Chicago Booth Japan Club - シカゴブース 日本クラブ

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Thanksgiving Holiday

こんにちは。先週はアメリカの祝祭日の一つであるThanksgiving holidayで授業がお休みでしたが、この休暇を利用して大学のホームスティプログラムに参加しましたので、ご紹介いたします。

 Thanksgiving holiday(感謝祭)は、アメリカ大陸に移住した入植者が厳しい冬を乗り越えられたことに感謝し、先住民族と共に秋の収穫を祝ったのがその起源とされています。現代の感謝祭では、宗教的な意味合いはかなり弱まっており、故郷に帰って親族や友人と集まる大切な家族行事として位置づけられています。

 多くの学生は連休中帰省しますが、帰省しない留学生向けに、シカゴ大学ではホームスティプログラムが提供されています(60年以上続いているそうです!)。これは、留学生がシカゴ郊外の家庭に4日間ホームスティしてホストファミリーと共に休暇を過ごし、アメリカの文化を体験するというものです。

 私はアイオワ州東部の小さな田舎町にホームスティしました。ホストファミリーの親族が一堂に会したThanksgiving dinnerでは、伝統的な料理である七面鳥とパンプキンパイを頂きました。丸焼きの七面鳥は迫力満点の大きさで、食べる際には電動ナイフで細かく切り分けてこれにグレービーソースを添えます。

<左下がパンプキンパイ、右上はスニッカーズを使ったパイ>


<七面鳥の丸焼き>

感謝祭の翌日の金曜日はBlack Fridayと呼ばれ、正式な休暇日ではないですが感謝祭と合わせて休暇になることが多く、小売店では大規模なセールが実施されます。

私が滞在したホストファミリーでは、Thanksgiving dinnerの後に大量の広告を順番に眺めてお目当ての商品を探し、Black Friday当日は朝早くに家を出て開店前から列に並びました。駐車場は空きスペースを探すのが困難なほど混雑しており、活気にあふれた店内では福袋のような商品も販売され、日本のお正月セールを彷彿させるような光景でした。

 そのほか、ホストファミリーが所有する馬に乗ったり、射撃場で実弾を使用して銃を撃ったり、クリスマスツリーの木を切りに行って(こちらでは本物の木を使うことが多いそうです)、一緒に飾り付けをしたりと、ブースの授業だけでは経験できないアメリカの田舎町の文化に触れ、大変有意義な楽しい時間を過ごすことができました。

<広大な敷地に植えられたたくさんのクリスマスツリーの木から、お気に入りを探して自分で伐採します>