2年生のTIです。
シカゴは最近気温が一桁台というような日もパラパラと出てきており、冬の足音が近づいてきています。
この夏は日本でサマーインターンをしていた為、シカゴで最も良い季節と言われる夏を逃したのが残念です。私はこの夏、投資銀行と戦略コンサルにてインターンを行いました。インターンで入ってると言えども、どちらも毎日深夜まで働き、時には週末も出社する、というハードな日々でした。
しかし、1年間Chicago Boothで学んできた事を実践の場で活用するということで、学んできた事をしっかりと結晶化させるというとても良い経験となり、充実した日々を過ごしました。
このインターンもMBAならではの貴重な経験だと思います。
1.投資銀行
授業で学んだCorporation Finance等の知識をそのままDay1から活用出来ました。業務に必要な大半の事は既に履修済みであり、改めてインターン中に学んだ専門知識はあまりなく、ここでもChicago Boothの授業のクオリティの高さを感じました。
一方でセオリーを実際の場でどう活用するか、授業ではあまり触れられていなような事象が起こった時にどうアレンジして活用するかは、新鮮な経験で、「あー、なるほど」と腹に落ちる事が良くありました。
2.戦略コンサルティングファーム
前半はクライアントが抱える一つの御題、悩みをどう対処するか、というものでしたが、後半はいきなりその御題を大きく飛び越えて同クライアントの企業戦略を考える、という形に発展しました。
かなり漠然とした大きなIssueでしたが、マーケティングやストラテジーの授業で学んだ事を一つ一つ思い出し、フレームワークに当てはめていくと情報のカオスがキチンと整理されて、解が見えてくる、という経験が出来ました。
「やっぱりChicago Boothはファイナンスの学校だし、投資銀行でインターンしたんだ」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、Chicago Boothの生徒は実際はあらゆる業界でインターンしています。
私の友人の例をだけをとってみても、世界各国でベンチャー企業、メーカー(食品、電化製品、アパレル等)、PEファーム、自分の会社を起業(アントレ)等々多種多様です。
このように世界各国で活躍する人物を生み出すChicago Boothの力強さを感じます。
※ご存知の方も多いかと思いますが、EconomistでChicago Boothは世界第2位のビジネススクールに選ばれました。(昨年は1位)
http://www.economist.com/whichmba/full-time-mba-ranking
また友人のサマーインターンの話を聞いているだけでも、色んな国の多種多様な業界の最新情報を聞くことが出来て、非常に楽しく、また見識が深まります。
日本人のMBA受験生が減っているという状況が昨今顕著ですが、MBAは受験時に想定していた以上のものを経験できます。より多くの日本人がMBAというステップに踏み出して欲しいと思う今日この頃です。