Booth Japan Trip 2012 を終えて
(Part 1)
1年生のHMです。たった一週間のブレークを終え、春学期が始まりました。そして、その一週間のブレークはJapan Trip 2012にトリップリーダーの一人として参加してきました。以前Wさんもブログ(http://chicagoboothjapan.blog89.fc2.com/blog-entry-84.html)で触れましたが、今回はそれを終えて少し振り返ってみたいと思います。
終わった感想は、「楽しかったけど疲れたー、でも本当にやって良かったぁ」です。ありふれていますが、これに尽きます。また、特段トラブルもなく、すべてが順調でした。他のトリップリーダーの方々、参加者、Booth卒業生の旅行代理店、みんなに感謝です。ありがとうございました。また、何より、日本が大好き!とみんなが思ってTripを終えてくれたことは本当にやって良かった、と思います。将来出世するであろうビジネスマンの間に親日家が拡がったなんて考えると、長期的にもとても有意義な活動だと改めて思ったりもします。
さて、今回は参加者の上限を絞り、学生とパートナーで40人強が参加し、京都、広島、大阪(大阪と広島はどちらかのオプションで参加者が選ぶ)、箱根、東京を1週間で回りました。BoothのJapan TripはFunのみで、箱根ではイチゴ狩りが入るなど他のMBAスクールとはまた違ったものかと思います。しかし面白いことに、このイチゴ狩り、外人にはとても好評でした。旅行代理店曰く、毎年好評なようです。不思議ですね。
大変なことについて少し触れますと、まずは食事です。メンバーの中には、ベジタリアンやポークの食べられない方、アレルギー持ちの方などいて、食事には気を使います。ただ、それでもそれぞれ日本の食を楽しんでくれていたようで、この辺、日本の食の幅広さ奥深さを感じます。次に、東京築地市場ありつつの六本木夜遊びというハードなスケジュール。もちろんこの大変さ含めてみんなでわいわいと騒ぎながらのTripはとても良い思い出です。
具体的な話で築地について少し触れたいと思います。築地のマグロの競りは外国人観光客にもの凄い人気を誇っています。朝5時からで、入場制限は120人(60人+60人と二つのグループに)で、ほぼ毎回いっぱいとなり、僕らの行った日も5時前に当然締め切りになっていたようです。私は3時半に起きて、4時過ぎには築地についたところ、5人くらいしかまだ来ておらず、無事参加することができました。ただ、いくつかのMBAスクール(MIT, UCLA, Berkeley)が重なった日もあったようで、その時は参加できなかった人が多数だったようです。朝早く起きて参加できず、、、悲惨ですね。マグロの競りの後は、市場内で私のお気に入りの寿司屋大和に行ったのですが、みんながみんな感動していました。何人かは次の日の朝や日本発つ前にまた来るといって実際にまた行ったようです。なんだかこういうのはとっても嬉しかったりします。シカゴでも寿司は食べられますが、やはりあの新鮮でとろけるような大トロの上手さをリーズナブルに食べられるのはここ築地だけだと思います。私自身もとても行けて本当に良かったです。
とまー、自分自身も楽しみながらのJapan Tripを終えて、書くことはいくらでもあるのですが、今回はこの辺で。
(Part 2)
二年生のKHです。前回書き込みのHMさんと同様、春休みにトリップリーダーの一人としてJapan Trip 2012に参加してきたばかりなので、今回はそれについて書きたいと思います。トリップの詳細については、既にHMさんが説明されているので、ここではそれ以外について書いてみたいと思います。
今回、Japan Tripを引率して一番良かったと思うことは、日常のBooth生活では知り合うことが難しい学生たちと、「日本というネタ」を使って仲良くなれたことだと思います。ネットワーキング機会が満載のMBA生活とは言っても、一度授業や就職活動が始まると、自分と同じ興味対象を持つ学生以外と知り合う機会が限られてくるように思います。また、そういう機会があったとしても、共通の話題が少ないので会話もあまり長続きしません。また、自分と「同類」の学生同士であったとしても、話題は必然的に経済や金融、就職活動の話に偏りがちになる気がします。正直、たまに息が詰まります。
そんな中、学校や職場のことを完全に忘れ、童心に帰って将来のビジネスリーダーたちと一緒に時間を過ごせる機会は非常に貴重なものだと思います。実際、多くの学生が「他参加者との友情を深める」目的で当トリップに参加しているように感じました。そういう意味では、学校が始まる前に実施されるランダムウォーク旅行とも似ているのですが、今回は数少ない日本人トリップリーダーとして良くも悪くも頼りにされまくるので、必然的に多くの参加者と関わることになります。
HMさんも書かれたように、トリップ自体は大きなトラブルもなく、参加者には日本を大満喫してもらえたのかなと思います。当トリップを通じて、あらためて日本のコンテンツ力を実感することができました。個人的にいろいろと旅行をしてきて思うのですが、日本という国は他主要観光国と比べてもまったく引けを取らない国だと思います。マーケット風に言えば、観光という観点からは相当Undervalueされているように感じます。
これですべてを終わりにするのではなく、このトリップをきっかけに、将来のビジネスリーダーたちに少しでも日本を贔屓目に見てもらえるような仕組みをこれからもいろいろと考えていきたいと思います!
(Part 3)
二年生のWです。さて、連載のような形になってしまいますが、私も春休みにトリップリーダーの一人としてJapan Tripを引率してきたので、今回もそれについて書こうかと思います。大まかな感想は、前々回のHMさんの投稿及び前回のKHさんの投稿と同じです。本当に疲れたけど本当に楽しかったし、この旅行を通じていろいろな学生と友人になる貴重な機会を持てたと思います。これらの感想に加えて、以下のようなことをつらつらと思ったりしました。
>• 日本は観光資源という観点からは魅力的な国である
前回のKHさんの感想にも似ているのですが、日本は様々な観光資源を持った魅力的な国だと思いました。今回のトリップの参加者の興味は、日本の伝統文化(寺社仏閣、伝統芸能)、ナイトライフ(クラブ、カラオケ)、アニメ、食事、温泉、スポーツ等々、本当に多岐に渡っていたかと思います。そんな多様なニーズを満たせる国はあんまりないと思われますし、かつ安全だというのも大きな魅力の一つだと思います。もっと英語が広く通じれば(英語が話せる店員さん、英語メニュー、英語の説明)、観光という観点からは本当に申し分ないと思います。
>• 自分はそんな日本についてまともな知識を持っていない
とまぁ、日本は色々と見どころの多い国だなと思ったのですが、自分はそんな日本について参加者にまともに説明できる知識を持ち合わせていなかったのが痛いところです。今回のトリップでは、京都、広島(or大阪)、箱根、東京、鎌倉に行きました。旅行のなかでは、必然的に、訪問地のことから、ひいては(旅行とは全く関係のない)日本の政治・経済システムに至るまで参加者から色々な質問をされます。たとえば、厳島神社は何を祀っていてどのような点で重要な神社なのか?、能、狂言、歌舞伎の違いは何なのか?、という質問から、日本の首相は何ですぐに変わるのか?という質問まで。。。
これらに限らず、普段は日本人として当たり前に思っているようなことも質問されたりしたのですが、答えられないことがほとんどでした。こういうことって、実は小学校とか中学校で習っていた知識がほとんどだったりするので、小さい頃に学んだことってこういうときに重要になってくるんだなぁ、と実感したりもしました。また非日本人を日本に案内するときのために、ちゃんとした知識を入れておかないとと思っています。
このブログの読者は、MBA、そしてBoothに興味を持たれている日本人の方々がほとんどだと思います。MBA(願わくば、Booth!)に入学された暁には、是非、このJapan Tripのようなイベントに携わることを強くお勧めします。MBAのうちにしかできない貴重な体験ができるはずです!!