Chicago Booth Japan Club - シカゴブース 日本クラブ

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Class of 2011

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個別合格体験記
Aさん
Bさん

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Why MBA?

1)    体系的に業務関係の知識(ファイナンス、会計、経済等)を学びたかった。

2)    グローバルな業務に携わりたかったので、そのためのステップアップとして、英語を利用して様々なバックグラウンドの人間とコミュニケーションする経験、力を得たかった。

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TOEFL

TOEFLは運よく初めて早い段階でスコアが出ました。市販のテキストを何冊か買ってきて勉強しました。個人的には手ごたえと結果が反比例するような感じがしました。

GMAT

この試験はかなり精神的に追い込まれました。1回目で680点とって終了させよう、とカウンセラーに言われ、その勢いで勉強していったのですが、Mathで得点が出ず、660点(V:34,M:46)となり、意気消沈しました。その後、2回目は入念にMath対策したため、Mathは50だったのですが、Verbalが大きく下がり、650点と前回より悪くなってしまい、全く思うようにいかず、さらに意気消沈しました。3回目で700点には届きませんでしたが、690点出たので、カウンセラーに相談しこれで十分と判断し、終了しました。

大丈夫な方は大丈夫なのですが、苦戦する方は苦戦すると思います。個人的には予備校などで、経験豊富な講師からテクニックをしっかりと学んで、それに忠実に勉強するのが一番だと思います。それから、Mathも油断せずに入念に対策した方がいいです。なお、講座は会社や同僚の紹介で、渋谷の大手予備校を利用しました。

Essay

① Essay/カウンセラー
GMATと同じ渋谷の大手予備校の外国人カウンセラーを利用しました。カウンセラーは、有名だから、とかではなく、お互いの相性や相手を信頼できるかがとても重要だと思います。私のカウンセラーは意見を押し付けるようなことは一切なく、対等な目線、気さくな感じで、私をモチベートするのが上手でした。また、経験豊富で、ダメなものにはきちんと理由を説明した上ではっきりとダメ出ししてくるのも好感が持てました。また、同校の日本人カウンセラーの方も逐次、受験活動の相談させていただきました。

なお、私の志望していた学校のエッセーはテーマやスタイルが自由なものがいくつかあったので、これらでいかに自分を差別化するかを考え、一校ずつ時間をかけて丁寧に仕上げていく感じにしました。

② 推薦状

会社の部長といろいろな案件でコワークしたバンカーの方にお願いしました。部長には、私が会社や部にどう貢献したか?どう成長したか?という観点で、バンカーの方には、私がその方の仕事や担当顧客にどう貢献したか?という点で書いていただきました。

Interview

エッセイ・カウンセラーがインタビューも面倒をみてくれましたが、練習はむしろ自分のことを知らない人の方がいいということで、別の外国人カウンセラーとやりました。英語での面接などほとんど経験がないので、何回も練習しました。

なお、インタビューを現地でやるか、国内でやるかで頭を悩まされる方は多いと思います。自分もシカゴは現地で面接したかったのですが、仕事の関係などもあり、いろいろ悩んだ結果、東京にてやることにしました。米国まで行くとなると、相当時間をとられますし、そうすると仕事や受験活動にも相当影響が出てきます。私は時差ボケに弱くそれも、現地面接のリスク要因でした。東京での面接は、いつも通り仕事して、5時過ぎに会社を抜けて、面接場所に向かい、早めについて一息つき、平常心で面接に臨み、終わったらまた会社に戻ってきて、残った仕事を片付けることができるという気軽さで、自分にとっては良い選択だったと思います。その後、キャンパスビジットした時は、シカゴに関しては結果を待つのみ、という状況だったので、落ち着いた気分で学校を見学することができました。

MBA受験総括

正直、先の見えないトンネルをひたすら走っているようで辛かったです。会社派遣の場合、会社の理解が得られるのは非常に有難いことですが、その反面で周囲の期待に応えないとというプレッシャーをいつも強く感じていました。ただ、いつからか、頑張ってダメだったら仕方がないと(良い意味で)開き直れるようになりました。長い戦いですが、一度決心が固まったら、あまり強気にも弱気にもならず、淡々とやるのがよいと思います。なお、効率を上げるには、気分転換を上手く図るのも大事だと思います。

 

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Why MBA?

前職での経験から、ビジネスを通じて途上国の開発に関わりたいと思った。そのため、

1)ファイナンスなど自分に不足しているスキルを補う

2)グローバルなチームでのリーダーシップを学ぶ

3)関連する業界でのネットワークを広げる

機会を検討し、MBAが一番良さそうに感じ、受験を決めました。

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TOEFL

TOEFLに関しては、(1)スピーキング対策、(2)特殊なトピックへの慣れ、(3)試験環境の慣れ、が特にポイントになると思います。ノンネイティブにとっては、特にスピーキングでハイスコアを出すのが極めて困難なので、100点台後半を出したい場合は、他のセクションで満点を狙うつもりで受ける必要があると思います。

(1) スピーキング:スピーキングは、各問毎に出題のパターンが決まっているので、まずはどういった問題が出るかを把握し、回答のパターンを作りました。特に、結論を後回しにする日本語の文章構成ではなく、英語の文章構成に慣れる必要がありました。あとはひたすら演習。数冊出ているスピーキング問題集を何度か解き、録音して、クリアで無い箇所を確認するようにしていました。結果としては最高でも20点前後までしか取ることが出来ませんでした。これ以上スコアを上げるためには、オンラインの英会話学校や予備校等で文章構成・発音の個別指導を受ける必要があると思います。

(2) 特殊トピック(理工系等):リーディング、リスニング対策としては、Podcastや英語雑誌等で英語を聞いたり、文章を読んだりする習慣をつけるようにしていました。ただし、それだけでは特に理工系等の特殊なトピックの論旨が分からないことがあるので、単語帳や問題集を使って補完しました。

(3) 試験環境:リーディングでコンピューターの画面を見続けるのも、スピーキングでマイクに向かって話し続けるのも非常に苦痛な作業でした。これに関しては、慣れしかないと思います。会場によって雰囲気の違いもあるので、出来るだけはやく予約をし、自分の好きな会場で受けるというのも非常に重要なのではないかと思います。

iBTは、英語の知識ではなく使える英語の能力を見る試験なので、必然的に独学で出来る準備が非常に限られてしまいます。ネイティブのサポートを得られる環境を作るのがスコアアップの最大の秘訣だと思います。

GMAT

GMATは自学でGMACの出している問題集を約1ヶ月程度勉強し、680点が出たのですが、その後さらに勉強して受験したにも関わらずそれ以上の点数を取ることが出来ませんでした。従ってこれから受験する方に役立つアドバイスはほとんど無いのですが、振り返って、GMATは若干特殊度の高い試験なので、集中的な事前勉強が有効であるように思います。周りの受験生の話を聞く限りでも、エッセイを書きながらGMATを受けるのはあまり効果的では無さそうです。また、受験時間も長いので、当日の体力・精神力(+運)にもかなり左右されます。午前中に仕事をして午後試験を受けたこともありましたが、全く意味がありませんでした。

Essay

① Essay/カウンセラー

2008年9月より、江戸義塾のEdにカウンセリングをお願いをしていました。彼の文章は非常に分かりやすく、またレスポンスも早いので、特にアプリケーション提出前には助かりました。但し、基本的にスケジュール管理は自分でしなけばならないので、多少なりとも強制的に受験準備をする環境を作りたい方には向いていないと思います。私はとにかく文章を書いて見てもらう、というアプローチでしたが、エッセイ作成の前段階でしっかりカウンセリングしてもらうほうが結果として近道になると思います。

どの学校のエッセイも500words – 1000wordsと大して長くはないですが、自分のキャリア・アスピレーションを整理して説明できるようになるには時間がかかります。また、英語の文章を書く習慣が無い場合は(私もそうでしたが)、表現力、文章構成能力をエッセイを書きながらつけていく必要があります。基本的に、こういった準備は短期間で集中的に出来るものではないと思います。私の場合は、1st Roundから受験を始めていましたので、結果的に2nd Roundの段階までにMBA合格に必要なレベルになりましたが、少なくとも4ヶ月以上の準備期間は見積もったほうが良いと思います。

② 推薦状

出向先の上司、出向元の上司にお願いしました。基本的にカタい組織でMBA受験に向けた推薦文を書いたことのある上司が全くおらず、とにかく私の受験に賛成してくれそうな方にお願いしました。そういった経緯から、推薦状の作成にあたってもカウンセラーにかなり頻繁に相談しました。

Interview

カウンセラーから貰った質問に対する回答を箇条書きで作成し、友人(ノンネイティブの日本人)と電話で練習、週に1~2回カウンセラーと練習といった感じで、エッセー終了後1週間くらいから取り組みました。話をいかに構成するかが特に重要なのと、練習に関しては英語が上手くない人でもとにかく話し相手がいたほうが良いと思います。シカゴのインタビューはアルムナイと東京で行いました。

MBA受験総括

MBA受験にかけていた1年は今振り返っても非常に苦しい1年でしたし、色々な工夫が必要となりました。

(1)ネットワークを作り、正しい情報を早く収集する:基本的にMBA受験は日本の大学受験とは異なり、「こうすれば受かる」という情報が手に入りにくく、また、受験準備のキーとなるポイントもアプリカントの職歴等によってかなり違ってきます。私の勤めていた組織では、MBA合格者が過去10年以上おらず、特に情報収集には苦労しました。予備校の講師のみならず、出来るかぎりアルムナイや受験生とのネットワークを作って情報収集をすることで、断片的な情報(学校について、スケジューリングについて、エッセイ準備について、etc)がようやく集まってくる感じでした。

(2)計画を立てて時間を確保する:受験準備にかける時間の確保は極めて困難です。私の場合も受験準備をしていた時期に、いくつか大きな仕事が入ってきて、時間的にも精神的にも厳しかったです。通勤時間や昼休み、仕事のアイドルタイムなどとにかくすべての空いた時間を受験準備に注いでいました。また、上でも述べたようにエッセーには時間をかけたほうが良いです。英語の試験に追われてエッセーに力を入れられない、というハマリパターンを避けるように長期計画を立てたほうが良いと思います。

(3)腹をくくる(オカネをかける):カウンセリングやキャンパスビジットなど、MBA受験には結構な投資が必要になる上、失敗すると元手を全く取り返せません。また、私費の場合社内での立ち回りも難しくなります。しかしながら、こういったリスクに怯えて中途半端な準備しか出来ないと、好ましい結果は出ませんし、かえって準備が非効率的になります。MBAを受けるのであれば、自分の持つカネ、時間、ネットワークを総動員する覚悟で腹をくくったほうが良いでしょう。

こうして行くことの出来たMBAでの2年間は、本当に充実したものでしたし、まさに、life changing experienceでした。受験準備は非常に辛いですが、それだけのものを賭ける価値のある2年間だと思います。