1年生のKです。冬休みが終わり、先週から冬学期がスタートしました。冬のChicagoは寒さが厳しいので、今学期は勉強に集中するぞと決心し、先学期よりも多い4科目を履修しているのですが、2週目にしてへとへとになってしまいました。でも、どの授業も教授とのinteractionが多く、秋よりもさらに充実した内容になっているので多くを吸収していきたいと思っています。
今回は、Macroeconomicsの授業のひとコマを紹介したいと思います。イタリア人のTrebbi教授の授業で、教科書に加えてEconomistやWall Street Journal等の雑誌を多用し、現実社会とMacroeconomicsとの関連を強調しながら授業を進めるとのことで興味をひかれ履修をしてみました。
普段、授業で「Japan」という言葉を聞く機会はほとんでないのですが、この授業、驚くほど日本の話題が出てきます(そして当てられる・・・)。どんな話題かというと、
– 米国では、GDP対比で国の借金が急増しているが、日本の180%という比率には及ばない
– 最近米国では、inflation rateが若干上昇気味にあるが日本だけはなぜかデフレ
– 90年代のrecessionに対し、日本政府は定石どおり金融・財政両面の政策をとったが効果がなかった。その原因は今でもわかっていない
借金とデフレとrecession・・・。その特異性もあってJapanの話題になると教授はいきいきと話しているのですが、こちらは不安になることも。ただ、教授は非常にフランクで、飽きさせない工夫もしているので、なんとか挫折せずにきています。この授業が終わるころには、初学者の私でも少しはマクロ経済の動向について語れるようになりたいと期待しています。