Chicago Booth Japan Club - シカゴブース 日本クラブ

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夏休みの過ごし方

1年生のWです。
この時期は、どこのMBA Schoolもそうですが、夏休みです。Boothの夏休みは、6月中旬から9月下旬(約13週間)までで、他校に比べて夏休みが遅く始まります。夏休みは、ほとんどの学生にとって、希望とする就職先でインターンをするとても大事な時期です。ただインターン以外にも、さまざまなことに取り組んでいる学生がいます。インターンを含め、以下がMBA学生の夏休みの過ごし方の例といったところでしょうか。「8-10週間程度のインターンを一つした後に、旅行など休暇を楽しむ」
就職活動も大事だけど、夏休みも楽しみたいという人は結構このような形で夏休みを過ごすようです。Boothの夏休みは、前述の通り他校に比べて始まるのがかなり遅いのでインターンの開始時期が最終試験の週と重なってしまうという人もいます。このような場合、教授が最終試験の日程を早めることで、問題なくインターンを始められるようにしてくれます。MBAだけあってインターンに対する学校側の理解とサポートはしっかりしています。学校からのサポートという意味では、Boothでは夏休み中もCareer Advisorがレジュメチェックをしてくれるなど、かなり手厚いサポートを受けられます。

「インターンを二つして、夏休みはインターン漬けにする」
人によっては二つ続けてインターンをするため全く夏休みがないという人もいます。インターンといっても、業界によっては週100時間のレベルでガリガリ仕事をしなければならないためこのようなインターンを二つやるのはすごく大変だと思います。

インターンシップ以外では、以下のようなことに取り組んでいる学生もいます。
「スタートアップ」
アントレ志望の学生は、夏休みを利用して起業の準備を進めるという人も多いようです。Boothでは、夏休み中もWeekendやEveningの学生向けに様々なネットワーキングイベントが催されており、またアントレ志望の学生を支援するPolsky CenterというBoothの組織も開いているので、夏休みでも学校側が十分な起業支援をしてくれます。

「夏学期の授業を取る」
Boothでは、夏学期もWeekendやEveningの学生向けに授業が開講されているので、他の学生がインターンをしている夏休みの時期に受講することで、より早い時期に卒業する、または他の学期の受講科目を減らして負担を軽減するということが可能になります。上述のアントレ志望の学生の中には、着々と起業準備をすると同時に、夏学期にいくつか授業を取るという人もいます。

「学校からのOpportunityを活用する」
インターンとは少し毛色が違いますが、Booth自体も夏休みに様々な機会を提供してくれます。たとえば、BoothのMarketing Research Centerである、Kilts CenterにおけるResearchの仕事や、教授の本の執筆の手伝いなどの興味深い仕事が学校側から公募されています。アカデミックの分野に興味があったり、普通のインターンとは少し違った経験をしたいと思っている学生にとってはとても貴重な機会だと思います。

このように、比較的自由の利く学生の身なので、各人のキャリア志向に応じて夏休みの過ごし方もそれぞれです。その志向に応じて学校側がさまざまなサポートをしてくれるのは大変ありがたく、ここは日本の学校とは大きく違う点だと思いますし、Boothはリクルーティングのサポートという点では本当に充実していると思います。

私は社費派遣でMBAに来ており、(残念ながら?)派遣元からインターンシップを禁じられているので、基本的に卒業後にガッツリ働くための充電期間としてゆっくりと過ごすと同時に、会計の教授のもとで少し勉強をさせてもらいつつ彼の手伝いをする予定です。社費派遣でMBAのスポンサーシップをもらっている学生の中でも極めて少数ですが、こうして私のようにゆっくり過ごしている学生もいたりします。