あと一週間で1年生が終わります。

1年生のCHです。
ようやくシカゴにも夏がやってきました。5月下旬まで冬のコートを着る日もあるほどでしたが、春をすっ飛ばして一気に夏に突入した感じがします。この間も友達と、シカゴの春はmerely a milder summerだねなんて話をしていました。そして1年間の授業は今日で全て終了し、来週は期末試験週間。それが終われば皆サマーインターンを過ごす場所に散らばっていきます。友人はNYやサンフランシスコに行ったり、ロンドンに行く人もいればシカゴに留まる人も。長い夏休みとインターンは楽しみではありますが、友人と3か月離れ離れになるのは少し寂しいです。

さて、この1年間を総括すると、ありきたりではありますが本当に速かったです。特にBoothは1学期が10週間と短い為、第5-6週目の中間試験が終わるとそこからあっと言う間に1学期が終わっていきます。
その中で感じたことは多々ありますが、大きく三つ。

1.そこまで人間に違いはない:
ご存知のようにビジネススクールには、出身国、年齢、職歴等々バラエティに富んだ学生が集まります。
そんな彼ら・彼女らとの交流を通じて学んだのは、文化による違いこそあれど、皆同じようなことを楽しいと感じ、同じように勉強や宿題に苦労し、同じように自信やコンプレックスを持ち、同じように悩み戸惑いながらキャリア・その先の人生を模索しているということです。

2. Competitiveの定義づけ:
ビジネススクールのトップ校に集う学生が競争心が強いのは事実です。
ただこれはあくまでも「未来の自分 vs 過去・現在の自分との競争」であるように見受けられます。
他人を蹴落としてでも自分が勝ちたいという学生に対しては、必ずしも良い評判はたちません。
「アメリカ=生き馬の目を抜くような競争」と思っていたので、この点はいい意味で新たな発見でした。
(まあ、社会に戻ればおそらくそうなのかも知れませんが。)

3. グループスタディーでの貢献
私が留学前に一番懸念していたのは、「自分はビジネス門外漢(ずっと法務畑にいました)なのに、どう貢献すればいいのだろう」という点でした。
実際周りには数字に強い元バンカーや元エンジニア、ビジネスセンスの強い元コンサルが大勢いるので、グループでも私が色々と質問をして教えてもらうことがしょっちゅうです。
「私、お荷物だなあ」と落ち込むこともあります。
それでも質問を投げかけることで議論が明確化したり、発展することも多々あります。
またペーパーを書く際も、法務のバックグラウンドを活かして文章を論理的に仕上げるという貢献が出来ました。
どんな職歴であっても、必ず何等かの貢献は出来るものなのだなと振り返ってみて思います。

今は「こんな自分でも何とかやって行ける」という自信と、「2年生になったら努力して克服しなくては」という課題の両方が浮き彫りになっています。気が早いですが、2年生をスタートさせるのが今から楽しみです。

それでは期末試験の勉強に戻ります。。