7/30(日)に標記イベントが開催されました。休日の午前中にもかかわらず会場を埋め尽くす多くの方にご参加いただきました。ご来場いただいた方はありがとうございました!
Booth Alumni(加藤優氏(’82):元ソニー株式会社CFO、森田博和氏(’13):株式会社エフマイナー(Fm, Inc.)共同設立者CEO)による講演や パネルディスカッションを通じ、この夏入学予定の参加者にとってもChicago Boothの新たな魅力やリソースを知る良い機会になりました。
特に、カリキュラムや日々の時間の使い方のFlexibility、アントレプレナー向けのプログラムやサポートの充実、自律とサポーティブが融合したコミュニティーの豊かさ等が印象的でした。以下、キーワードに沿って簡潔に概要をご紹介します。
・Flexibility
Chicago Boothの特徴の一つとして言及されますが、含意は様々です。よく言われる学生の授業選択におけるFlexibilityもさることながら、プログラム自体もFlexibleであり、ニーズの変化に応じて 2,3年でTech系やコーディング関係の新たな授業が提供されるようになるなどしているようです。また、時間の使い方という点でもFlexibleなカリキュラムは魅力です。企業派遣で学術的な面から極めたい人から、起業するために週の多くの時間を西海岸で過ごしたい人まで、様々な時間の使い方が可能であったとの体験談の紹介がありました。
・アントレプレナー向けのプログラムやサポートの充実
森田氏の講演で、具体的なChicago Boothのアントレ向けのリソースに関して紹介がありました。詳しくはこちら等を参照していただければと思いますが、体験談を聞く中で教授との距離の近さに驚きました。ビジネスコンペでは超有名教授であるSteven Neil Kaplan氏から直接指導を受け、毎回のように、「スタートアップはニッチで良いのだ、specific, specific, specific…」と、熱のこもったアドバイスがあったそうです。また、ベンチャーでの実務経験のあるWaverly Deutsch氏の指導では、日常のビジネスシーンでは学ぶことの難しい、スタートアップ設立時の株式配分を始めとするガバナンスやお金に関する実践的なアドバイスを受ける機会があったそうです。
・コミュニティーの豊かさ
パネルディスカッションを通して、様々なAlumniのキャラクターが伝わってきました。中には、 シカゴで有名なコメディアンスクールに通っていた人もいるようです。実のところ、これは授業のコールドコールで気が利いたことを言う度胸をつけるためにということで、大学のサポートスタッフからの提案だったようですが。
Flexibleであるからこそ、 MBAでの目的意識を明確にしながら各自が自律してリソース配分を行ないつつ、それぞれの強みを活かして互いに助け合う文化が根付いているように感じました。特に2年間の途中で方針転換をしてPEへの転職を決意したAlumniの一人の話が印象的でした。PEは小規模なものが多いため、選考の大きな流れに乗っておけば良いというわけではなく、アポを取り出向いて自身を売り込み、同時に必要なハードスキルを学ぶというタイトなスケジュールだったようです。これを支えたのが、PE業界での経験がある同級生のサポートやAlumni組織のネットワーク、まさにChicago Boothのpay it forwardのマインドということだと思います。
多種多様な学生やAlumniが、自律/サポーティブの両面をバランス良く保っているというのがChicago Boothのコミュニティーなのだと感じます。今回参加できなかった 皆さんも、是非今後のイベントでコミュニティーの魅力を感じてみてください!