も)の多数は30前後、日本でいう所謂「アラサー」に該当しますが、彼女達との会話の中でそのような概念が登場することはまずありません。日本だと多かれ少なかれ「女性だから。。」とか「もうすぐ三十路だから。。」等と勝手に自分を枠にはめてしまう人が多いように見受けられますが、ここChicago Boothでそのような考え方をする女性には会ったことがありません。この点はBoothに限らず、他のUS/EUのビジネススクールでも同じだと思います。

長々と書いてしまいましたが、Chicago Boothには共に成長し、刺激しあい、楽しい時間を共有出来る数多くの女性がおります。一人でも多くの日本人女性に、仲間に加わって欲しいと思います。