Chicago Booth Japan Club - シカゴブース 日本クラブ

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Class of 2019

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個別合格体験記
Bさん
Dさん
Gさん

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大学院や受験方法についての情報収集
インターネットでのリサーチ、学校主催イベント参加、Campus visit。

キャンパスビジットの実施時期や内容
2015年8月、2016年10月に行きました。前者は授業期間外だったため、あまり意味がなかった。。。

志望校の選択
US top 10

スクール、カウンセラーなどの活用
Ed Lee, Adam Markusを活用。過去実績・アドバイスの的確さ・及び信頼を理由に決定。2人のアドバイスがなければ結果は得られなかったと思います。

準備方法、苦労した点、工夫した点など
TOEFL・IELTS
TPOを数回回しました。

GMAT・GRE
OGをひたすら回し、何故回答が間違っているのか、を言えるぐらいまで勉強しました。

エッセー
Substance(logic, clarity)寄りの文章で、style(Vivid, descriptive writing)に慣れるのに苦労した。コンサルバックグラウンドのため、substance寄りの文章が好きですが、essayはstyleも求められます。

推薦状
事前に頼むことが大事です。

インタビュー
友人と練習しました。Essay執筆と模擬面接は同時並行で行うと効果的だと思います。

MBA受験にかかった費用
100万+

自己PR内容
大学時代の課外活動。

進学校の決め手
自分のキャリアゴールを達成するための機会が数多くある上、Cultural fitを感じた(flexibilityとpay-it-forward cultureが両方備わってるのは非常に魅力的でした)。

失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど
受験は1人で乗り越えるのは相当大変です。友人・受験仲間・家族のサポートも意外と大事です。また、受験では今の自分ではなく、これまでの経験と、今の自分の両方が試されます。受験が始まる前に合否に関わる要素の大半が決まっていると思いました(これまでの課外活動、GPA、留学前に勤めていた企業)。

一言メッセージ
受験は自分にとって不公平な要素があるということを受け入れた上で、自分のadvantageが何か、を考えるのが良いと思います。
人によって意見が分かれると思いますが、個人的には、合格は純粋な実力で決まるわけではなく、政治的な要素も絡んでいると感じました(社費、親、トップファーム出身者、性別、ナショナリティ、etc.)。
自分がコントロールできない色々な要素が合否に関わっている中、自分の優位性はどこにあるか、を考えるのが良いと思います。私の場合、自分の強み(徹底的に情報収集を行う、諦めず愚直に頑張る)と、課外活動を他の受験生より行ってたと思うので、それらを上手くアピールし、なんとか無事合格できました。
また、H/S/Wを目指す方は、こちらのサイトを参考にするのが良いと思います。
http://www.mbaapply.com/advice2.htm#hsw

 

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職務経験
米系投資銀行テクノロジー部門(3年)→米系投資銀行投資銀行本部(6年)

Why MBA?
複数の理由がありますが、本サイトをご覧になっている方にとって参考になる1つの理由として、「自分は人生において何をしたいのか?」という究極の問いに対して真摯に向き合いたかったという点が挙げられます。実際、MBAのアプリケーション・プロセス自体、自分の人生やキャリアについて再考する極めて重要な機会を提供してくれましたし、MBA留学中は自分が現時点で到達した回答仮説の検証を行い、軌道修正が必要であれば臨機応変に方向転換出来る時間・機会を確保したいと考えております。40代まで走り続けて「私の人生はこれで良かったのか?」と迷うことのないように、30代前半にこのプロセスを経る事が極めて重要だと考えておりました。

Preparation for MBA application
2015年年初 本格的にTOEFLの勉強を開始
2015年5月 TOEFL107点を獲得
2015年6月 GMATの勉強を開始
2015年9月 GMAT 650点(初受験)。意外と行けそうだと勘違いする
2015年9月 東海岸、シカゴをキャンパス・ビジット
2015年10月 2015年年末の出願を見送る
2016年8月 GMAT 690点獲得。エッセイの準備を開始
2016年9月 エッセイ開始(Interface)
2016年9月 西海岸、欧州をキャンパス・ビジット
2017年1月 Round2で全校出願、インタビュー練習開始(Interface、江戸義塾)
2017年2月 インタビュー
2017年3月 複数校より合格通知

大学院や受験方法についての情報収集
現役学生、アルムナイにとにかく会いました。全部で200人超会いました。学校の事に留まらず、今後のキャリアプランや人生プランまで、色んな方の人生計画をお聞きする事が出来、極めて有意義な経験でした。受験生という立場を利用すればどの学校の先輩にもコンタクト出来、且つ殆どの方が1対1での食事やコーヒーチャットも快諾してくれました。ここで知り合った方は、既に受験生・アルムナイ/在校生の関係を超越し、今では普通に飲みに行く友人になっています。これだけ優秀、且つ未来が楽しみが方々とネットワーキング出来、生の情報を収集出来る機会を活用しない理由はないと思います。説明会等のイベントに出席されていたアルムナイや在校生に後日個別連絡を実施し、お会いさせて頂いていました。また元同僚や友人でMBA留学経験者には別途個別に連絡をとりました。

キャンパスビジットの実施時期や内容
私は受験校は全校ビジットしているので、単純比較は出来ませんが、特にインタビューの段階で学校側はアプリカントのコミットメントを精査している印象を受けました(イールドを上げたいが故、合格を出しても来ないアプリカントに対しては簡単に合格を出さない)。当然インタビューでは「貴校が第1志望です!」と訴求する事になると思いますが、「何でビジットしなかったんですか?」と問われた際に、第1志望でどうしても行きたい学校に事前ビジットしない合理的な説明が見当たらないので、絶対に実施すべきだと思います。

志望校の選択
勤務先の上司より、トップ校でないとキャリアダウンになるとアドバイスされ、基本的には米国トップ校(M7)+欧州トップ2(LBSとINSEAD)の中からキャンパスビジットやアルムナイ・在校生との対話を通じて順位付けを実施しました。

スクール、カウンセラーなどの活用
スクールはYES,・E4TG・AGOS、カウンセラーはInterface・江戸義塾(インタビュー)を活用しました。

準備方法、苦労した点、工夫した点など
TOEFL・IELTS
Reading:
①英単語をとにかく暗記、②英文法の完全マスターの2つがReadingスコアアップの肝だと思います。後々気付いたのですが、リーディングで文意が捉えられない場合は、①意味が分からない単語が存在する、②文法構造が不明、の何れかのパターンが多く、GMAT用の文法レッスンをTOEFL勉強の段階から受講する等の対策が有意ではないかと感じました。具体的には①は旺文社3800のLevel4まで全て暗記し、知らない単語に遭遇した場合は仕事であろうと読書中であろうと自作単語帳に加えました。②は御徒町にあるYES吉井先生の英文法コースが超絶お薦めです。上記①、②のレベルが上がると自然と読むスピードも上がります。
Listening:
当初はガムシャラに量を聞いていたのですが、YES吉井先生のリスニングコースに行って価値観を一変させられました。ここで「大人のリスニングとは何か?」を徹底的に教えてもらえます。実力が乏しい段階で量を聞くのではなく、しっかりとした基礎を確立した上で量を聞く方が効用が高いと感じました。量の演習にはOGとTPOを使用しました。
Writing:
一旦テンプレートを暗記した上で、様々な問題パターンを演習するのが良いかと思います。私はJohn&JackというWeb通信添削サービスを利用しており、このテンプレートをベースにしておりました。Readingで言及した②の文法を一通り終えてからの方が効果は高いです。
Speaking:
出題される6種類の問題の形式を理解しつつ、Independent用の自分の回答ストーリーを8ストーリー程度用意し、演習を繰り返す事がスコアアップの近道かと思います。E4TGは総合的にサポートしてくれますのでお勧めです。
全体:
自然科学等、普段馴染みの薄い分野からの出題が多く、専門用語の暗記に加えて分野の基礎知識の習得が有用かと思います。あとはテストセンター毎に受験環境が全く異なるので、お茶の水や田町等、自分が受験し易い環境を選択すべきと感じました。

GMAT・GRE
全体:
正直ブラックボックスです。Official Guide(OG)と本番の問題は全く違うし、試験直前に受けたExam Packの点数と本番の点数の相関係数は極めて低いという印象です。従って、基礎勉強を終えた上で、複数回受験し、運良くスコアが出るのを待つというのがベストな方法かと思います。但し、Mathについては勉強した分点数が伸びるので本質的な学力向上を目指すという正攻法が効果的だと思います。私は仕事の関係上2015年9月からダラダラと2016年8月まで勉強してしまったので、文法ルール等暗記項目が相当程度存在する点に鑑みると、纏まった時間が取れるのであれば短期決戦に持ち込んだ方が望ましいかと思います。但し、最も重要なのは精神的タフネスかと思っています。何度受験しても700点に行かないとあたかも「自分はバカなんじゃないか?」と戦意喪失の誘惑に駆られますが、そもそもGMATは本質的な頭の良さを反映しているとは考え難いです。学歴も職歴も素晴らしく本当に優秀と思える人が650点だったり、正直あまり優秀とは思えない人が730点取ったりしています。従って、最後まで諦めずに受け続けるという事が肝要かと思います。
Verbal:
私はOGとExam Packをベースとしながら、SC、CRについては予備校の教材を適宜利用して補強しました。特にSCは正解の理由が不明解であるケースも存在し、予備校やOGの説明も必ずしも腹落ちするとも限りません。従って、自分なりのロジックを立てる事も肝要だと思います。私はYESの文法と解放パターンの復習を何度も繰り返しました。吉井先生から頂いたプリントも全て暗記し、ノートも何度も復習しました。CRはロジックのパターンを記憶し、どのパターンに該当するかを早急に判別し回答する演習を心掛けました。RCはTOEFLよりも難易度レベルが高いという印象を受け、英単語のブラッシュアップを行いました。SCとCRは1問あたりの制限時間を決めた上で時間内に回答する演習を行いました。
Math:
基本的にマスアカ(通販教材)とOGのみの対策でしたが、理系バックグラウンドなのでそんなに苦労しませんでした。どちらかというと質問の文意を取り違えない様に数学関連の英語表現に慣れる事が重要かと思います。これはマスアカでカバーされております。

エッセー
基本原則でありますが、可能な限り一般論ではなく学校スペシフィックな内容を訴求するよう心掛けました。

推薦状
会社の上司2人(1人はシニア、1人は中堅)に頼みましたが、非常にサポーティブで本当に感謝しております。当然、協力頂いた分、留学直前までしっかりと働き、ベストな形で引き継ぎを行う良い関係が築けました。

インタビュー
練習が全てだと思いました。また、インタビューワーの職業、バックグラウンド等に依って質問の内容、深度、切り口が全く異なる為、インタビューワーの特徴を事前に可能な限り調査し(例:江戸義塾で情報収集、LinkedInでプロフィール確認等)、想定される質問内容に対して回答出来るような準備を実施しました。また、想定外の質問が来た際にしっかりと対応出来るExpect unexpectedの精神は常に心掛けました。

自己PR内容
他のアプリカントと明らかに違う点を強調しました(例:7大陸最高峰チャレンジ中であり既に3峰を登頂している点、大学時代にレコード会社を設立した点、震災後にNPOを設立した点、アルムナイや在校生に相当数会った点等)。また、これらの経験をしっかりの自分のキャリア・ストーリーや大学とのフィットにリンクさせて訴求する事を心掛けました(単純に、こんなことをやった凄いだろう?では訴求力は限定的かと思料します)。逆に職業が米系投資銀行でM&A、ファイナンスというありふれたバックグラウンドだったので、これはあまり強調しませんでした。

進学校の決め手
ブランド力、ランキング、プログラムの内容、会った在校生/アルムナイの印象を総合し決定しました。

失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど
最も厳しかったのは投資銀行業務という職種上、勉強や出願準備に充当可能な時間が極めて限定的であり、先の予定が立て難いという点でした。通常午前3-4時まで勤務し、翌朝9時には出社するライフスタイルの中で、帰宅後、朝6時頃までTOEFLやGMATを勉強していました(座っていると寝るので立って勉強してました)。週末も仕事のない隙間を縫って受験準備に費やした為、友人とのソーシャルイベントや社内イベント(ゴルフ等)は相当程度制限していました。もし投資銀行業務とMBA出願準備の両立を検討されている方がいるのであれば、海外大学卒業でTOEFLが免除、学部生時代にGMATを取得済み等でない限り、相当な覚悟が必要です。外資系投資銀行には、一旦別の職種や部署に異動の上で出願準備をされる方も結構います。他方で、この極めて厳しい両立を成し遂げたという点は、どんな厳しい状況下においても結果を出すという点より、本当に自信に繋がりました。

一言メッセージ
MBAのアプリケーション・プロセス自体、自分の人生やキャリアについて再考する極めて重要な機会を提供してくれます。エッセイやインタビューのカウンセリング過程において、私は何度も何度も「自分は人生において何をしたいのか?」という究極の問いに対して真摯に向き合いました。30代前半にこのプロセスを経る事が出来、心から良かったと感じております。
また、MBAを通じて(国内での)ネットワークを広げたいと思われる方がいらっしゃると思いますが、実は究極の国内MBAネットワークはアプリケーション・プロセスの段階にあると言えます。誰もがTOEFL、GMATで苦しみ、答えのないEssayやInterviewで憂鬱な気分になり、明確な根拠なしに学校からRejectionを受け取るという、共通の経験をする中で、合格した暁には皆が同じ釜の飯を食った戦友となります。其々進学先は異なれど、ここで培った絆は強固であり、この先一生繋がっていくものであると確信しました。また、私は全校ビジットし、多数のアルムナイや在校生に会い、受験段階で相当程度個人的なリレーションを築いてきました。この繋がりも一生のものであると確信しており、数十年後これらの戦友や先駆者達が各界での頂点に上り詰めた時、とてつもなく面白い世界が訪れるのではないかとワクワクしてやみません。従いまして、受験段階から様々な人に会い、様々な価値観やキャリア・プランを聞くことを推奨します。

 

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職務経験

素材メーカーで8年(経理→人事→企画→営業)

Why MBA?

キャリア形成上、どこかで体系的に経営知識(特にMarketing)を学びたいと思っており、また海外での生活経験もしたいと思っていた為。

留学の目的や活動予定

派遣元企業を本当の意味で世界企業にする為に経営知識(特にMarketing)を学びたいと思っている。また、シカゴという立地を利用し米系メーカーとのネットワーキングをしたいと思っている。

留学後のビジョン

派遣元企業に戻り、日本国外での事業展開や戦略立案に携わりたいと思っている。

Preparation for MBA application

2016年2月 派遣元企業で留学候補生に選出される
2016年3月 AGOS通学開始
2016年4月 TOEFL初受験(86点)
2016年5月 第一子が産まれ、1ヶ月間全ての勉強がストップするが、TOEFLだけは受け続ける
2016年9月 TOEFL8回目で107点を獲得し、対策終了。GMAT初受験(610点)&エッセイ着手
2016年11月 GMAT3回目で730点を獲得し、対策終了
2016年11月~2017年1月 時期を分散しながら9校出願
2017年1月 キャンパスビジット(Boothを含むUS5校)
2017年1月~2月 インタビュー実施
2017年3月 全校の合否結果が揃い、Boothに進学決定

大学院や受験方法についての情報収集

学校説明会を使って概要を学びつつ、分からない点は各学校の日本人サイトから在校生の方にメールで質問した。特に志望度の高い学校については、個別にOB/OGの方と面談したりキャンパスビジットで在校生の方とCoffee Chatをしたりして、自身の持つイメージを検証し、フィット感を確認するようにした。

キャンパスビジットの実施時期や内容

2017年1月にキャンパスビジット(Boothを含むUS5校)を実施。出願後だった為、面接に向けてのネタ作りや学校調査の検証に用いた。ほぼ全ての学校において日本人在校生に事前コンタクトし、Coffee Chatの時間を設けてもらうようにした。選考における効果は不明だが、面接でビジットした時の印象や意見を話すことは熱意を伝えることにもなり、話としても盛り上がるので良いと感じた。

志望校の選択

US Top20を念頭に、カリキュラム・地域・フィット感を検証しながら選択。社費派遣であり最低1校は合格する必要がある為、現実的な合格可能性も加味して決定した。また、幼児を抱えての渡米となる為、家族にとっての住環境も気にするようにした。

スクール、カウンセラーなどの活用

スクール、カウンセラーともにAGOSのみ。AGOSは派遣元企業からの指定。特にFayeにはお世話になった。自分のバックグラウンドから強みを引き出し推敲する作業に寄り添ってくれ、感謝している。

準備方法、苦労した点、工夫した点など                    

 TOEFL・IELTS

目標を105点以上と設定し、計8回受験。

<Reading>

最初の段階から25点を取れていた為、①語彙の習得、②問題の型に慣れる、③タイムマネージメント、を意識して高得点圏を維持できるよう注力した。基本的にはAGOSの授業と単語帳のみ。

<Listening>

最も苦労し、且つ得点が安定しなかった科目。自分の場合は25点の壁をブレイクするのは本当に苦労した。有効だと思った勉強法は2倍速で練習すること。本番より速い速度で聞くことに慣れるとだいぶ余裕が出てくる(というか、インタビューや渡米後はこれくらいの速度についていけないと太刀打ちできない、と割り切って練習したほうが良いと思う)。また、メモ取りについては、自分はメモをたくさん取っているが、回答時に全く見ていないことにある時気づき、一切メモを取らないスタイルに変えた(その回でL29をマーク)。個々人のスタイルがあると思うので色々な方法を試すと良いと思う。

<Speaking>

予備校の他、Skypeでの英会話レッスンを活用(1~2回/週くらい)。①ボイスレコーダーでの録音、②テンプレート習熟、③TPOでの練習、の順に進めた。お勧めは①。とんでもなく声が平坦だったり、Filler Words(え~、あ~等)が多かったりしてびっくりする。自分の場合はTask1、2を録音し、どんなに恥ずかしい音声でもAGOS講師に送付して添削してもらった。

<Writing>

Integratedは①テンプレートの暗記、②Listening力の強化、③文法ミスの削減、をすれば5(満点)を狙える。結局、Listening力が効いてくるテストだと感じた。Independentは4(Good)は狙えるが5(満点)はかなり難しいという印象。自分の場合、まず4を安定して取る為にCBT/PBT時代のQuestion Type185問全てについてアイデア出しを実施した。これを行うことで本番に手が動かなくなるという事態はなくなった。4→5への分かれ目は正直良く分からなかったが、自分は高度な表現を用いてミスすることが怖かった為、字数で機械のグレーダーに好印象を与えるようにした(400Words程度書いた)。

GMAT・GRE

目標を700点以上と設定し、計3回受験。

<Verbal>

とても苦戦した。というか、今でも完全に攻略できた気がしないセクション。①語彙はGMAT用の単語帳を購入し暗記した。TOEFLにはあまり出てこない単語・難易度の高い単語も多く含まれているので、時間に余裕があれば是非お勧めする(結局最後は英語読解力の勝負)。②問題の型は、AGOSの中山先生に習い、確実にパターン習得した。自分はミス帳を作ってカテゴリー別に間違えやすいポイントを意識するようにした。似たような問題が繰り返し出るテストなので、問題集(過去問)をひたすら繰り返し演習した。③タイムマネージメントはGMAT Prepで感覚を養った。RCのうち1パッセージは「捨て問」にしても35点取れると言われるが、自分の場合、39点取ったテストでは全パッセージ均等に時間をかけて解いた。

<Math>

良く言われることだが、問題集を繰り返し解くことを勧める。AGOSの問題集でも過去問でもマスアカでも何でも良い。自分は過去問のPS・DS問題を二巡し、一回でも間違えた問題を三巡・四巡と繰り返し解いた。タイムマネージメントは75分で37問なので、単純に均等割りし1問あたり2分で解くように練習した。

<IR・AWA>

AGOSの授業のみ。そんなに力を入れなくても良い。

エッセー

8年のキャリアで4つのFunctionを経験しており、ネタとして特に不自由することはなかったが、学校ごとに可能な限りSpecificな内容にし、且つ字数の中で収まりが良くなるよう(=コピー&ペーストにならないよう)推敲を重ねた。また派遣元企業のMBAホルダーに原稿を見てもらい意見をもらうようにした。

推薦状

直属の上司と取引先の課長にお願いした。直属の上司の場合は日本語で執筆いただき翻訳するという手順だった為、スケジュールに余裕を持って依頼するように工夫した。また、出願校が9校と多かった為、質問を大括りでまとめて、可能な限り推薦者の方に重複作業の負荷をかけないようにした。

インタビュー    

質問については、Clear Admitで受験校の過去1年分の記録をチェックしリスト化した。また、事前にインタビュアーの名前が通知されることが殆どなので、LinkedInでプロフィールを確認した。年齢、出身校、キャリア、人によっては顔写真も分かり、本番をイメージアップするのに役立った。自分はインタビュアーによって回答を変えることはしなかったが、最後の「Any Q?」は多少アドリブを加えた。練習に関してはAGOSのカウンセラーとMock Interviewを重ねた。実際には、1月からインタビューが断続的に入ってきた為、都度議事録を残して上手く答えられた質問、苦戦した質問を棚卸しして次に改善できるようにした。志望度の高い学校を後半にスケジューリングできると良いと思う。

MBA受験にかかった費用               

キャンパスビジットで30万円程度+自宅学習用の教材費で10万円程度。その他は派遣元企業が負担。

自己PR内容                     

仕事に関しては、PMIやBtoBブランド立ち上げ等のプロジェクトでリーダーシップを発揮してきたこと。特にメーカーの特性上、社外にインパクトを与える為には社内のリソースを適切に用いることが不可欠なので、組織マネジメント力をPRできるように努めた。私事に関しては、障がい者を親に持ち、自身もそのコミュニティに深く関与してきた経験から、多様な文化・人を包容することができるOpen-mind・Matureな人物であることを伝えた。

進学校の決め手                 

カリキュラム選択の自由さ、学校文化のフィット感、ランキング、住環境。早い段階からBoothには強い魅力を感じていた為、合格できて感無量である。

失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど                 

準備期間が短く、使える時間が限られていた為、受験校を早めに(8月頃に)決めて個別対策を取るようにしたが、今から思うと受験校を絞るのはGMAT後でも良かったと思う。早めに決めた為に他の学校を殆ど見ていなかったが、GMATで良い点数が出た為急遽学校を追加するという奇妙な変遷を辿ってしまった。結果的にその学校はいずれも不合格だったが、学校調査が不十分だった(故に面接でインパクトを出せなかった)ことも一因にあるように思う。

一言メッセージ                 

社費の方は金銭面の心配がない一方、準備期間が短かったり、受験校に際し派遣元企業の指定(地域やMBA年数等)が入ったりといった別の制約があることが殆どだと思うので、巷に溢れているランキングはあまり気にせず自身の価値観に従って準備することが大事と思う(私費の方の場合は、就職先を探す関係上、ランキングは一考すべき要素と思う)。受験プロセスは大変だが、自身をストレッチさせキャリアプランを描く良い機会になったと思うし、合格後に家族や同僚が自分以上に喜んでくれたことは大変嬉しい思い出である。それぞれの夢を掴めるように頑張ってください!