先日の授業、パネルディスカッションにて

2年生のTIです。
かなり遅ればせながらですが、あけましておめでとうございます。
おとといシカゴはこの冬一番の大雪となりました。といっても去年と比較してもかなりMildなので、このまま沈静化してくれることを願う今日この頃です。今回は先日2人の人物の話を聞いた際にふと思ったことをご紹介したいと思います。
一人はCNA(大手保険会社)の元Chairman & CEOであり、上場企業5社、未上場企業16社もの社外取締役をこなすSuper business personながら、Chicago BoothでCorporate Governanceの教授である、Dennis H. Chookaszian。
http://www.chicagobooth.edu/faculty/bio.aspx?person_id=12824670208

もう一人は世界銀行第現総裁のRobert Bruce Zoellick(パネルセッションでChicago Boothに来ていた)。
http://en.wikipedia.org/wiki/Robert_Zoellick

こういうすばらしい人物の話を身近に聞ける機会があるのは、MBAの素晴らしいところだなと恐らく誰もが思うところではないでしょうか。

Dennis H. Chookaszian

Chookaszian(未だにちゃんと発音できない)は「ビジネスで本当に成功したいなら、Work life balanceなんて寝言言ってちゃいけない。私が知ってる限り、成功した人間はかならず必死に働いている。私は人より賢いとは思わないが、誰よりも努力し、仕事をした自信がある。だからこそ今の私の成功がある。自分の生き方だし、ビジネス上の成功を目指すことが良い悪いといっている訳では決してないが。」と。

Robert Bruce Zoellick

ゼーニックはいろいろなトピックに触れた中でのそのコメントの一部だが、「世銀という巨大な組織の中でリーダーシップを発揮するには、どういうトレンド、Consequencesがあるか予想した上で、自分が何を成し遂げたいか、目標は何なのか常に意識し、Actionを取る事、そしてそれを部下にもPushし続けることが大事。民間企業以上に色々なStakeholderの複雑なInterest、Conflictを抱える世銀だとそれを見失いがちになる」、「何か悪いニュースを上司に報告するときは、完璧な形でなくても良いから『こういう形で対応できるのではと考えます』というSuggested solutionと共に報告すべし。驚くほどこれが出来ていない人間が多い」と。(世界情勢的なトピックにも触れたのだけど、僕的にあまり面白く無かったので割愛)

2人が言っている事は、至極”当然のこと”。すごい人物だし、面白いことを聞けだろうと期待して行ったので正直拍子抜けした部分もありました。Chookaszianが言うようにそりゃ努力なくして成功はあり得ないし、Zoellickが言うように関係者の利害を然るべく勘案し、自分の目標に向けアクションすること、何か悪いことが起きれば、上司に頼らず自分なりの対応方法を考えた方がいいことは誰にでも分かるシンプルなこと。

だけど、上記の例に限らず至極当然のことを継続するのは難しいことであり、それが出来たからこそ、この2人のように成功することが出来るのであろうな、と話を聞き終えた時にふと思いました。そして、少しでも成長すべく「これやったほうがいいよな」と思う事はサボらず地道にやっていこうと考えました。
こういう刺激を継続的に受けることは人生においてすごく大切だと思いますし、MBA留学、そしてできれば同じChicago Boothでより多くの皆さんと同様の経験をShareできれば嬉しいです。